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費用弁償への問題提起

今日の午前中に、日東衛生組合議会の第2回定例会が開かれ、議員として出席しました。

日東衛生組合とは、日進市と東郷町が合同で、し尿処理などを行う一部事務組合です。
下水道が普及すれば、役割は小さくなってくると思われますが、現在は、日進市と東郷町が利用量に応じて分担金や負担金を出して、し尿処理に関わる業務を行っています。

ちなみに、2市町でどれだけの分担金を出しているかというと、
平成19年度決算で、
日進市は、約1億5700円(全体の61.6%)
東郷町は、9818万円(31.4%)

支出しています。

今日の議会では、平成19年度の決算認定のほか、議員の報酬についての条例制定などが議案として討議されました。

今まで、日東衛生組合議会議員には、年額4万5000円の報酬、1日につき3000円の費用弁償が支払われてきました。
今回の条例制定は、いままで議員の報酬について単独の条例で明文化されていなかったものを、地方自治法の改正を受けて、正式に条例として定めるものです。

で、ここで注目してほしいのが、費用弁償の問題です。
費用弁償というのは、議員報酬のほかに、議会や全員協議会に出席するたびに、1日3000円を支給するというもの。
交通費実費を支払うならまだしも、日額3000円の費用弁償を条例化するのは、問題が多いと思い、私は反対しました。
(同時に、議長、副議長などに支給される費用弁償を定める条例提案についても反対しました)
議会で「反対討論」を行い、なぜ反対するのかを述べたので、下記に引用します。

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議案第8号「日東衛生組合議会特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例等の一部を改正する条例について」、反対の立場から述べさせていただきます。

さきほど、島村議員から、議案第7号「議員報酬および費用弁償に関する条例の制定」に対して反対討論があり、採決で私もその意見に賛同し、反対しました。
報酬のほかに、日当ともいうべき費用弁償を支払うことについては、給料の二重支払いとの批判も強く、地方議会では費用弁償をやめるところが増えています。
すでに、日進市議会でも費用弁償は廃止したとのこと。
このさい、先進的な日進市に足並みをそろえ、住民に誤解をあたえる費用弁償はやめる好機だと考えるからです。

日東衛生組合議会特別職の職員とは、管理者である日進市長、副管理者である東郷町長、議員の中から選任された監査委員をさしています。
さきほど、7号に議員への費用弁償は廃止すべきという理由から反対した以上、市長、町長、議員に対して費用弁償「日額3千円」を支給する条例についても、反対すべきと判断しました。
日額3千円の費用弁償は、交通費の実額に対しても高額にすぎます。
また日東衛生組合議会の構成市町である日進市、東郷町議会が費用弁償をどうとりあつかっているかといえば、日進市はすでに廃止、東郷町は日額千円と、どちらの議会に比べても高額であり、住民理解を得られるとは思いません。

今回、条例を改正する議案が出たことを、日東衛生組合議会で費用弁償制度を廃止する良い契機だと捉え、前向きに議論していくきっかけになればと願います。
議案第8号については、費用弁償を廃止していただきたいという理由から反対とさせていただきます。

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反対討論の中にも書いてあるように、日進市の島村議員も費用弁償廃止を訴え、反対しました。
が、反対は私と島村議員の2人のみ。
そのほかの議員は賛成し、「賛成多数」で、可決してしまいました。

さて、費用弁償の問題は、じつは東郷町議会にもあります。
私は「費用弁償は廃止すべき」という思いから、去年の今頃、
「東郷町議会での費用弁償(日額千円)についても見直しに向けて、全体協議会で話し合いの議題としてほしい」
と議長に申し入れを行いました。

今回、日東衛生組合議会で費用弁償に反対したのは、東郷町でも廃止するよう昨年から提言を続けているという理由もあります。

ですが、反対したことに対して、
「東郷町議会で廃止できていないのに、日東衛生組合議会で費用弁償の廃止を言うのは良くない」
との指摘を、先輩議員からいただきました。
「すでに廃止している日進市の議員ならいいが、東郷町の議員が言うべきではない」
とのご指摘です。
東郷町議会においても、過去に(まだ私が議員になる前に)、費用弁償や政務調査費の問題はかなり話し合われたとのこと。そうした経緯も承知していない、新人議員が先走ったということで、おしかりを受けてしまいました。

他の議員さんも、賛成した理由について、ブログで、
「東郷町では費用弁償廃止が議会で表立って議論になったことがないこと、おそらくそれに配慮して日東衛生組合でも費用弁償を廃止しなかったのだろう、ということからして、東郷町選出の私が反対したら整合性が取れない、ということを伝えたかった」
と書いていらっしゃいますから、東郷町議会の先輩議員方は同じ認識なのだと思います。

新人議員の暴走(?)で、議会の場で「費用弁償廃止」の意見を表明してしまい、配慮が足りないとのご批判はあえて受けなければと思っています。
でも、これを機に、費用弁償について、東郷町議会でも一部事務組合でも、議論していければと期待しています。

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