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孤独死を身近に感じる高齢者が42.9%に〜すすむ「無縁社会」

内閣府が2日、「高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査」結果を発表しました。
それによると、誰にも看取られることなく、亡くなった後に発見される「孤独死」を身近に感じるという高齢者が、42.9%という高い割合となっています。

以下に、記事を転載します。
47NEWS  http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040201000680.html

--------------------------(ここから引用です)------------------------

4割超「孤独死は身近」と感じる 内閣府の高齢者意識調査
内閣府が2日発表した「高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査」によると、誰にもみとられず亡くなった後に発見される「孤独死」について、60歳以上の高齢者の43%が「身近な問題」と感じていることが分かった。

世帯類型別では、独り暮らしの65%が身近と回答、夫婦2人暮らしでも44%が身近だとした。
大都市に住んでいる人ほど孤独死を心配する傾向が強く、東京23区と政令指定都市に住む人で47%に上った。
人口10万人未満の市では39%だった。

調査は昨年10~11月、、高齢者と地域社会とのつながりを把握する目的で初めて実施。
60歳以上の男女5千人が対象で有効回答率は70%だった。

孤独死を身近に感じる理由は「独り暮らし」(30%)が最も多く、「近所付き合いが少ない」(26%)、「家族、親せきと付き合いがない」(11%)と続いた。

また、内閣府が併せて発表した「高齢者の日常生活に関する意識調査」では、将来の日常生活に不安を感じる人が72%と、5年前の前回調査より4ポイント上昇。

2010/04/02 18:05 【共同通信】
------------------------(引用ここまでです)-------------------------

孤独死の問題については、厚生労働省も「高齢者等が一人でも安心して暮らせるコミュニティづくり推進会議」を立ち上げて検討し、平成20年3月28日に報告書を出しています。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/03/h0328-8.html

日本の家族構成は核家族が主体となり、子どもが独立した後は、高齢となった夫婦だけの世帯が増え、1人暮らし世帯は増加の一途をたどっています。
東京都監察医務院の統計調査によれば、だれからも看取られることなく亡くなった後で自宅で発見された人のうち、65歳以上の1人暮らしは56%を占めています。

だれでも、人は死ぬ時はひとりですが、死んでから何日も誰にも気づかれることなく問題となるような、人の尊厳を傷つけるような悲惨な「孤立死」は、社会全体で防ぐようにしなければと思います。

わたしが3年前に議会で「孤独死」の問題を取り上げた時(「9月議会一般質問報告その①/「孤独死」を防ぐ対策は?」を参照)には、行政ではまだ問題だと気づいていない状況でした。

「孤独死」は、連絡を取り合う親族をなくし、仕事をやめて家に閉じこもることで社会からも孤立し、だれとも縁がなくなった状態でおきます。
こうした「無縁社会」の現実を取り上げ、大きな反響をまきおこしたのが、2010年1月31日放送のNHKスペシャル「無縁社会~『無縁死』3万2千人の衝撃~」でした。
(ブログ「無縁死3万2千人が示すもの」を参照)

今晩、午後10時から、その続編がテレビで放送されます。
「追跡!AtoZ 無縁社会の衝撃」http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/next.html
-------------------(ここから引用)---------------------
1月末に放送したNHKスペシャル「無縁社会」。放送後、“無縁“な人たちの間で、大きな反響を呼んでいる。NHKに届いた反響は1500件を超えた。その多くが、「無縁な自分の将来が不安だ」と訴える内容だった。とりわけインターネット上では、「祭り」といわれる異常現象が頻発。視聴者が番組を見ながらネット上に書き込みをするツイッター、掲示板、ブログで数十万を超える異常な頻度で書き込みがあった。

特に目立ったのは30~40代の書き込みだ。「ネットだけが“つながり”だと信じてきたのに、それだけでは救われないのではないか」、「結婚をはじめて考えるようになった」など、働き盛りの世代が自分と社会とのつながりを不安視する記述が目立つ。

単身高齢者が“無縁”で暮らす高齢者施設では、共同墓地の建設に着手するなど、生前から死後の準備をする動きが活発化している。“無縁ビジネス”ともいえる新たなビジネスは共同墓建設にとどまらず、保証人代行サービス、見守り代行サービス、話し相手サービスなど、様々な分野に広がっている。無縁社会と向き合おうとする視聴者ひとりひとりの生き様をルポするとともに、社会と個人のつながりが薄れつつある日本社会で必要とされる「絆」の新しい形とは何か、追跡する。
-------------------------(引用おわり)------------------------

無縁社会の問題は、今後、もっと切実になってくると思います。
どうしたら、失った“縁(きずな)”を結び直せるのか。
考えていかなければと思います。

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コメント

すごく共感しました!

投稿: じゅな | 2011年9月13日 (火) 23時25分

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