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小規模多機能型居宅介護「アネックス関原」

小規模多機能型居宅介護「アネックス関原」
新潟県の長岡市にある「こぶし園」を訪問した時に、同じ法人で運営している小規模多機能型居宅介護も見てきました。

写真は、小規模多機能型居宅介護「アネックス関原」内にある、地域交流スペース「いろり」。
近所の人が集える場所にということで、地域の人に開放しているそうです。

「こぶし園」が地域に展開しているサポートセンターは、小規模多機能型居宅介護に、バリアフリー住宅やグループホーム、サテライト型特養などが併設された複合施設が多いのですが、「アネックス関原」だけは、小規模多機能型居宅介護の単独運営をしています。

どんな介護をしているのか。
従来のデイサービスやヘルパーによる訪問介護と、どこが違うのか。
以下にまとめた記事を紹介しますね。

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小規模多機能型居宅介護アネックス関原

入り口には季節の花と「いらっしゃいませ。お気軽に遊びに来てください」という伝言板がおかれた「アネックス関原」。
3〜5㎞という近隣の高齢者を支える小規模多機能の拠点だ。

「通いと泊まりと訪問を組み合わせ、なるべく最後まで自宅で暮らし続けることを支援したい」という管理者の安藤稔さんは、既存のデイサービスとの違いを「時間に縛られず、自由度が高いこと」と指摘する。

24時間開いているため、家族の出勤前の早い時間から利用でき、途中で帰るのも利用者の自由。
「何時に来て、何時に帰るかが自由なので、決まった時間にいなければいけない通常のデイサービスに馴染めない人に向いていると思います」と安藤さん。
部屋が空いていれば、急な「泊まり」もでき、家族から「急な残業で遅くなる」と連絡を受けて、泊まりに切り替えられる臨機応変さもうれしい。

利用者の自宅へ馴染みのスタッフが出向く「訪問」にも力を入れており、日中の定期訪問のほかに、利用者からの電話で出向く緊急時訪問にも24時間対応している。

「転倒した」「トイレの介助を頼みたい」という希望以外に、「電動バイクの乗り降りの介助をしてほしい」「床屋の付き添いを頼みたい」という要望で出向くこともあるのだとか。
「お出かけはその日の気分でするものだから、定期訪問には組み込めない。待ってもらう時もありますが、今日は天気がいいから出かけたいという思いを大切にしたいんです」と、安藤さんは笑顔で説明してくれた。

送迎時間は利用者の希望でさまざまなため、2台ある送迎用の車が出払ってない時は、スタッフは自転車や徒歩で利用者宅を訪問している。

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介護施設見学レポート」カテゴリの記事

コメント

山下りつ子様へ
こんにちわ。
「アネックス関原」読ませていただきました。
現段階では、とても利用する方にとっては理想的な環境ですね。
「こぶし園」の理念の基に運営される理想郷ですね。

小規模多機能型施設は多様な要件において普及し難い状況であることも現状であると思います。

周辺環境の良さや地域住民の慣習、人柄などに支えられて成り立つ介護保険サービスですね。
果たして都市部で可能なのかと私自身は憂慮致します。

都市型小規模多機能型施設の構築が必要なのかと考えてしまいます。
「アネックス関原」を例えるのであれば、既存の根付いた「こぶし園」や田園地帯と言う条件に基づく田園型寄り合い小規模多機能型施設かなと・・・(笑)

要するに運営母体の法人の経営理念次第という感じがします。

投稿: てしま | 2009年8月 6日 (木) 17時25分

てしまさま

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

アネックス関原は単独型の小規模多機能型居宅介護ですので、単独で採算をとるのは難しいそうです。
(こぶし園全体としての儲けで、赤字をおぎなっていると聞きました)

都市部で成功している例があるのかは、わたしも疑問に思っていたのですが。
先日、訪問した名古屋市天白区の小規模多機能型居宅介護「ひらばり」は、登録定員25人満員になっており、黒字運営ができているそうです。

なにより驚いたのが、地域のボランティア100人を集めた姿勢。
認知症になった人が利用する特別な場所でなく、ふだんから気軽に出入りできる場所として近隣に認識してもらおうと、モーニング(200円)の実施、ボランティア文化講座など、さまざまな工夫をしていました。
くわしくは、以下のブログをお読み下さい。
http://togo-gikai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-bdfd.html

運営母体は株式会社ですが、理念はしっかりしており、共感しました。
(社長は39歳で意欲的な男性でした。自分の親を入れたいを思える認知症ケアの場所を作りたいと、今の仕事を始めたそうです)

いままでの介護の常識にとらわれず、あたりまえの生活を大事にした新しい力が生まれてきているのだと、心強い思いです。

投稿: 山下りつこ | 2009年8月 6日 (木) 21時45分

先日は お忙しい中をお出で頂いてありがとうございました。
大したおもてなしも出来なくて反省シキリです。

お隣の町の議員さんは介護福祉にこんなに真剣に取り組んでみえるのに
天白区地区担当の議員さんは 何しておいでなのでしょうか?残念でなりません。
山下先生がお出でになられた4、5日後には豊田市会議員の方3人も
「小規模多機能介護施設」の見学にお出で、シッカリと取材されていかれました。

もう 老人人口は緊急対策」を今しなければ、なんともならなく為りつつあり2025年には 間違いなくピークになります。
先生みたいな議員さんがドンドン増えてもらわないと老老介護、認認介護で痛ましい自殺者が増えてしまいます。

先生 ! 本当に命がけでがんばってください。
そして 介護先進都市として「東郷町」からデッカイ花火・スターマインを何発も
打ち上げてください。
お願いします。

また 200円のモーニングコーヒーを飲みに来てください。
39歳の青年社長が未だに先生にお会いできなかったことをくやしがっています。
今度はお電話をください。オーナーは何処も行かずにクサリでしばっておきますから。 

最後まで読んでいただいて有難うございました。       感  謝

投稿: ほほえみマスター山田 | 2009年8月13日 (木) 22時42分

ほほえみマスター山田さま

ブログを読んでいただいたうえに、コメントまで書き込んでいただき、本当にありがとうございました。

小規模多機能という新しい介護サービスについて、もっともっと多くの方に知ってもらわなくてはと思っています。
豊田市議会議員の見学があったとのこと。よかったですね。
議員だけでなく、介護担当の行政職員にも、ぜひ見てもらいたいところです。

39歳の熱き社長さまには、先日お会いしました。

介護情報誌ぬくぬく9号ができたら、またお持ちしますね。
(9号は小規模多機能型居宅介護をとりあげて記事にしています)

投稿: 山下りつこ | 2009年8月14日 (金) 00時18分

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