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老い支度勉強会〜遺言状の書き方・作り方

昨日の新聞に、遺産を巡って家族がぎくしゃくしてしまったという記事が載っていました。
まずは、記事の紹介を。

--------------------------(ここから引用)-----------------------
あなたの安心
 相続を円満に(1)

「お金って、本当に人を変えてしまうんですね」
東京都の会社員女性(51)は、しみじみとそう話す。
父の遺産を巡って、弟との関係がぎくしゃくし、年に数回は帰省していた中部地方の実家に行けなくなってしまったからだ。

女性の父は07年末、がんで亡くなった。
実家には、過去に脳卒中を起こして体に不安のある母と、無職の弟が残された。
弟は生活費を両親に頼っていた。

結婚して実家から離れて暮らす女性や妹は、母と弟だけにするのは心配だった。
しかし、葬儀の直後に、弟は就職すると宣言。
女性は「ようやく自立してくれる」と胸をなで下ろした。

数日後、たんすから計2500万円分の現金や預金通帳が見つかると、弟の態度が一変した。

(中略)

女性は「弟は遺産をとられまいと、私たちを遠ざけているようだ。母の面倒をちゃんとみることを条件に、財産はすべて息子に譲る。父がそんな遺言を残しておいてくれたら、こんなことにはならなかったのではないか」という。

遺産の分け方では対立しなかった女性でさえ、姉弟関係はもつれたままだ。
遺産分割で折り合えず、家庭裁判所に調停を申し立てたケースは07年度1万317件で、85年の2倍に達した。

(朝日新聞・朝刊/2009年4月11日)
--------------------------(引用ここまで)--------------------

遺言書がないために、家族間でもめるケースは増えています。
記事の中には、遺産を巡って家族が争う理由として

①故人の意思が不明
②相続の知識が不十分
③遺産分割が不公平

の3つがあげられていました。

老い支度を考えるなら、遺言書についての基本的な知識は学んでおきたい。
ということで、5月の第2土曜日に、遺言書についての勉強会を企画しました。

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老い支度勉強会
遺言書の書き方・作り方
〜知っておきたい 遺言書の基礎知識〜

老い支度として、また大切な家族が後で困ることがないように、正式な遺言書の作り方をあらかじめ知っておくことが重要です。
行政書士として、遺言書の実務や遺言書をめぐるトラブルなどに詳しい水川淳氏を講師に迎えて、遺言書の基礎を学ぶ勉強会を企画しました。
遺言書を書く意義や、遺言書がない場合におきるトラブル。
有効な遺言書を作るためのポイントなどについて、お話いただきます。
ぜひお気軽にご参加ください。

  講師: 水川淳氏(行政書士)
  日時: 5月9日(土) 午後1時30分〜3時30分
  場所: いこまい館・2階 会議室B
  主催: 老いても安心まちづくりの会(おいまち会)
  定員: 先着30人
  参加費:200円(支払いは当日会場受付で。会員は無料です)

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参加希望の方は、ブログ右上の「メール送信」からお申し込みください。
(当日参加もできますので、お気軽にお越しください)

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コメント

私は養子をとって跡取りです。○○家の法事等をやってきました。18年8月に母が亡くなりました。母の土地の上には私名義の家が建っていますがこの土地の半分の額をくれと嫁いだ姉からと要求されて、今調停の9回目を迎えるところです。母が残したなにがしかの遺産も勿論半分です。割に合わないと思っていますが、調停をしてきて思うことは、何度説得しても無茶を言う側より、調停案に応じようと努力する側にもっと相手方の要求額に近づけるよう説得してきます。おかしい話です。こちらが応じる態度を見せるとあちらはあと100万と上乗せを要求してきますし、調停不成立になって審判に移行し、裁判になっても仕方ないと思っています。私の周囲でも相続の額の多い少ないに関わらず、揉めている方々が多くいます。こういう遺言書の勉強会に来ない高齢者の子孫が揉めると思いますよ。いい試みですね。

投稿: みかん | 2009年4月25日 (土) 22時49分

みかんさま

コメントありがとうこざいました。

住んでいる家が立っている土地に、その半分の額を要求されるとは、本当にたいへんですね。
調停中とのこと。心痛お察しいたします。

年をとっても安心して地域で暮らし、自分らしい生を生きることができるようにと、「老いも安心まちづくりの会」という会を立ち上げ、老い支度を考える学習会を行っています。
時代の変化が急速におこり、政府も親族もあてにできなくなっている今、自分のことは自分で考え、決断できるように、いろいろ勉強しなければならないなぁと、私自身も思っています。

遺言書の学習会、関心が高いようで、企画してよかったと思います。
内容については、またブログでも報告させていただきますね。

投稿: 山下りつこ | 2009年4月26日 (日) 01時46分

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