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第4期東郷町高齢者保健福祉計画について、町行政に申し入れしました

来年から3年間の、介護・福祉サービスの内容や介護保険料の基準となる「第4期東郷町高齢者保健福祉計画」について、福祉部長に申し入れを行いました。

第4期計画で盛り込まれている基本理念や目標はいいのですが、それを実現させるための具体的な施策までは言及されていなかったので、「こうしたらもっと良くなる」という提案を中心とした申し入れです。
介護予防の充実や在宅で暮らすための支援策など、全部で7項目。

くわしくは、下記に全文をつけておきます。

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山内福祉部長様              2009年1月27日
                東郷町議会議員  山下律子

    第4期東郷町高齢者保健福祉計画についての申し入れ

第4期計画で明示されている基本理念を実現させるために、以下の事項についての検討を行い、計画案に反映いただけますようにお願い申し上げます。

1. 介護予防事業の充実をはかるために
特定高齢者の洗い出しにくわえ、一般高齢者にどう介護予防に関心をもってもらい、自主的な活動につなげていくための施策が必要だと考えます。
そのために
・福祉委員制度創設に向けた検討を始めること(16ある自治区において、介護予防や地域の助け合いをすすめるために、福祉委員をおくこととし、地域福祉推進の役割を担う人材の任務・仕事内容・身分を公的に担保する)
・自治区地域福祉推進計画の策定推進を始める(地域福祉計画を地域ごとの実情にあった実効性あるものにするため、自治区ごとに創設した福祉委員を中心に、地域の問題点を洗い出し、対応策を住民が協議する場をつくる)
・地域のたまり場として、活動拠点確保のための支援制度をつくる(たまり場の必要性を感じ、やってみたいと思う人は多いが、場所が確保できず進まない実情がある。活動拠点となる場所を町が提供・借り上げする制度をつくる)

2. 在宅で暮らしたいを支援する在宅介護サービスの充実のために
・アンケートで要望が多かった「緊急時の利用」「土日祝日の利用」「通所介護の時間延長」をどう行うか。ナイトケアや医療支援が必要な人のデイサービス利用など、具体的な介護サービスの創設を検討すべき→社協で実施しては
・地域密着サービスの具体的数値目標の明記を(現在でも待機者がある「認知症対応グループホーム」の増設、「小規模多機能居宅介護」「夜間対応型訪問介護」について、具体化できるよう数値目標を入れる)

3. 介護サービスの質の向上をめざして
・福祉オンブズマンの創設(利用者や家族からの疑問や苦情に、第三者が客観的に対応できるよう、福祉オンブズマン創設にむけて検討する)
・介護サービスの第三者評価の実施(いつでも安心して利用できる介護サービスの質を確保するため、行政と住民が協働で行う第三者評価委員会を創設)
・マイケアプラン作りを援助・指導する専門窓口を創設(適切なケアマネジメントを行い、質を向上させるために、行政が自分のケアプランは自分で作りたいという住民を支援するための窓口をつくり、チェックできる人材を育てる)

4. 介護を受ける利用者や家族を支えるために
・介護知識向上への支援(定期的な介護講座の開催、出前講座など)
・介護者同士の定期的な交流(家族介護者の負担を軽減し、情報交換ができるように、毎月1回程度の定期的な交流の場を設ける)
・利用者同士のピアカウンセリングの支援

5. 地域ケア体勢の確立のために
・高齢者の見守りマップづくりを行う(自治区ごとに福祉委員会をたちあげ、地域の問題点把握のために、見守りマップ作りを行う)
・高齢者の見守りネットワークづくり(困った時はお互い様の関係を)

6. 終末期を支える医療体制の確立のために
・訪問医療専門の病院と、訪問看護ステーションを
・365日24時間、利用できるヘルパーを確保する
・医療依存度の高い人を受け入れるデイサービス、ナイトケアの創設

7. 必要なサービスは自分たちの手で。住民力を育てるために
・介護や福祉を担うNPOを育てる支援体制を(講座を開くだけでは、起業までつながらない。場所の無償提供、期間限定での援助金などで、創設期から軌道に乗るまでの数年を支える体勢づくりを。
配食、コミュニティカフェ、たまり場運営など、住民が主体的に始める福祉・介護事業は多い。どう支援して育てるかは、行政の腕の見せ所では。

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内容について、福祉部長、課長と面談して補足説明を行い
町の福祉部としての見解として

①介護予防事業の充実を推進するために、16ある自治区ごとに地域委員会などの住民組織をたちあげるなど、継続的に地域の介護予防や防災、祭りなどの伝統文化継承などを行っていけるよう、行政としても努めていくこと。

②在宅介護サービスの充実のためにも、地域密着型サービスの認知症対応グループホームの増設や、小規模多機能居宅介護の新設にむけて努力していくこと。(数値目標としては明記しないが、3年間で実現していけるよう柔軟に取り組む)

以上、2点について方向性を示していただきました。

第4期東郷町高齢者保健福祉計画は、2月4日まで住民からの意見を受け付けています。
くわしくは、下記をご覧ください。
http://www.town.togo.aichi.jp/Contents/ePage.asp?CONTENTNO=4055&PNO=0


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