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コーポラティブ住宅で「老いても安心して暮らせる」地域づくり

昨日の夕刊で見かけた記事に、多摩ニュータウンにできたコーポラティブ住宅のことが紹介されていました。
まずは、その記事の紹介から。

------------------(ここから引用です)-------------------

窓 論説委員室から
 美しき村

東京西部の丘陵に建設されて約40年たつ多摩ニュータウン。
その一角に、この夏完成した6階建てマンションは、子育て世代から高齢の夫婦、単身者まで23世帯の入居者に合わせ、部屋の広さや間取り、内装のイメージが全く異なる。

まず住む人を募り、共同で1千平方メートルの敷地を買い、話し合いながら設計したコーポラティブ住宅だ。
6年かかった。

「現代の長屋です」。
企画したNPO多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議の理事長、秋元孝夫さん(60)はいう。
20年余り前に家族4人でこの街に移り住んだ。
子どもは独立。
高齢化が進むまちで、様々な世代の人が緩やかにつながる仕組みをつくりたかった。

1階の集会室わきには、絵本や昔のおもちゃを置いた小さなギャラリー。
元保育園長の女性が常駐し、近所の子どもたちも出入りする遊びと学びの場にする。

商業テナントは2軒。
クリニックは、午前中だけ開く。
院長の女性医師は平日午後は、お年寄り宅を往診するためだ。
レストランは、元教員の女性が退職金で開業。
産地直送の食材が自慢だ。
料理教室を開いて、住民交流の場にする。
将来は配食サービスも手がけたいという。

住民も経営者も、老いても安心して暮らせる地域にしたいと集まった。

「美しい村など、はじめからあったわけでない。そこに住んでいる人が美しく住もうと思って初めて、美しい村ができるのである」。
柳田国男の言葉を原点に、共生の道を探る。

(2009年9月14日 朝日新聞・夕刊)
--------------------(引用ここまで)---------------------

記事で紹介されているのは、多摩ニュータウンの「永山ハウス(仮称)」のことのようです。
ホームページがありましたので、詳しくはこちらをご覧下さい。
永山ハウス
みんなでつくる・安心の住まいづくりプロジェクト
http://www.machisen.net/nagayama/index.html

ホームページで紹介されていた、永山ハウスのコンセプトは
○コミュニティを支える循環
 様々な世帯と世代のコミュニティの形成
 多様な居住世帯同士の助け合いの育成 など
○建物を支える循環
 NPOなどの協力・支援による建物管理
 月々の維持管理費用の補填・軽減 など
○食を支える循環
 入居者のための食事サービスの提供
 地域の配食サービス拠点としての活用 など
○生活を支える循環
 安否確認や介助などサポート支援
 就労スペースでの職住近接生活の実現 など

老いても安心して暮らせる地域の拠点にという考えが、うかがえます。

そもそも、コーポラティブ住宅とは
そこに住みたい人々が集まって、建設組合をつくり、土地購入に関する契約をし、設計・工事を発注する。「手づくり」の住宅建設の手法をとった住宅のことをいいます。
住まい手が建設段階から主体的にかかわることで、希望にあった設計や間取りの住宅ができ、販売経費が抑えられる利点があります。

終のすみかとして、住み替えを考えた時に、永山ハウスのような老いを支える仕組みを組み入れたコーポラティブ住宅が選べれば、理想的だなと思います。

東郷町にもバリアフリーの賃貸住宅が必要になります。
そして、どんな住宅か、中身が問われます。
各地で模索されている先進事例を学びながら、良い方法を考えていきたいと思います。

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