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議員の仕事は選挙活動?!〜迷走する議会活性化委員会

東郷町議会の活性化をめざして、特別委員会として立ち上げられたはずの「議会活性化特別委員会」。
今日の午前9時から11時半まで、委員会が開かれたので行ってきたのですが。
(わたしは委員外議員として、参加)
議会の活性化にはほど遠い議論に、がっかりして帰ってきました。

そもそも、議会活性化特別委員会は議会の委員会であり、議員の公務であるのに、欠席や遅刻が目立ちすぎ。
前回(6/25)は、星野議員と石川道広議員が遅刻、山田議員と近藤秀樹議員が欠席。
(前回の委員会内容については、「東郷町議会の改革はすすむか」を参照のこと)
今日(8/10)は、遅刻はいなかったものの、山田議員、星野議員、近藤秀樹議員が欠席。
(山田議員は葬儀、星野議員は墓参り、近藤秀樹議員は病欠とのこと)
なんらかの事情で欠席することはしかたがありませんが、委員外議員として毎回参加しても、発言することすら認められないわたしから見れば、「出られないなら、別の人と交代しては?」と思ってしまいます。

さて、肝心の今日話し合われた内容ですが

委員会で結論がでたのは、
次の選挙で議員が16人になったら
○常任委員会は2つにし、任期は1年とする。(委員の再任は妨げない)
○予算・決算委員会は全員が委員となる。(委員長は副議長とする)
○議会運営委員会の構成は、人数は6人。常任委員会の委員長は職務として入り、残り4人の委員は、現在のように本会議の選挙で選ぶのではなく、全体会議の席で協議して決める。
○議会だよりは委員8人とし、任期は2年。議員全員が2年間は議会だより編集特別委員会に所属することとする(ただし、議長は委員会の職務を免除する)
○政務調査費は「結論に至らず」
○一部事務組合、議長、副議長は2年任期とする
の以上、6点。

上記の話し合いの中で気になったのは、予算・決算委員会の開示方法についての議論。
まず、予算・決算委員会を行う場所として、全員協議会室か議場かが話し合われたのですが、議会活性化委員会の研修で、「予算・決算委員会は本会議場で行っている」という幸田町の先進事例を学んできたのに、議場で行うメリットをおさえた話し合いは皆無。
予算・決算委員会を住民が自由に傍聴できるようにするためには、傍聴席がきちんと作られた議場で行う方が適しているはず。また将来、インターネット中継するためにも、ビデオカメラが設置された議場で行う方が経費がかからないと思います。
ですが、こうしたメリットを指摘する委員はおらず、全員協議会室で行うこととされました。

もっと問題なのは、予算・決算委員会の記録を、要点筆記のみとし、テープはとっても公開しないとした点です。
東郷町の情報公開条例に、テープでの公開は明記されています。
議会での議論や質疑も、すべてテープに録音し、それを保存して「情報公開の要求」があった時には、公開しないといけないはずです。
それなのに
「テープの貸し出しは良くない」
「一部分の発言だけダビングしてばらまかれたら、どうする」
という話し合いが「議会活性化委員会」でされるというのが、いまの東郷町議会です。
東郷町の中で、一番、情報公開が遅れているのは、議会

こうした姿勢が最も顕わになったのが
わたし(山下)が議会活性化のために提案した「議会基本条例の制定」と「議会への住民参加を積極的にすすめるために」という協議事項について、話し合われた時です。

議会基本条例については
「選挙の年だから、厳しい。そんなことをやっている暇はない」
という意見で、制定していくかどうかの話し合いにすら至らず。

住民参加をすすめるための提案については
一番、実現が簡単そうな、わたしの提案
「議会に傍聴に来た住民が議論の内容を把握できるよう、議員に配布されている資料は事前に町のホームページに掲載し、議会の傍聴者が希望した場合は配布する(現在のように「持ち出し禁止」でなく、持ち帰ることを認める)。」
というものに対してでさえ
「持ち帰ることを認めたら、何部用意したらいいんだ? そんな大変なことはできない」
「住民が申し込んだら、議員と同じ資料を手に入れる手段があってもいいのでは?」
「一般の人は、審議しないんだから、いらないだろう」
「議会で結論が出ていないものを、住民に公表する必要はない」
という、情報公開に非常に後ろ向きな話し合いに終始。

東郷町のことを決めるのは、選ばれた議員だ。住民には決まるまで何も知らせなくていい
という主旨の発言をずっと続けておられたのが、議会の議長であるというところに、いまの東郷町の不幸な現状があると思いました。

わたしが議会活性化特別委員会に出した提案は、残念ながら、
「議会活性化委員会で検討する予定のものとは、内容的に違いすぎる」
「議会活性化委員会で話し合ってくれ、と言われても、もうすぐ町長選挙もあるし、来年の2月には県知事選挙、4月には自分たちの選挙があって、それどころではない。今年やれると思えない」
という意見で、まともに検討すらされずに終わりました。

それにしても
選挙で忙しくて、そんなことを話し合っている暇はない
というのは、どういうことなのでしょう?
議員の仕事は、選挙活動なのでしょうか?

もちろん、選挙で選ばれなければ、議員としての仕事ができないのは自明の理ですが
まだ任期が終わるまでに、8、9、10、11、12、1、2、3月と、8ヶ月あります。
8ヶ月もの間、本来の仕事(議会基本条例の制定や、議会を住民に開かれたものにしていくために、どうすべきかを考え、検討すること)は行わず、選挙にかまけているつもりでしょうか。

わたしは、議員の仕事は選挙活動ではないと思います。
もうすぐ、東郷町の町長選がありますが、上記の信念から、どちらの候補の応援活動も行いません。
本来の議員の仕事をしていきたいと思います。

 

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議会報告」カテゴリの記事

コメント

議員活動お疲れ様です。山下議員の孤軍奮闘振りが目に浮かぶようです。
とにかく、今の地方議会の議員の大部分は、むかしながらの「要請受付型」が多いように思います。私は茨城在住ですが、先日自分の町の議会を傍聴して愕然としました。ただ、だらだら自分の地域の住民からの要請を質問する議員。きちんと答弁できない町長。それを鼻で笑っている行政側。ほんとにひどかったです。できれば若い人がまとまって立候補して議会をひっくり返すくらいのことがない限り改革などできないと思いました。これからは、積極的に議員立法がだせて、改革意識の高い人が議員にならんとだめですね。
「本来の議員の仕事をしていきたいと思います」応援します。がんばってくださいね。

投稿: 南からの使者 | 2010年8月24日 (火) 12時32分

南からの使者 さま

コメントいただきまして、ありがとうございます。
応援コメントを読んで、パワーをいただいた思いです。

地方分権が進む中、地方議員も従来の陳情型議員では、これからの地方自治に対応していけないと感じています。

でも、今いる議員を選んだのは、まぎれもない住民です。
「知り合いに頼まれたから」
「地区代表として」
という理由で、議員を投票している限り、「要請受付型」の議員は減りませんし、議会改革も進みません。

みなが意識改革していかなくては、いけないのでしょうね。

応援ありがとうございました。
任期終了まで、せいいっぱい、頑張ります!

投稿: 山下りつこ | 2010年8月24日 (火) 23時54分

おはようございます。
昨日のコメント中、要請としましたが正しくは請願・陳情型とすべきでした。
訂正します。

議会のネット中継の陳情出してみようかなと思っています。
多くの町民が議会を傍聴できれば、改革の1歩になるかなと・・

では、失礼いたします。

投稿: 南からの使者 | 2010年8月25日 (水) 08時44分

南からの使者 さま

コメントありがとうございます。

議会のネット中継の陳情、いいですね!
市民から声を上げていくことが大切だと思います。

鶴ヶ島市議会では、議会の傍聴で、「録音、ビデオ撮影、写真撮影を許可」したそうです。
撮影自由としたことで、傍聴者がネットで議会の様子を中継するようになり、議会でもユーストリームを使ったネット中継を行うことになったとか。

多くの町民に議会での様子が見られているということになれば、議員も変わらざるを得ないと思います。
改革の第一歩、応援しています!

投稿: 山下りつこ | 2010年8月27日 (金) 23時11分

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