くりのみ園の田園福祉


議会の県外研修で、長野県小布施町の「くりのみ園」に来ています。
くりのみ園は、知的障がいのある人と、精神障がいの方が通う授産施設。
福祉農園として、鶏を飼い、野菜や米を作って販売しています。
説明にあたってくれた園長の話から、印象に残った部分を紹介します。
まず強く印象に残ったのが、「福祉と農業を融合させた」田園福祉という理念でした。
説明をしてくれた園長は、もとは知的障害者の入所施設で働いており、そこで「働ける可能性がある」利用者に数多く出会ったといいます。
「ちょっと整備すれば、いくらでも地域で暮らせる人がいっぱいいる。このまま何もできず、施設に閉じこめておくのでは、利用者に申し訳ない」
という思いで、施設をやめ、知的障害のある利用者と一緒に農業をやって自活する道を探ろうと、くりのみ園を開園したというお話でした。
くりのみ園は、知的障害者の授産施設ですが、現状では、知的障害のある方が21人(そのうち2人は雇用者として働いてもらっている)、精神障害のある方が1人通ってきています。
通園方法は、送迎バス(毎日2台)10人、自転車・徒歩4人、長野電鉄利用8人。
職員は、園長1人、主任1人、指導員8人(パート3人)、事務員1人、栄養士1人(パート)、作業員2人(知的障害を持っていて雇用されている)。
今年の10月からは障害者自立支援法の「生活介護」と「就労移行」の事業所に移行する予定です。
くりのみ園では、鶏を飼い、農作物を作って、卵や野菜を直売するという形で収益を上げています。
鶏(動物)を飼い、野菜を育てることを仕事として取り入れたのは、障害のある人たちには、自然と動物の癒しの力が良いと考えたからだとか。
「知的障害や精神障害のある人たちが、施設に隔離されず、“地域の中で共に生きていく”ためには、福祉だけではどうにもならない。農業と連携し、生活力をつける福祉をしようと考えた」
と、園長は話していました。
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