介護サービスを選ぶ「めやす」は?
介護が必要になった時、どこのどんな介護サービスを選べばいいか、悩みます。
そんな時に、選ぶ時の材料(めやす)となるようにと、国が始めた制度があります。
「介護情報の公表」制度 です。
県ごとに介護サービスの事業者情報をホームページで公表しており、いま見ることができるのは以下のサービスです。
【自宅で使える介護サービス】
○訪問介護(ヘルパー派遣)、訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリ、ショートステイ
○通所介護(デイサービス)、通所リハビリ(デイケア)
○福祉用具サービス(レンタル、販売)、居宅介護支援(ケアマネジャーの事務所)
【施設でのサービス】
○介護付きの有料老人ホーム、介護付きケアハウス
○介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
○介護老人保健施設(老健)
○介護療養型医療施設
※愛知県の介護サービス情報は、以下のホームページに掲載されています。
愛知県 介護サービス情報公表システム
http://www.kaigo-kouhyou-aichi.jp/kaigosip/Top.do
かなり詳細で多くの情報を見ることができるのですが、あまりに情報が多いため、何をどう見て選べばいいかがわかりにくいのが欠点。
この「介護サービス情報の公表」制度を、上手に使って、自分にあったサービスを選ぶためのシンポジウムが、東京で開かれました。
その内容を紹介します。
(もと記事は、医療・介護情報を発信している「キャリアブレイン」にあります)
「介護サービス情報の公表」制度でシンポ
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/20543.html
----------------------(ここから抜粋引用です)---------------------
「介護サービス情報の公表」制度でシンポ
世田谷区(東京都)は、利用者の視点から「介護サービス情報の公表」制度の読み解き方を紹介するシンポジウム「これなら選べる!福祉・介護サービス情報!」を2月9日に開催した。
サービスの質や手厚さ、安定性を判断する指標などが具体的に示された。
シンポジウムでは、「介護サービス情報の公表」を基に同区内の事業者を中心に調査・分析を行った元国民生活センター調査室長で「高齢社会をよくする女性の会」理事の木間昭子氏が、介護サービス事業所を選ぶポイントとして、▽誰が(どのような実績のある事業者が)▽いくらで(特に介護保険外の費用)▽どのような質の介護を提供するのか(スタッフの情報)▽利用者の意見を把握する取り組みの有無▽利用できる時間や第三者の評価の実施など-の5点を挙げた。
各サービスに共通する確認項目としては、サービスの手厚さを判断する「利用者1人当たりの職員数」や、サービスの質の指標となる「職員の経験年数」「資格保有者の割合」を挙げたほか、「職員の退職率」は運営の安定性などの基準になるとしている。
また訪問介護では、サービス提供責任者1人当たりの利用者数が事業所によっては2倍の開きがあるとしたほか、訪問介護業務に従事した経験年数が5年以上の職員比率を比較することが参考になるとしている。
福祉用具では、相談員が利用者に事前説明を怠っていたり、利用者を十分納得させていなかったり、安全性や使い勝手の面から福祉用具の使用状況を確認していなかったりする問題などがあるため、「用具の選定前に相談しているか」「相談、苦情対応の結果を説明しているか」「搬入日から10日以内に使用状況を確認しているか」の項目に注目すべきとしている。
有料老人ホームでは、退去者数と退去後の行き先の確認が必要となり、「退去者が多い施設は、世話に手がかかると判断された場合に退去させられる可能性がある」と説明した。
入居一時金や初期償却はホームによって設定が大きく異なるため、事前確認を徹底するよう求めた。
また、職員に毎年退職者が出ている場合、労働環境に問題があることも考えられるという。
特養と老健については、職員の質やサービスの手厚さのほか、食費、居住費、理美容代など介護給付費以外の費用についての苦情が寄せられることから、確認をしっかりするよう求めている。
コーディネーターの高橋紘士・立教大大学院教授は、「『介護サービス情報の公表』は『ミシュラン』ではなく、主観を介在させず素材として示すもの。生きた情報にするのは利用者」と解説した。
----------------------(引用ここまで)------------------------
介護保険は、介護サービスに民間の事業者が自由に参入できる一方で、利用者の選択によって、質のよくない事業者が淘汰されるという考え方で運用されています。
ですが、選び方がわからなかったりして、なかなか選ぶことが難しいのが現状。
利用する側が賢くなって、「介護サービス情報の公表」制度をうまく使い、自分にあった質の良い事業者を選択することが必要だと思います。
まずは、愛知県の「介護サービス情報」を、自分の目で見てみませんか。
良い介護を受けるために、みんなが関心を持つことから、始めてみましょう!
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