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新しい息吹?それとも既存政党に対する抗議?

このところ、三十代の若手市長の誕生が続いている。
しかも、現役で既存政党からの支援を受けている候補をやぶっての勝利。

昨日も、小泉元首相のおひざもと、横須賀市で、33歳の新市長が誕生した。
ネットで検索したら、東京新聞の記事が詳しかったので、以下に紹介。

--------------------(ここから引用)------------------------

小泉神通力に陰り 横須賀市長に吉田さん 30代旋風『王国』にサプライズ
既存政党に対する有権者の不満が「小泉王国」をのみ込んだ。
主要各党による現職への相乗り支援を覆し、無所属新人で三十三歳の吉田雄人さんが、小泉純一郎元首相の地元神奈川・横須賀の市長選を制した。
全国で相次ぐ三十代市長の誕生は、有権者が抱える政治への閉塞(へいそく)感を反映している。 

二十八日午後十一時ごろ。
吉田さんは横須賀市大滝町の事務所で、「今、希望という種を植える作業を終えた。横須賀を変えるのは小泉元首相や国の政党ではなく、市民一人一人。この流れを一過性のものにしたくない。横須賀の新しい歴史が今日から始まる」と勝利の弁。
さらに、有権者が選択肢の一つとした若さについて「まだ、三十三歳。経験が足りない。皆さまのご支援が必要です」と、支援者らに頭を下げた。

自転車のペダルを踏み、選挙区内を回る吉田さんへの追い風は、告示後どんどん強くなっていった。
投票二日前、市役所前で遊説を終えた吉田さんに、通り掛かった年配の女性が声を掛けた。
「千葉でも全国どこでも、若い市長が頑張っているんだから、あなたも頑張って」

二十一日までに行われた今年の全国百四十八市の市長選のうち、四割を超す六十四市で新市長が誕生。
うち現職が敗れたケースは、さいたま市などの三十一市。
さらに一月の三重県松阪市長選から十四日の千葉市長選まで、毎月、三十代市長が誕生している。

現職陣営は、そんな全国的な流れを危機感として受け止めていた。
小泉元首相の実弟で秘書の正也さんは集会で支援者を前にこう漏らした。
「中央の政治情勢と、千葉での若い市長の当選というダブルの波を受けている。小泉純一郎が応援に来た告示日の集会を、いっぱいにできなかった。純一郎の神通力も落ちたのかな」

ただ、有権者が吉田さんに託した期待感は、必ずしも具体的ではない。
吉田さんに投票した男性会社員(39)は「今のままでは悪くもならないかわりに、良くもならないから」と投票理由を語った。
一方、敗れた現職の蒲谷亮一さんは「私の考えが市民に浸透しなかったのが敗因。非常に残念だ。国政が(選挙結果に)影響したかは分からない」と語った。

1000回超、駅で辻立ち早大院生時に市議1位当選
吉田雄人さんは、東京都北区生まれ。
四歳の時に神奈川県横須賀市の隣の逗子市に引っ越し、県立横須賀高校時代は生徒会長に選ばれ、「意見箱」を設置する公約を実現した。

早稲田大学政経学部時代は雄弁会に所属する一方、小説家を目指し、文芸誌「群像」の新人文学賞で二次選考まで残ったという。
外資系の経営コンサルティング会社に勤務後、地方自治を学ぶため退職し、「中身のある政治家になりたい」と早大大学院に進学した。

在学中の二〇〇三年、横須賀市議に初出馬でトップ当選。
これまで千回以上市内の駅頭に立った、と自らのホームページで明らかにしている。
家族は妻と長男(4つ)、長女(1つ)。

(東京新聞/2009年6月29日 朝刊)
------------------------(引用ここまで)------------------------

30代の、既存政党とは一線を画した首長が誕生するのは
「なんとか今の状況を変えて欲しい」と願う市民の想いの表れなのだろう。

住民本位の行政に変えていくために、ひとりひとりが意識を変え、選挙権を行使することから始めなくてはと思う。

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