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2009年5月

にゃんこもお出かけ?

にゃんこもお出かけ?
かばんの中から、「こんにちは」。
お久しぶりの、へしにゃんです。

前に、にゃんこは箱に入りたがると書きましたが
にゃんこは、かばんも大好き!
写真のかばんは、泊まりにいく用意をするのに、かばんの口をあけていたところ
へしにゃんがめざとく見つけて、さっそく潜り込んだもの。
かばんの中にすっぽり入って、いかにも満足そうにしているので
ファスナーをそのまま閉めて、一緒に連れて行きたいという誘惑にかられたのですが
さすがにファスナーに手をかけたところで、にゃんこに逃げられました。

明日は、6月議会の開会日。
初日から、質疑・委員会付託・採決までいく議案があるので
賛否を決めるために勉強中です。

議会は10時から。
出入り自由ですので、どうぞお気軽に傍聴にお越しください。

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こんなのありえないと言われたグループホーム〜グループホーム円頓寺

昨日のブログの続き。
全国認知症グループホーム大会の報告です。

大会では、全国のグループホームからの実践報告(分科会での発表)があるのですが、今回は93の演題発表が行われました。
残念ながら、わたしは直接の発表は聞けなかったのですが、演題のレジメが冊子にまとめて配布されたので、その中で一番興味深かった事例を紹介します。
(この実践報告は、昨日紹介した和田さんも「これこそグループホーム」と褒めていました)

-----------------------(以下、抜粋引用です)-----------------------

こんなのありえないと言われたグループホーム
 〜グループホーム円頓寺(愛知県名古屋市)

我々のグループホーム(以下GM)の無謀な挑戦は開設準備からはじまった。
従来の老人ホームと言えば…空気がきれいな郊外の広々とした土地で、自然に囲まれた場所…。
しかし、我々の目指すGMはそうではなかった。

「名古屋に昔から住んでいるじーばーはそんな田舎ではなく、電車やバスに気軽に乗って買い物へ出かけたり、都会的な生活こそが馴染みである。」
そう信じ、円頓寺(えんどうじ)商店街に立地を決めた。
しかし、商店街への建設となると、間口も狭く1ユニットであるにもかかわらず4階建てのGMとなった。行政の職員からは口々に「ウナギの寝床」と称され、相談に出向いた教授には「こんなGMはあり得ない」と言われてしまった。

そして迎えた平成16年1月。
地域住民対象に行った開設説明会で2つ目の波乱が起きた。
ホッとした我々を待っていたのは衝撃的な反応だった。
「そんな呆け老人が商店街に来て、ガラス割られへんか〜?」
「なんか壊されたりせえへんか〜。」
「家に火つけられたりせえへんか〜。」
投げかけられた言葉は不信と不安ばかりであった。
いや、これこそが正直な反応だったのかもしれない。
とにかく、我々の信念とは裏腹に、全てがマイナスからの始まりだった。
“おかしな人達がやってくる"という印象から始まったG円頓寺は、地域密着型サービスとしては重大な問題である『地域との壁』を抱えていた。

開設当初から取り組んだ事は「とことん地域資源を使うこと!」。
買い物1つするにも、じーばーと一緒に商店街のスーパーやお菓子屋さんへ歩いて出かけていった。
我々にとってGMへの食材配達などの利便性、郊外の大型スーパーの安売りは必要ではなかったのだ。
まずは、GMのじーばーが内にこもらず、自ら地域へ出て行く。
GMのじーばーのありのままの姿を知ってほしかった。
そういった取組を続けるうちに、“おかしな人達"という印象を抱かれていたじーばーと地域の人達が何気ない言葉を交わしていく様になった。

そして、「あのお店の人」「GMに住んでいる人」という名前は知らなくても顔馴染みの関係が出来始めたそんなある日。
じーばーから「商店街の為にわしらが出来る事はないんか〜?」と声が上がった。
その声を運営推進会議の場で地域の方へ相談し、何かできないかを考えた。
そして始めた取組が、毎月2回の地域の公園の掃除、七夕祭りの張りぼて作り、毎月の縁日へのみたらし団子出店などである。

それから地域の人に交じって公園の掃除へ参加したり、七夕祭りの張りぼて作りには近所の方にじーばーとスタッフが直接アドバイスを受けて作成した。
そして、毎月出店しているみたらし団子は、じーばーの焼き上げるみたらし団子が好評を得て、商店街のイベントのたびにお声をかけていただけるようになった。
始めは、何度も同じ事を話すじーばーをみて困惑気味だった地域の人たちも、商店街の中で、地域の一員としてありのままに暮らすじーばーの姿を見て、何となく理解してくれるようになったようだ。

-----------------------(引用ここまで)---------------------

グループホームは収容施設ではなく、生活の場。
地域の一員として、どんどんまちに出て行けば、まちの人の意識も変わる。
そんな実践例だと思います。

認知症になっても、まちの一員として暮らし続ける。
そんな支援ができるのが、グループホームならではの特徴です。
グループホーム円頓寺のようなGMが増えるよう、応援していきたいです。

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グループホームで大事なことは

グループホームで大事なことは
「全国認知症グループホーム大会 2009年フォーラムin愛知」が名古屋国際会議場で開かれました。
写真は、「認知症と〜しや〜す?生活支援」と題して行われたシンポジウム。

シンポジストとして、元厚生労働省大臣官房審議官 御園慎一郎氏
          NHKエグゼクティブ・アナウンサー 町永俊雄氏
          東京都地域密着型サービス事業者連絡協議会代表 和田行男氏
コメンテーターは、厚生労働省老健局計画課認知症・虐待防止対策推進室室長 井内雅明氏
コーディネーターは、NPO法人ミニケアホームきみさんち代表 林田俊弘氏
という、そうそうたる面々での対談でした。

なかでも和田行男さんは、 『大逆転の痴呆ケア(中央法規出版)』という本で、一躍有名になった認知症ケアのパイオニア。
認知症になっても、何を食べるかは自分で決める。認知症のばあちゃんたちが、商店街に自分たちで買い物に行って、毎食作って食べるという、今聞いてもびっくりするようなグループホームでの生活支援を実践してきた方です。

和田さんが、なぜ「食べる」ことにこだわるのか。それがわかる文章を、和田さんの講演録から抜粋しますね。
------------------------(ここから引用)-----------------------

 大人の世界で、
 決められた時間に決められたものしか食べられないって
 おかしな話でしょ。刑務所、病院がそうやけど、
 残念ながら高齢者施設もそう。
 そこで働いている人は好きなもん食べてるわけやけど、
 認知症になったら自分の好きなもんが食べられんって、
 それっておかしい、って思えるかどうかが大事なこと。
 食事とは本来獲得するものであって、
 黙ってても出てくるもんとちゃうでしょう。
 食べるという行為の前に、食べることに向かっていく姿から
 食事はすでに始まってるんや。
 だから、「今日何食べよっか」という語りかけ、
 「○○も美味しいけど××もおいしいやんなぁ」
 というイメージの膨らまし、といった
 僕らから婆さんたちへの仕掛けが大事やねん

-----------------------(引用ここまで)------------------

シンポジウムでは、認知症の方の生活を支えるとはどういうことか。
認知症になって失ってしまった「自分が主体的に生きるということ」を、ケアスタッフがかかわることでどう支えていくのか。
つまり「生活支援の専門性」がテーマとして示されました。

介護職は、家族の代行なのか?
家族は、「もう、これ以上は耐えられない」と、グループホームに放り込む。
でも、グループホームの職員は、9人の認知症の方を、限られた人数で見るしかない。
基本、1対1で24時間対応している家族と、まったく同じことを望まれても、物理的に不可能なことだとわかってほしい。

限られた時間と人数で。
しかも、介護職としてはどこよりも安い賃金で。
専門性を発揮しなければいけないのが、グループホームのスタッフ。
情緒的に「この人によりそう介護」というだけでは意味がない。

何人も奴隷的拘束を受けない。
これは法律で定められおり、認知症になっても保障された、国民としての権利。
それなのに
認知症になったら、施設に収容して保護する。
ということは、
「箱に閉じこめとけば、安心でしょう。何にもせんでも、時間になったら餌だけやるから」ということじゃないの?

などなど、刺激的な論争が繰り広げられました。

最後に結論として、
グループホームで大事なことって何?
という問いに対して、シンポジストから出てきた答えを以下に記します。

まず、大事なのは
「選ぶ」ことができるかどうか
こうしたい、ああしたいという選択権を、きちんと保障しているかどうかが、一番の基本。
居室に入る時は、ノックしよう。
カギをかけて閉じこめるのはやめよう。
「生きる」ということは、「主役は自分」ということ。
生活を取り戻すのが、グループホームの職員の役割。

和田さんが、シンポジウムの最後に言った言葉が、心に深く残りました。
メモにとりながら、思わず涙が出てきた。
その言葉を最後に記します。

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 ぼくがグループホームを始めた時に、最初に入ってきた まさこさん。
 10年たって、「どうしてる?」って、職員に聞きました。

 「なに食べる?」って聞いたら、
 テーブルの上にあった時計を持って、
 「今日はこれ食べるから、大丈夫」って、答える。
 「トイレに行こか?」って聞いたら
 トイレに行って、一生懸命、トイレの水で手を洗ってる。
 「部屋でなにしてるかな?」って、そっとのぞいたら
 必死になって、おっぱいに、くつした はかせてる。

 だけど。そんなまさこさんにも、
 職員は「今日、なに食べる?」って、毎日かならず聞く。
 買い物に町に出て行けば、「元気かい」と町の人に声をかけられる。

 最後まで。
 日を浴びて。
 風を受けて。
 人から声をかけられる。

 最低限、そんな支援なら、なんとか頑張ってできるんじゃないか。
 それぐらいはできるかな、と思います。
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生き生き出前講座を利用してみませんか

生き生き出前講座を利用してみませんか
東郷町地域包括支援センターが行っている「生き生き出前講座」に出席しました。

出前先は、白土で活動している「しらつち女性の会」の会合。
講座タイトルは、「ここが知りたい介護保険」。
地域包括の主任ケアマネ、鴨井さんが講師に来てくださいました。

出席者は10数人のこじんまりした勉強会だったので、
説明の途中で気軽に質問できたり、
出席者からリアルな介護体験の話が飛び出したりと、身近な感じがして好評でした。
おもに介護保険についての内容でしたが、一般にあまり知られていないポイントだけ紹介しますね。

○福祉用具のレンタルについて
車いすや介護ベッド、歩行器などは、介護保険で1割負担で借りることができます。
で、ここで耳より情報。
要支援1、2と要介護1では、車いすと介護ベッドは借りることができないと言われていますが、
医師の意見書とケアマネの申請書類があれば、特別に借りることができるとのこと。
実際に、わたしの母親は、骨粗鬆症による骨折でベッドが必要不可欠なのですが、要介護3から要介護1に下がり、「ベッドをとりあげられたらどうしよう?」と悩んでいたのですが、医師の意見書とケアマネさんの対応により、ベッドのレンタルを継続することができています。
また、鴨居さんの話では、「家の中ではなんとか伝い歩きできても、外では10メートル以上歩けない要介護1の人に、車椅子のレンタルが認められた例もあります」とのこと。
あくまで、「原則的には」なので、事情を話して相談することが肝心なようです。

ちなみに、車いすのレンタルは、室内用と外用の2台を介護保険で借りることができるという説明でした。

○福祉用具の購入について
介護保険で、入浴時に使うシャワーいすや簡易設置の手すり、腰掛け便座などを、年間10万円まで購入することができます。
ですが、1割負担ですますためには、買う前に役場に申請が必要。
(自分で買ってしまってから、介護保険を使いたいと言っても、お金は戻ってきません)
購入は、1年ごとの単位なので。
今年、10万円使っても、来年になれば、また10万円使えると説明されました。

○住宅改修について
手すりの取り付けや段差解消など、20万円まで介護保険で住宅改修ができます。
一度きりの支給ですが、あまりがあれば、残りを2回目として使うことができます。
また、介護度が3段階上がるか、引っ越しすれば、新たに20万円まで住宅改修が受けられます。

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東郷町地域包括支援センターの「生き生き出前講座」は、町内の老人クラブか、高齢者に関するボランティアグループであれば、無料で講師を派遣しています。
希望する場合は、いこまい館の2階にある地域包括の窓口で、申込用紙に記入すればOK。
どんな講座を出前してくれるかは、以下のとおりです。

【生き生き出前講座メニュー】
◇ここが知りたい介護保険
◇介護サービスのあれこれ
◇住んで安心、住宅改修
◇高齢者の福祉サービスは?
◇認知症を知ろう!
◇脳を元気にしよう!
◇転ばない体づくり
◇消費者被害にあわないために
◇高齢者虐待とは?
◇成年後見制度を知ろう!
◇生活機能を見直してみよう!

申し込み先/東郷町地域包括支援センター 0561-38-8551

日時や内容は、相談に応じてとのことです。
無料の出前講座を利用して、地域で介護・福祉の勉強会を行ってみませんか。

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6月議会、一般質問の日程が決まりました

今日、議会運営委員会があって、6月議会での一般質問の日程が決まりました。

今回は、全部で17人が一般質問を行います。
これは、わたしが議員になってから、最多の登壇数。
議員は全部で20人ですから、議長、副議長、前議長を除く全員が一般質問を行うことになります。

日程と主な質問事項は、次のとおり。(番号は通告書受付順です)

○6月5日(金)
1. 山田達郎議員
農学校について。放課後子供教室について。学校のについて。東郷町独自の景気刺激策として。少子化対策の一環として。

2. 有元洋剛議員
東郷診療所のあり方についての答申書及び関連事項。診療所存廃といこまい館見直し計画の実施予定。

3. 水川淳議員
指定管理者の施設管理業務について。NPOへの事業委託等による積極的活用策について。

4. 石川正議員
第5次総合計画について。町税の納付状況について。委託料について。

5. 山下律子(わたしです)
認知症支援対策について。地域密着型サービスの質の向上と整備指針づくりを。食育推進のための「食育推進計画」策定について。
(もう少し詳しい説明は →こちらをどうぞ)

6. 近藤鑛修議員
東郷診療所の今後の取組について。いこまい館見直しについて。COP10(こっぷてん)の取組について。

7. 加藤啓二議員
新型インフルエンザ対策に関する件。給食センター運営計画に関する件。「あいち・出会いと体験道場」に関する件。

○6月8日(月)
8. 若園ひでこ議員
子ども医療費について。広報とうごう(2009年5月号)掲載「地域なんでも懇談会」の報告における東郷町の合併について。

9. 星野靖江議員
次世代に繋ぐ郷土の歴史とまちづくりは。緑豊かなまちづくり計画は。男女共同参画社会の取組は。広報・公聴事業の将来計画は。

10. 箕浦克巳議員
高齢者保健福祉計画について。太陽光発電システムの普及。

11. 菱川和英議員
愛知警察署について。火葬場について。近隣市町との関係について。

12. 中川雅夫議員
東郷診療所のあり方について。指定管理者のあり方、指定管理者に対する指揮のあり方について。非核自治体宣言について。

13. 井俣憲治議員
地域活性化・経済危機対策臨時交付金について。枠配当方式による予算編成と事務事業の評価システムについて。住民にとってより利便性の高い窓口業務構築について。子どもたちの学校外での安全に対する取組について。エコモビについて。

14. 石川道広議員
春木川ウォーキングロードの整備について。ELD(発光ダイオード)防犯灯等の利用について。

○6月9日(火)
15. 門原武志議員
町営住宅の設置の検討を。地域活性化・経済危機対策臨時交付金などを活用し、施設の改修も含め子どもたちの安全確保を。雇用危機への対応について。介護保険認定の新方式の影響は。

16. 山口洋子議員
人事の育成(意識改革)と査定と現状についてなど。防災、福祉マップを各区で作る。

17. 橋本洵子議員
“東郷診療所"の今後について。特色ある図書館づくりについて。

わたしは、6月5日(金)の5番目ですので、たぶん午後2時すぎになると思います。
お時間がありましたら、ぜひ傍聴におこしください。

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高齢者を地域で支えるとは

高齢者を地域で支えるとは
高齢者を地域で支えるとは
豊田市協働事業による市民講座「あきらめない老後のための特別講座」に参加しました。
タイトルは、ずばり!
「高齢者を地域で支えるとは〜すごい!介護・地域福祉の先進地を知ろう」

下の写真は、介護施設の超プロ。
新潟県長岡市の「高齢者総合ケアセンターこぶし園」総合施設長 小山剛さんです。

こぶし園は4人部屋の特別養護老人ホームとしてオープンしたのですが、「できる限り、いまの生活を継続したい」という高齢者の思いをかなえるため、地域に小規模な介護拠点であるサポートセンターを作り、サポートセンターに併設したバリアフリー住宅へ特養ホームの入居者を住み替えてもらうことで、施設の高齢者を地域に帰すことに成功しています。

講演の中で、強調されていたのが、
これからの高齢者介護として、「暮らしなれた地域社会の中で、病室や居室ではなく、普通の住まいを提供すること」をめざし、そのための方法として「24時間365日連続するケア(定額制)と3食365日の食事の提供」をすでに実行に移しているということです。

長岡市では、すでに9カ所のサポートセンターができており、それぞれのサポートセンターが、在宅で暮らす高齢者に、年中無休・24時間で介護サービスと、毎日3食の配食サービスを提供しています。
☆サポートセンターの詳細については、以下のホームページをご覧ください。
 暮らし慣れた地域社会での生活を支えるサポートセンター構想2004

今、日本の多くの市町村では、在宅介護サービスの量が足りず、結果的に「要介護3以上になれば施設へ」という流れができています。
でも、介護施設に入る高齢者は、本人が望んで入るわけではありません。
本当は、住み慣れた地域の中で、なじみの店や友人がいる中で、最後まで暮らしたいと望んでいるのです。

小山さんは、こうした願いが叶わない原因を
○家族介護にたよった切れ切れの介護サービス
○バリアフリー住宅の不備
にあると看過しています。

あまり知られていない事実ですが、
ユニットケア・個室の新型特養ホーム(定員100人)を建てるためには、約25億かかります。
これだけのコストをかけて、できあがるのは、約13㎡のベッドしかない個室(個室の中に、ミニキッチンや浴室、トイレはないのが通常です)。
つまり、単純に割ると、1つの個室あたり、2300万円かかるわけです。
「2300万円あれば、4LDKの一軒家が建てられる。こんなに高額で入居者の満足感が低い施設を、これからもどんどん作るべきだと、本当に思いますか?」
というのが、小山さんの主張。

もう1つ、わかりやすいたとえ話として出されたのが、「富士登山論」です。
こぶし園のホームページにも載っていましたので、以下に転載しますね。

----------------------(以下、引用です)---------------------

元日に御来光を見たいと富士山頂を目指して登山される方が大勢おられることをご存知かと思いますが、この時に悪天候で8合目付近で登山道が崩れてしまったとします。
 
そうしますと近くの山小屋に一時的に避難して、登山道の復旧を待つことになるのですが、待てども待てども、道を直してもらえません。

山麓からは御来光を求めて、次から次へと登山客が登ってきますので、山小屋の前には大勢の待機者が並びますし、雑居部屋の山小屋生活も長くなってしまいます。

すると誰かが「待機者がいるのだからもっと山小屋を作るべきだ」「8人部屋や4人部屋ではプライバシーが守れないからユニットケア・個室にすべきだ」と言うのですが、何かが違うのではないでしょうか?
     
登山客は山小屋(例えば施設)で暮らしたくて登山したのではありません。山頂に登って御来光が見たい(今の暮らしを続けたい)のです。

だとすれば一時的な避難場所として山小屋が必要なことは当たり前のことですが、平行して登山道(在宅支援サービス)を整備しなければいつまでたっても登山客のニーズが解消されることはありません。
     
私たちがサポートセンター構想を展開している理由はまさにこのことにあり、出来る限り暮らし慣れた地域社会の中で、高齢者と共に介護者の負担や地域社会の負担を減らした上で、その人らしい暮らしを支えたいと思っています。

------------------------(引用おわり)--------------------

介護施設を作るのは、「住み慣れた地域で自分らしく暮らしたい」という高齢者の願いをかなえることにはなりません。なぜなら、高齢者は「施設には入りたくない。できれば自宅で暮らしたい」と口々にいいますから。

では、在宅を支えるための「在宅支援サービス」とは、何でしょうか。
小山さんが主張するのが
定額制 & 356日24時間のサービス です。 
そして、これが介護保険制度の中で実現できるのが
小規模多機能型居宅介護 だというのです。
(こぶし園では、小規模多機能型居宅介護を提供するサポートセンターを、長岡市の各地に作ってきました)

たしかに、こうしたサポートセンターが、小学校区に1つあれば、住み慣れた地域の中で、暮らせるでしょう。
また、こぶし園では小規模多機能型居宅介護に加えて、夜間対応型訪問介護に、テレビ電話を採り入れて、自宅での暮らしを支えています。

小山さんの講演を聴いて、
サポートセンターが実際にどう運営されているのか。
本当に、長岡市の住民は、家族介護に頼らず、住み慣れた地域で暮らすことができているのか。
ぜひとも、実際に見てみたくなりました。

7月3、4日にこぶし園に訪問してきます。
報告は、またブログに載せますので、楽しみにお待ちください。


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6月議会・一般質問の通告をしてきました

来週、5/28(木)に開会する6月議会。
一般質問をするためには、3日間設けられている通告期間内に、質問内容を書いた通告書を出さないと、質問ができません。

ということで、通告期間の初日だった今日、さっそく一般質問通告書を提出してきました。

今回の質問は、
①認知症支援対策 
②地域密着型サービスの質の向上と整備指針づくり
③食育推進のための「食育推進計画」策定
の3項目です。

具体的な内容は通告書に記載したので、どんな内容かお知らせするために、以下に通告書を転載しますね。

【山下りつこの6月議会・一番質問】
1. 認知症支援対策
①「地域資源マップ」づくりについて
・ 昨年度のモデル事業で、モデル地区の地域資源マップに取り組んだが、その後の進捗状況は?
・ モデル地区以外の場所でのマップづくりは?
・ 認知症に優しい商店に、認定シールを発行して周知をすすめてはどうか。

(追記)
地域資源マップというのは、認知症かかりつけ医や介護事業所、認知症の方を理解し対応してくれる商店などの場所を、地図に記入したもので、認知症で困っている人を支えるためのツールです。
東郷町では、昨年、モデル地区で地域資源マップづくりに取り組みましたが、町内全域でのマップづくりをすすめていくよう、議会で質す予定です。

②75歳以上の高齢ドライバーを対象に、6月から義務づけが始まった「認知機能検査」について
・ 検査で基準以下になった高齢者を、市町村が把握することはできるか
・ 専門家の診察(臨時適正検査)が必要となった人に、専門医療機関の紹介をする用意はあるか
・ 自主的な免許返納をすすめるために、住基ネットカードの無料発行など、なにか対策を考えているか。

③全都道府県・政令市に設置される認知症コールセンターについて
・愛知県の認知症コールセンター設置取組状況について伺いたい。
・東郷町と県のコールセンターの連携はどうしていく予定か
・公的な県の相談機関に寄せられた支援が必要な認知症の方および家族を、地域でも連携して支援していくための仕組みづくりが必要ではないか。

(追記)
認知症コールセンターは、認知症について電話で相談する公的な相談機関です。今年度中に、全都道府県と政令市に設置することが、厚生労働省から発表されました。
公的な認知症の電話相談窓口は、今までなかったのですが、設立されるのを機に、町行政との連携や支援体制について質します。

2. 地域密着型サービスの質の向上と整備指針づくりを
小規模多機能型居宅介護など、地域密着型サービスは市町村に許認可権限があり、監査を行い、適正なサービス提供が行われているのか監督する義務があります。

①認知症グループホームの質の向上について
・運営推進会議と町による監査の状況は。
・「目標達成計画」の提出状況は。
・地域の認知症支援の拠点となるよう、どのように連携をはかっていく予定か。

②小規模多機能型居宅介護の整備指針づくり
・整備をすすめる目的、どんな位置づけかなど、具体的な設置要件を、どこでどのように決める予定か。
・設置要件は、住民と協働でつくることが、地域作りにつながるのでは。

(追記)
認知症になっても、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、認知症グループホームや小規模多機能型居宅介護など、地域密着型サービスといわれる介護サービスをどう整備していくかがカギとなります。
地域密着型サービスは、市町村が参入する事業者を許認可し、できた後は監査して質のチェックをすることになっています。
すでに東郷町内に2つあるグループホームについては、質の向上をはかるための施策を。
まだ町内にない小規模多機能型居宅介護については、不適切な事業者の参入を阻むための、詳細な設置要綱を作るように質す予定です。

3. 食育推進のための「食育推進計画」策定について
子どもたちをはじめ、すべての人が心身ともに健康に、生涯にわたって生き生きと暮らすために。「食」の重要性が見直されています。
平成17年には「食育基本法」が成立。
市町村にも食育推進計画の策定が求められていることから、食育を推進していくための骨組みとなる「食育推進計画」について尋ねます。

①東郷町食育推進計画の策定について
・ 計画策定の担当部署が、農政から健康課に移ったのはどうしてか。
・ 食育推進計画の策定と、策定後の活動支援のために、食育推進会議を条例で定めるべきではないか。
・ 推進会議をおかない場合、他部署にわたる食育の推進をどう計画・推進するのか。

②教育ファームの推進について
・ 東郷町での教育ファームの取組状況は。
・ 教育ファーム推進計画の策定は、食育推進計画策定の中に組み込むことが求められているが、どんな状況か。
・ 保育園、学校のおける農業体験の推進については、どう考えているか。
・ 農作業体験受け入れ農家の登録推進については、どうか。

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「介護なんでも相談ねっと」を立ち上げました

困った時にいつでも気軽に相談できる窓口として
「介護なんでも相談ねっと」を立ち上げました。

 介護なんでも相談ねっと 電話相談窓口
  090ー1274ー1590

介護サービスを使いたいけど、どこに相談したらいいかわからない。
利用している介護サービスで、納得できないことがある。
介護施設に入りたいけど、どうやって探せばいいかわからない。
など。
困りごとがあれば、なんでも受け付けます。

年中無休。何時でもOK。
どうぞお気軽に、上の番号に電話してください。
(いつお電話くださってもかまいませんが、電話に出られない時もあります。
 留守電に伝言を残してくだされば、折り返し、ご連絡します)

医療がすすみ、長生きがあたりまえになった現代で
介護は、ある日、突然にやってきます。

介護保険という言葉は知っていても、どこに申し込めば使えるのか。
どんなサービスがあり、どう選べばいいのか。
あらかじめ知っている人は少なく、
自分の目の前に“介護"が迫ってきて、
初めて介護保険について考えるという人が大半です。

困りごとがあっても、だれにも相談できずにいる人も多いようです。
相談窓口は、行政や地域包括支援センターをはじめ、いろいろあるのですが
役場の職員に「どこのデイサービスがいい?」とか「おすすめの特養ホームはどこ?」と聞いても、公務員が特定の事業者をすすめることはできないという理由で、答えてもらえません。
認知症などの症状から、通っているデイサービスから「うちではみれません。来ないでください」といわれて役場に相談したのに、「事業所にきちんと問題点を指摘してくれなかった」と聞いたこともあります。

だれもが気軽に相談できて、問題解決に向けて、第三者として介護事業所と利用者の間に入り、きちん協議できる機関が必要だ。どこにもないのなら、作るしかない。
というのが、「介護なんでも相談ねっと」立ち上げの理由です。

介護に関する困りごと相談のほかに、成年後見やマイケアプランについても支援していきたいと思っています。

まだ、立ち上げたばかりで、思いだけが先行していますが。
少しずつ進んで行ければと思っています。
一緒に歩いてくれる仲間も募集中!
興味がある方は、右上にある「メール送信」から、ご連絡ください。

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高齢者が歩いて暮らせるまちづくり〜富山市の高齢者住宅整備計画

高齢者が歩いて暮らせるまちづくり〜富山市の高齢者住宅整備計画

写真は、富山市の市役所です。
(建物がガラス張りの吹き抜けだったり、展望台があったりという斬新なデザインは、市役所のイメージを払拭。観光名所として住民に気軽に来て欲しいと、こんなとんがった建物にしたと聞きました)

高齢者向けの優良賃貸住宅について調べていたら、富山市が独自の設置基準を作るなど、重点施策として取り組んでいると知って、富山市役所までヒアリングに行ってきました。

富山市の人口は、平成21年2月末現在で、417,864人。
このうち、65歳以上の人口は98,275人。
高齢化率は、23.5%です。

富山市の高齢者人口の割合は、平成15年に20.3%となり、急速に高齢化が進んでいるのだとか。
「高齢化のいきおいがすごい」という危機意識から、高齢者の住宅政策として、「富山市高齢者住宅整備計画」を策定。シルバーハウジングや、高齢者向け優良賃貸住宅制度の推進などに取り組んでいます。
 ※富山市高齢者住宅整備計画はこちらから(→概要版)ダウンロードできます。

で、「高齢者向け優良賃貸住宅」とは、何かというと。
年をとっても安心して暮らせる賃貸住宅を増やそうと、平成13年、国が施行した「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき、県や自治体が高齢者向きに整備をすすめているのが、高齢者向け優良賃貸住宅です。

シルバーハウジングのような公営住宅ではなく、あくまで建設・運営するのは、民間(社会福祉法人、医療法人も含む)。
一定の条件を満たした優良な賃貸住宅を高齢者向けに整備することで、県や市から事業者には住宅整備に関する補助金が、またそこに住む人には家賃補助が出ます。
(ただし、愛知県は平成20年から家賃補助をとりやめました)

大きな特徴は、居室の広さや共有部分の設備、緊急時対応などの一定条件が決められており、これを満たさないものは認定されないことです。
高齢者賃貸住宅には、高専賃をはじめさまざまな種類がありますが、中には極端に狭かったり、段差があったりするものもあって、質の高いものを見極めて選ぶ必要があります。
県や市が認定する「優良賃貸住宅」なら、一定の条件(広さや設備など)がクリアされているため、質の目安になり、安心だといえると思います。

高齢者住宅の整備に力を入れている富山市では、高齢者向け優良賃貸住宅に国の基準よりさらに細かい独自のガイドラインを設置しています。
おもな認定基準は、
◎一戸あたりの床面積/原則40㎡以上。(国の基準は25㎡)
◎建設できる場所は、生活に便利で、徒歩で生活できる所とする。

 ・徒歩5分以内に、ショッピングセンター、生活用品店、コンビニなどの物販店、医療施設、金融機関などが立地している。
 ・在宅介護支援センター、デイサービスセンターなど、社会福祉施設が近隣にある。(併設も可)
 ・最寄りの駅かバス停が、徒歩で5分以内にある。
◎可能な限り、食事などの生活支援サービスを実施すること。
◎協力を依頼できる社会福祉施設や医療施設が明確になっていること。

富山市では、高齢者が安心して暮らすことができる居住環境を整備するために、歩いて暮らすことができる利便性の高い地域に、民間事業者が建設する高齢者向け優良賃貸住宅を、積極的に整備しようとしていることがうかがえます。

中でも、注目は。
国が25㎡に引き下げた床面積の基準を、35→40㎡に、逆に引き上げたことです。
「平成15年に最初の高優賃ができ、現在4つあるのですが、高優賃に住み替えを希望する高齢者は、ゆったりした広さを求めているのか、床面積が広い部屋から埋まっていきました。古いところだと、小さい居室は隣との壁をこわして広くしたいという希望も出てきていますし。広さが必要だと判断しました」
と、担当者は基準を引き上げた理由を話してくれました。

また、高優賃を建てる民間事業者には、デイサービスや病院などの併設を求めることで、今まで建った4棟は、すべて福祉施設を併設しているそうです。
この4月に建ったばかりの所を見に連れて行っていただいたのですが、そこは病院と在宅介護センターが隣にあり、建物の1階にはデイケアが併設されていました。
高齢者が安心して暮らすのに欠かせない福祉・介護・医療と、バリアフリーの賃貸住宅との連携。
しかも、こうした高優賃を、徒歩で暮らせるまちなかに建てるように規制をかけていること。
(富山市の条件を満たしていれば、建設費の補助と、20年間の家賃補助がでます)
市として、高齢者の住宅政策をきちんと考えて整備しているからこそ、安心して暮らせる高齢者賃貸住宅ができるのだと感心しました。

高齢者が安心して暮らせるまちづくりは、行政の姿勢(施策)にかかっている。
そう実感させられた1日でした。

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あつい・・・

あつい・・・
なんだか、夏になったみたいに、暑いですね。

へしにゃんも、急な暑さでとまどっているのか
布製のバッグに頭を載せて、憮然とした雰囲気。。。

つめたい床が気持ちいいのか、床の上に、でろんとお腹をだして寝そべったり
涼しい風を求めて、ベランダの網戸のそばに陣取ったり。
あまりご飯も食べず、寝てばかりです。

一方、飼い主のわたしはといえば
介護情報誌「ぬくぬく」8号の締め切りが迫り、なかなか書けない原稿に頭を抱えています。

明日は、有料老人ホーム調査のための勉強をかねた、施設見学会。
暇ができたらブログでも報告しますので、しばらくお待ちください。

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コミュニティーハウス悠遊館に行ってきました

人とのふれあいや助け合いがある、新しい形の賃貸住宅「コミュニティーハウス悠遊館」を見学するために、神戸まで行ってきました。

悠遊館は、コレクティブハウス(プライベートな住居部分と住民が共同で利用する居間や食堂などがある集合住宅)の一種です。
作ったのは、元神戸市職員で、市住宅供給公社の公営コレクティブハウスの建設に携わっていた、不老嘉彦さん。公営コレクティブハウスでの反省を踏まえ、「自分なりに理想のコレクティブハウス、これからの理想の住宅を作りたい」との思いでスタート。「だから、悠遊館はコレクティブハウスの進化形だと思っているんです」と笑顔で話してくださいました。

コレクティブハウスとは何かについては、前に書いたブログ「みんなで住まう安心感を!コレクティブハウスという新しい暮らし方」をどうぞ。

公営コレクティブハウスと悠遊館の違いは、共有部分である食堂や図書コーナーの管理をする「管理人(リビングアシスタント)」をおいていることです。
阪神・淡路大震災の後、神戸市では安心して暮らせる人のつながりを作ろうと、公営コレクティブハウスが建設されました。
「コレクティブハウスは、入居者同士で協力しながら暮らす賃貸住宅です。ですから、キッチンなどの共有スペースは入居者が分担して掃除をしたりすることになっているんですが、掃除をする人・しない人、やりたくてもできない人などがでてきて、どうしても公平というわけにはいかない。またリーダーシップをとる人がいないと、公営のスペースはだんだん使われなくなってしまうんです」
と、不老さんはコレクティブハウスの問題点を指摘します。

そこで、
「共有スペースに管理人をおけば、もっと気軽に使えて、よりコミュニティを豊かにできるのでは」と考えた不老さんは、管理人が常駐できるよう、15戸ある住戸のひとつを管理人室とし、管理人夫婦に住み込んでもらうようにしたのだそうです。
管理人の仕事は、共有スペース(外回りも)の掃除、宅配便・クリーニングの受け取り、買い物の付き添い(車で送迎)など。
引っ越してきた人がある時など、共有の食堂で歓迎会を開いたりもするそうです。
また、それぞれの居室内には管理人室への直通電話があり、夜中に急に体調が悪くなった時も、管理人室に電話で連絡して対応してもらうこともできます。
「たまに、管理人夫婦が旅行で留守になる時があるのですが、いないと不安という声は聞きます。やはり、24時間、管理人がいる安心感は大きいですね」
と、不老さんは話していました。

現在の入居者は、50歳以下が5世帯、高齢者が8世帯。
悠遊館は高齢者住宅ではなく、「子どもからお年寄りまでいる、大きな家族」をめざしているため、幼児がいる夫婦や、単身赴任の男性も入居しています。

入居の条件は、ひとりで生活できる(ヘルパーなどの支援をうけながらも可)こと。
「入りたい人に見てもらって、みんなと顔を合わせたりするんですよ、という説明をして。気に入ってもらえた人に入居してもらうのを基本にしています」と不老さん。
玄関は共有で、管理人が常駐しているので、「人とかかわりたくない若者には向かないかも」とのこと。
セキュリティーがしっかりしていることから、中には、ストーカーにつきまとわれた若い女性が「ここなら安心して暮らせる」と入居したこともあるそうです。
「安心と気ままと、どちらを重視するかということですね」

食事は、希望すれば、共有の食堂内で「悠遊食工房」が手作りする昼食・夕食を食べることができます。(月〜金の昼・夕食/1食700円)
食事の献立は、プライベート宅配食サービスを行う管理栄養士が、個人ごとに聞き取りをして、体調や希望にあったものを提供。
800円で地域の人に、宅配食サービスも行っています。

不老さんは、老後に1人になった時に、「自分が安心して暮らせるものを作りたい」という思いから、全室にペアガラス、床暖房、電磁調理器などを設置。
「設備のグレードを高くしたことと、管理人を常駐させていることで、どうしても一般の賃貸住宅より1割くらい家賃が高くなってしまう」そうです。
現在、空き室が1室あります。

年を取って1人になった時に、どんなところで暮らしたいのか。
「1人じゃつまらんだろう。というのが、わたしが悠遊館を作った理由です」と話す不老さん。
プライベートな空間と、みんなと話をしたり食事を楽しんだりというつながりを、共に実現した住まいの形が、そこにありました。

【悠遊館概要】
○コミュニティーハウス悠遊館
住所/神戸市北区八多町中843番地
総戸数/15戸
住居専有面積/36.23〜45.75㎡
賃料/月額6.5〜8.5万円
共益費・サポートサービス費用/6000円
駐車場代/月額5000円/台 各戸1台分確保
入居金/50万円
公式HP http://www.c-h-yuyukan.com/yuyukan/index.html


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臨時議会で新しい議長など役職が決まりました

4月30日に臨時議会が開かれ、新年度の議会の役職が決まりました。

議長、副議長ともに2名の候補者が立候補の表明をし、どちらも選挙で決することに。
選挙の結果、議長には近藤秀樹議員。副議長には柘植三良議員が選ばれました。

近藤秀樹議長は、3期目で、議長は2度目。
柘植三良副議長は、わたしと同じ1期目の議員。
1期目(議員になって3年目)で、副議長という役職につくことは異例の抜擢とのこと。
前回の選挙で、20人のうち、9人が1期目という構成になり、前年度でも常任委員会の副委員長を1期目の保守系議員が年功順で任されていました。
新年度は、1期目の議員のうち
○経済建設委員会
 委員長/石川正議員、副委員長/井俣憲治議員
○民生委員会
 委員長/近藤鑛治議員、副委員長/山田達郎議員
○総務委員会
 副委員長/加藤啓二議員
と、5人が、常任委員会の委員長・副委員長を務めることになりました。
(1期目で役職についていないのは、水川淳、山下律子、有元洋剛の3人ですから、今回は年齢順というわけではないようです)

臨時議会では、議長・副議長のほかに、一部事務組合(尾三消防、尾三衛生、日東衛生、水道企業団、農業共済)の議員選挙も行われました。

さて、わたしの役割ですが
総務委員、議会だより編集特別副委員長、日東衛生組合議員 を勤めることになりました。
議員になった年から2年連続で所属していた民生委員会は、前年度までで卒業。
新年度は総務委員会で頑張ります。

このほかに、
「突然、当日の朝に提出されたので、今回の議会ではとりあげない」と議会運営委員会で決められ、臨時議会に議案として出てこなかったのですが
臨時議会の休憩時間に行った全体委員会で、「町長任命の審議会への議員参加をやめてはどうか」という意見が、共産党の議員から出されました。
議案としては、「総合計画審議会委員の議会選出議員を廃止する」という内容のものが提出されていたようですが、わたしは議運のメンバーではないので見ることはできませんでした。

総合計画は、町の今後10年の政策方針を決める重要なものです。
住民が望む施策を採り入れるために、総合計画は住民参画を中心として立案してほしいと考えていますが、今のところ、住民の意見はアンケートで聞くという方針とか。
総合計画審議会委員も、限られたメンバーですので、住民参画の委員会とはいいがたい側面があるのではないかと心配しています。
で、この総合計画審議会委員に、議会から5人選出されることになっています。

町長任命の審議会については、「議員は参加すべきではない」という考え方が主流になりつつあります。
お隣の長久手町、三好町でも、審議会への議員参加は廃止されています。

総合計画審議会に議員が入ることについて、「町の今後の方針を決める重要な審議会であり、議員が参加しないのは無責任だ」という意見も出ました。
しかし、総合計画は議会が独自に対案を作ることもできますし、修正案も出せます。
実際に、北海道の栗山町議会は、町が打ち出した今後7年間の総合計画案に対抗して、独自の対案を作っています。
町が作ったこれまで通りの「発展計画」としての総合計画に対して、議会案は「成長型の総合計画の時代は終焉した」との認識を冒頭に提示。
「財政の健全化」を重点課題とし、年次別の目標数値を示すよう求めたことで、町は議会案の8割を採り入れたそうです。

審議会に議員が参加しなければ、議会の意見が反映されないというわけではないのです。

議会としての役割を見直す自治体が増えている中、東郷町議会の姿勢も問われています。

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「このゆびとーまれ」訪問記

「このゆびとーまれ」訪問記
子どもも高齢者も一緒に過ごす「富山型」デイサービスを生み出した、富山市の「このゆびとーまれ」に行ってきました。

「このゆびとーまれ」は、平成5年に、富山県内で初めての民間デイケアハウスとして誕生しました。
作ったのは、惣万佳代子をはじめとする3人の看護師さん。
病院で、「なんで畳の上で死ねんが?」とお年寄りから言われ、なんとか畳の上で看取りができるような場所を作りたいという思いで、退職金を持ち寄って始めたのが始まりです。

このゆびとーまれ については、下記の公式ホームページをどうぞ。
http://www.geocities.jp/kono_yubi/main.htm

惣万さんたちが「このゆびとーまれ」でお年寄りの看取りをした体験を、講演会で聞く機会があったのですが、人が生き、死ぬということに寄り添う姿勢に、心から感動しました。
それ以来、ぜひ一度、このゆびとーまれを見に行きたいと願ってやまなかったのですが、ようやく訪問することができました。

で、訪問と書きましたが、正確には、ボランティアとしての訪問です。
「このゆび」に「見学したいのですが」と電話をかけたら、「基本的に見学は受け入れていません。半日ボランティアという形なら」といわれたためです。
お昼ちょっと過ぎに着いて、夕方5時まで、滞在しました。

残念ながら、惣万さんは用事で、わたしが着いたのと同時ぐらいに出かけられたので、お顔を見てあいさつすることしかできませんでした。
電話でも「説明はできませんけど、それでもいいですか」と言われていたので、スタッフから話を聞くことはあまりせず、わたしはボランティアとして利用者と一緒に過ごすことになったのですが、説明を聞かないで、ほぼ利用者の目線で半日過ごすのは、とてもいい体験になりました。

このゆびとーまれは、赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな人が共に過ごす、共生型のデイサービスを行っています。
わたしが訪れた時は、幼稚園に入る前の幼児と、障がい者、ケアの必要なお年寄り(認知症の方から寝たきりに近い方まで)が同じ空間の中で、共に過ごしていました。
また、スタッフとして、知的障がいのある青年が2人働いていたり、ボランティアに近所の人がやってきたり、夕方からは学童保育に小学生がやってきたりと、いろんな人たちがかかわっているのが特徴。
特に知的障がいのあるスタッフと認知症のお年寄りのかかわりは、勉強になりました。
のんびりゆったりしたペースがお年寄りと合うのか、接し方がとても自然で、構えていないのがいい感じです。
ボランティアとして、認知症のお年寄りと一緒に座っていたわたしにも、気軽に話しかけてくれて。
居場所がなくて身の置き場がない状態(通常スタッフはトイレ誘導などのケアで忙しくて、話しかけにくい雰囲気でしたので)にいると、知的障がいのあるスタッフが声をかけてくれるのが、しみじみうれしいものだと感じました。

もう1つ強く感じたのが、子どもの力。
特に赤ちゃんの持つパワーです。
時にうつらうつらしながら、じっと座っている認知症のばあちゃんたちが、赤ちゃんの泣く声には、機敏に反応。
「どうした、どうした?」「なんも怖いことないよ」と優しい口調で声をかけながら、赤ちゃんのいる方に集まっていきます。
よちよち歩きの幼児の笑顔、テレビの歌に合わせて踊る姿などに、目を細めるお年寄りの姿は、「赤ちゃんからお年寄りまで、障害があってもなくても一緒にケアする活動方式」をすすめる富山型デイならではの光景です。

子どもたちには、スタッフも癒されるとのこと。
お年寄りだけを集めたデイサービスにはない良さが、そこにはありました。

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