「ピック病で万引き」の免職取り消しへ
さきの6月議会で、一般質問として取り上げた
「認知症に優しいお店(認知症について理解した店員さんがいる店)」の認定と普及。
その必要性が実感できる記事が、読売新聞のサイトに掲載されていたので紹介しますね。
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「ピック病で万引き」元課長の免職取り消し…茅ヶ崎市
スーパーで万引きしたとして懲戒免職となった神奈川県茅ヶ崎市の元文化推進課長、中村成信(しげのぶ)さん(59)について、同市は24日、免職処分を取り消し、停職6月の処分に修正したと発表した。
中村さんは、万引きは若年性認知症「ピック病」によるものだったとして、市に処分の取り消しを求めていた。
市の発表などによると、中村さんは2006年2月11日、同県寒川町のスーパーで、3300円相当のチョコレートなどを盗んだとして窃盗容疑で現行犯逮捕された。
代金を支払ったため、不起訴(起訴猶予)となったが、市は逮捕から6日後に懲戒免職処分とした。
中村さんは逮捕前から同じ商品を大量に買うなどの行動をとっており、06年3月に大学病院の脳神経科を受診。
ピック病と診断されたため、06年4月に市公平委員会に処分の取り消しを申し立てた。
同委員会は23日の裁決で「ピック病にかかっていたかどうかの判定は困難」とする一方、「盗んだ動機などが不明で、責任の度合いを判定することも不可能に近い」とし、停職6月が相当と判断した。
停職処分は06年8月27日で終了しており、市は未払いの給与を7月に支払う方針。市は復職時期について、中村さんと話し合いたいとしている。
中村さんは、兄の彰信さん(61)から裁決を知らされると、「懲戒免職が取り消されて良かったが、ピック病を裁決で認めてもらえないと、心の整理がつかない」と話したという。
服部信明市長は「この3年間、大変な心労があったと思う。当時の処分は適切だったが、委員会の判断は真摯(しんし)に受け止める」と話した。
◆ピック病=若年性認知症の一つで、脳の前頭葉と側頭葉が委縮する病気。40~50歳代で発症するケースが多い。判断力が低下し、自分の行動を抑制できなくなるため、同じ言動を繰り返したり、他人の物を盗んだりする症状が出る。
(2009年6月24日20時55分 読売新聞)
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以前、このブログでピック病について取り上げた時(新たな認知症「ピック病」って?)の記事を読み直してみたら、同じ中村さんについての記事でした。
(ピック病と認定して、障害年金が支給になったという記事)
障害年金の支給によって、金銭的にはある程度保障されたものの、やはり「万引きで懲戒免職」とされた名誉を回復するために、引き続き闘っていらしたのだなぁと、胸が熱くなりました。
復職できることになり、本当によかった!
若くして認知症になった場合、仕事をとりあげられる結果につながりやすく、金銭面はもちろん、ご本人の誇りや仕事への思いまで傷つける危険性があります。
認知症になっても、仕事を続けられる支援が、今後は求められると思います。
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