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市民自治のまちづくり

市民自治のまちづくり
昨日は、白土コミセンで行われた、川瀬町長を迎えての「地域なんでも懇談会」に参加。
今日は、日進市で行われた「前宮城県知事・浅野史郎氏講演会」に、参加しました。
(写真は浅野史郎氏講演会の様子。小さくてわかりにくいですが、マイクをもっているのが浅野さんです)

まずは簡単に、昨日の「地域なんでも懇談会」の報告から。
白土区の組長会の前に時間設定をした関係で、役員さんなど60人以上が参加。
はじめに、川瀬町長から、これから取り組んでいきたい事業やまちの財政状況などの説明がありました。
----------------------町長の説明より抜粋-------------------------

○学校の耐震化について
東郷町では、今年で小中学校の校舎は、すべて耐震化工事が終了する。
だが、まだ体育館が残っており、耐震化計画では、平成24年までかかる予定になっているが、いつ大きな地震がくるかわからないので、できれば体育館の耐震化は前倒しで実施したい。

○地震時の水や食料の供給について
町内の井戸を調査したが、飲み水としてはほとんど使われておらず、電動ポンプに替わってしまった井戸も多かった。井戸を災害時の飲み水として利用するのは、なかなか難しい。
水道企業団の水を輸送する手段として、1トン入るタンク(折りたたみ式)を10個用意した。
これで、軽トラックに積んで、各地に運ぶことができる。
飲料メーカーと特別契約を結び、役場やコミセン前などに災害時に無料で飲み物を供給できる自動販売機も設置している。これで、災害時の飲み水は確保できるのではないかと思っている。
食糧の備蓄については、まだこれから。予算の都合がつき次第、計画的に準備していきたい。

○放置車両の撤去を開始
9月から愛知警察とタッグを組んで、町内にある放置車両の撤去を開始している。
見つけた方は、ぜひ役場までご一報願いたい。
これからは町を挙げて、犯罪を防止するために、「安心・安全なまちづくり条例」をつくる予定。
12月議会で提案できるように準備しているところだ。

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こうした説明のあと、参加した住民からいろいろな質問や意見が出されたのですが、おもに道路に関するお願い(生活道路を広くしてほしい、舗装が傷んでいる箇所を修理してほしい)と、町の少子化対策についての質問でした。

その場で述べられた町長の回答で、大事だと思ったものを2つ。
1. 
道路など、「区での生活に関する要望は、区長さんを通じて文書で出し、2週間以内に町から回答を出すのが原則」というルールを作った。
口頭で直接役場に言ってこられても、「だれが聞いたか」「回答はどうなったかわからない」ということになりやすい。「困りごとがあったら、区長さんを通じて文書で出してください」

2.
第3子についての手当は、制度が決まった今年4月2日以降に生まれた場合にしか出ない。それ以前に生まれた第3子には手当がでないのが不平等ではという意見は寄せられているが、施行日をどこまでさかのぼればいいのかわからず、かえって不公平になるのではないか。
施行日以降に限定する方が、公平であると考える。
なお、子ども医療費については、来年4月1日から小3まで無料化したいと考え、予算に組めないか担当課に指示を出しているところ。
今の東郷町は、100億ほどの予算を組んでいるが、毎年、臨時財政対策債(平成22年度に廃止予定)から3億数千万円借入しないと、予算が組めない。非常に苦しい財政状況である。
こうした現状の財政では、小3までの拡大が精一杯であることを理解してほしい。

簡単にまとめるつもりが、けっこう長くなってしまいました。
私からの感想としては、「懇談会」というより、「町長の町政報告会」みたい…。
これからの懸案事項(たとえば、東郷町の医療・福祉をどうしていくかなど)を、ざっくばらんに話し合えるといいのにと思いました。

さて、
今日行われた浅野史郎氏講演会に、話題をうつしましょう。

改革派知事として知られる浅野史郎氏ですが、知事になる前は厚生省のお役人。
厚生省障害福祉課長に就任したのを契機に、障害福祉をライフワークとして、熱心に活動しています。
宮城県は、知的障害者本人の幸せを実現しようと、日本ではじめて「施設解体宣言」を出した県。
施設を出て地域の中で生活できる支援体制を整えつつある先進地です。

私としては、障害福祉について、特に「施設解体宣言」について聞きたかったのですが、
今日の演題は「市民自治のまちづくり〜いま私たちにできること〜」
福祉の話は今日の主題からずれるかと思い、質問したい気持ちをぐっと抑えたのでした。

講演の中では、地域づくり、本物の民主主義とは、地方自治について、の3点がメインでした。
浅野さんの要旨と、印象に残った言葉を報告します。

-------------------浅野史郎氏の話から-------------------------

○地域づくりについて
「地域づくり・まちおこし」というと、国から補助金をもらって、はこものを建てて。という話になりがちですが、それでは本当のまちおこしにはなりません。
地域づくりには「誇り」が大切。その「誇り」は、よそとは違う、自分たちだけのもの。そんなスペシャルなものに気がつくことから始まるのです。
そのために必要なのは、お金じゃない。補助金さえあれば、できるというものではありません。
大事なのは「人」
特に、「よそもの、変わり者、女性」を排除せず、いかにその人たちの力を引き出すかが大切だと思います。「元気なまちは、必ず女性が元気なまち」ですから。

○本当の民主主義とは
民主主義とは、何でしょうか?
私にとっては、「税金」。「住民が納得しない税金はいっさいとれない」ということです。
17世紀のイギリスで、「国民が承認しない税金は、一銭たりともとってはいけない」という法律ができた。
「国民が納得しない税金の使い道は、認めない」とも決めています。
これが、民主主義の根幹となっています。
つまり、税金の使い道に関心を持つのが、民主主義なのです。
民主主義は、観客じゃだめ。自分のことなんです。
この反対が、「おまかせ民主主義」ですが、みなさん1人1人が、今の政治はけしからんという怒りを持つことが大事です。
「怒りは関心への入口。関心は行動への第一歩」
ぜひ行動してください。

○地方自治について
「地方自治は民主主義の学校」
この言葉は、イギリスの政治学者、ジョン・ブライスが言いました。
私は大学で学生たちに、政治の話や地方自治について話しています。
学生に「住んでいたまちの首長の名前は? その県の知事の名前は?」と聞くと、「わかりません」という答えが返ってきます。
「国政は高校・大学にあたる。その前に、地方自治体の議会や行政について学んでこないとだめじゃないか。もう授業料は、税金という形で払ってあるんだから」
と話します。
団塊の世代が定年をむかえて地域に帰ってきています。
どうですか?究極のボランティアとして、地方議員に立候補してみませんか。
立候補しないまでも、地方自治に参加する人が増えることを期待しています。

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浅野史郎氏のホームページを以下にリンクしておきます。
興味のある方は、どうぞ。
浅野史郎 夢ライン


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コメント

山下さんの記載ミスだと思いますが・・・

東郷町は、100億ほどの予算を組んでいるが、毎年、財政調整基金(平成22年度に廃止予定)から3億数千万円借入しないと、予算が組めない。非常に苦しい財政状況である。

っていう部分。財政調整基金というのは、財源不足を補う目的で貯めてある”貯金”の事だよ。臨財債(臨時財政対策債)と書き間違えてるよ。

投稿: いまた です | 2008年9月25日 (木) 16時24分

いまたさま

ご指摘ありがとうございます。
うっかり間違えて記載していました(^-^;

頭のつくりが文系ゆえか、財政とか数字の分析などはいつも必死で・・・
これからもご教授、ご指摘いただけると幸いです。

投稿: | 2008年9月25日 (木) 18時11分

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