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報酬の二重取り?!東海3県の一部事務組合は8割が地方議員兼職

今日は、議案質疑の通告やら、役所の各担当課への聞き取りやらで忙しく、夜になるまで新聞をゆっくり読む暇がなかったのですが。
なんと!
今日の中日新聞は、一部事務組合議会の記事を一面に掲載。
おまけに、東郷町議会の例や議長のコメントまで載っていて、びっくりしました。

以下に、中日新聞の記事の抜粋を転載します。

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8割が地方議員兼職 東海3県の「一部事務組合」
◆報酬最高年43万円 二重取り批判も

 中日新聞社は、東海3県の「一部事務組合」計123団体に調査票を送り、組合議会の開催状況や組合議員の報酬を調べた。全1508議員のうち、8割に当たる1206人が県議か市町村議の兼職だった。3県の全県議・市町村議定数(2756人)からみると、議員の半数近くが一部事務組合の議員を兼ねている計算。1人で複数の組合議員を兼職する例もある。県や市町村で支給される報酬との「二重取り」批判も浮上しそうだ。
 123団体は愛知50、三重32、岐阜41。組合議員の選出は、それぞれ規約で定めており、市町村議のほかは県議や市町村長、市町村職員、消防団長、有識者ら。首長にあたる「管理者」はいずれも市町村長か知事だった。
 報酬は年額制が多く、最も安い岐阜県地方競馬組合と大垣消防組合の年1000円から、名古屋港管理組合の年43万円まで幅広い。年額別では1万円未満16%▽1万~5万円未満45%▽5万~10万円未満12%▽10万円以上2%だった。「それぞれの市や町で議員報酬をもらっている」(岐阜県大垣市・安八町東安中学校組合)などの理由で、報酬を支払っていない組合は10%に当たる12にとどまった。
 定例会の開催は年2、3日から4、5日程度。年1日だけもあり「仕事のわりに高額」との批判も出そう。勤務実態に適しているともいえる日額制は15%の19議会(愛知5、三重4、岐阜10)だけ。一方、管理者は「知事や市長の職務の一部」として、半数近い58組合が無報酬だった。

【一部事務組合】
 消防、ごみ処理、水道や学校など、行政サービスの一部を、複数の自治体で運営するための組織。競馬、競輪などの公営ギャンブルや港湾を管理するための組合もある。特別地方公共団体に分類され、運営を監視するため議会が設けられている。議員の決め方は組合ごとに規約で定められ、自治体議会内の選挙や構成する自治体の首長の推薦などがある。

「兼務」報酬 勤務実態に見合う?
「妥当」「本来業務で不要」

 消防やごみ処理など広域的な行政サービスをするために複数の自治体で構成する「一部事務組合」で、組合議員の8割が、県議や市長村議が兼ねている実態が浮き彫りになった。二重取り批判もある報酬額は、勤務実態に比して果たして見合っているのか。報酬廃止や組合合併など見直し論議も起き始めている。

 愛知県東郷町議会の定数は20人。尾三消防、尾三衛生、日東衛生、尾張農業共済、愛知中部水道企業団の5組合に、延べ18人の議員を出している。議長と副議長は、尾三消防、尾三衛生、日東衛生の3組合の議員を兼ねる決まりになっている。さらに2議員が2つの組合議員を兼ねている。
 東郷町の議員報酬は月額で、議長35万8000円、副議長28万8000円、議員26万円。一方の一部事務組合は、尾張農業の日額7200円以外はいずれも年4万5000円。議長と副議長は3組合に属するため、13万5000円を手にする。主な仕事は定例会に臨時会も加えた年5日ほどの議会出席。尾三消防によると、一般質問に数人が登壇し長くても2時間程度で終わる。
 菱川和英・東郷町議長は「一組合で年間4万5000円の報酬は、日当に直せば小額では。組合議会の仕事は本来、町政に含まれるかもしれないが、交通費や参考図書代は自腹。組合議会の拘束時間を考えれば、報酬は妥当だと思う。二重取りという批判は当たらない」と反論する。

       ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 愛知県尾張東部衛生組合議員を務める原田秀俊・長久手町議は、今年10月の組合議会で、議員報酬(年7万8300円)の廃止案を提出した。
 「議会は年4日。車で行ける距離だし、電車代もかからない。市や町議員からしか議員が選ばれない組合機会は、市町の本来の業務の一環。町から議員報酬(月額29万8000円)をもらっているのだから、組合が報酬を出さなくてもいいはずだ」と主張。しかし、賛成者は15議員中3人のみで、否決された。

(中日新聞/2010年12月2日 朝刊)
-----------------------(ここから引用です)------------------------

わたしは一部事務組合の日東衛生議会の議員も兼務していましたが、議会の状況はといえば、一般質問をする議員はほとんどなく、議案質疑も2〜3人ほどが行うだけ。
年に4回行われる議会は、いつも1時間ほどで終了していました。

これで、年間4万5000円の報酬ということは、
年に4日の議会ですから、日額にすれば、1日約1万。
議会に出席して拘束される時間で考えれば、実態は、時給が約1万円というところ。

もちろん、議案の精読やら、質疑の通告、下調べなどはしなければなりませんが、これは町議会議員の仕事として行うべき部分も重なっていますので、地方議員が兼務するのであれば、無報酬でも問題ないと思います。

わたしが一番疑問に思っていたのは
一部事務組合の議会は、なぜ地方議員が兼務しなければならないか、ということです。
中日新聞の記事を読むと、2割は議員でない人が行っているようですから、市民から一部事務組合の議員を公募したり、学識経験者を入れるという形をとってもいいのではと思います。

地方議員が兼務するのであれば、一部事務組合の報酬は無料に。
一般の人が一部事務組合の議員になるのであれば、日額制にするのがいいと思います。

新聞のコメントでは、菱川東郷町議長は、「組合を合併させて数を減らすべきかもしれない。消防、衛生組合を1つにして広域連合ができないか、町議会でも検討を始めた」と述べられたようです。

そんな検討をしているとは、初耳!ですが、
(議会全体で検討はしていないのですが、東郷町の共産党議員から、組合合併の提案はされていました)
これを機会に、一部事務組合議員について、議会で議論を深められたらと思います。

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