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シルバーハウジング訪問記

シルバーハウジング訪問記
西加茂郡三好町にあるシルバーハウジングを訪問しました。
(写真は、シルバーハウジングがある三好町の福谷県営住宅)

シルバーハウジングが何かについては、前にわたしが書いたブログ
シルバーハウジングを知っていますか?」をご参照ください。

最初にことわっておきたいのですが、
入居を希望する人にも、事前にシルバーハウジングの見学は許可されません。
わたしは、介護情報紙の取材で、空いているシルバーハウジングの部屋の見学を愛知県の担当者にお願いしたのですが、やはり、見学させてもらえませんでした。

シルバーハウジングの見学ができない理由は
見学するためには、部屋の鍵を開けなければいけないのですが、「鍵を開ける人の都合と見学希望者の都合を調整することができない」とのこと。
「人件費をぎりぎりまで削っているので、見学に人手はさけない」とのお話でした。

シルバーハウジングについて記事を書いて紹介するにあたり、ぜひとも住んでいる人の感想が聞きたい、できれば部屋も見せて欲しいと思っていたのですが、幸い取材に協力いただける住民の方が見つかりました。
今日は、その方の部屋にうかがったという経緯で、訪問記を書いています。

では。
ここからが、本文です。

訪問したのは、三好町に5年前にできた福谷県営住宅。
高齢者限定のシルバーハウジングは、エレベータからすぐの2戸。(各階にあります)
おとずれたのは5階の部屋ですが、建物の入り口は車椅子であがれるように緩やかなスロープがあり、エレベーターホールからは目の前でした。
車椅子でも生活できるように、バリアフリーになっていて、住戸の玄関扉も通常のドアとは違い、横にスライドして開けられるようになっています。

部屋の中も、基本はバリアフリー。
ですが、車椅子で生活するには不都合がいろいろあり、介護保険の住宅改修で風呂場のドアをはずしてカーテンにしたり、部屋から段差があったベランダにすのこをおいて高さをそろえるなどしたとお聞きしました。
これは、シルバーハウジングが自立した元気な高齢者が住むことを前提としているのが、原因のようです。
基本的に車椅子で生活するようには設計されていないのです。
そのため、調理台が座って作業するには高すぎる、洗面所も下の部分が空いておらず車椅子ではつかえるので洗顔しにくい、電灯の玉が切れたら交換できないなど、日常生活の不便もいろいろあるそうです。

とはいえ、
○緊急通報のボタンが居室内に6カ所ついている。
○平日の午後1時〜午後は、ライフサポートアドバイザー(生活援助員)が建物内に常駐していて、困りごとの相談にのったり、毎日、電話で安否確認をしている。
○水センサーがついていて、在宅しているのに水が流れない、または2時間以上水が流れっぱなしになっている時には、緊急の連絡が入って安否確認にくる。
など、いざという時の安心のための仕組みが整っているのは、シルバーハウジングの良い点。

ほかに
○居室の広さが50㎡近くあり、ゆったり暮らせる
○家賃が安い(所得によって、2万〜4万)
という点も、良いなと思いました。

今まで、有料老人ホームや介護施設はたくさん訪問してきましたが、そういった所と何より違っていたことは、
個人の生活がある
ということ。
訪れた部屋の中には、趣味だという音楽CDやビデオが壁いっぱいに並んでいました。
ワンルームでなく、2DKなので、寝室と居間はきちんと分けられています。
住んでいる人が、どんなことが好きで、どんな暮らしを送っているかがわかる。
そんな部屋でした。

施設ではなく、賃貸住宅。
介護中心ではなく、生活中心の暮らしが、そこにはありました。

「どんな暮らしがしたいか、自分で選べるのがいい」
という入居者の言葉が心に残った訪問でした。

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