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有機農業にこだわる「くりのみ園」

有機農業にこだわる
有機農業にこだわる
写真は平飼いで育てる鶏。手前の野菜は里芋です。

くりのみ園が無農薬・無化学肥料での栽培にこだわるのは、健康を第一に考えているから。
ケージでなく、平飼いする鶏は、3500羽。
健康な鶏が産む自然卵は、アトピーがでないと客に言われるそうです。

くりのみ園で行っているのは、ケージでなく平飼いで育てる自然養鶏(とれるのは有精卵)と、無農薬・無化学肥料での有機野菜栽培です。
鶏糞や腐葉土、ボカシで土づくりを行い、「健康でおいしい野菜」をつくって、地域に供給する(地産地消)。
自然循環と地域・環境・健康を守りながら、障害者が農園で働き、自活できる仕組みを作る試みが、行われているのです。

こうした理念や取り組みが評価され、小布施市の小中学生の給食でくりのみ園の卵を利用したり、直売の卵や野菜に固定客がついたりと経営は順調で、毎年売上額は伸び(19年度で1981万2302円)、障害のある利用者が受け取る工賃も、月額平均で一人当たり19,704円。
この工賃を3万円ほどまであげ、障害者年金とあわせてグループホームで自立生活ができるような経済基盤を造ることが、今後の目標だというお話でした。

「利用者は、汗を流し、土にまみれることをいとわない。みな楽しそうに、畑に飛び出していきますよ」
という園長の話を裏付けるかのように、実際の鶏小屋や畑には、元気な鶏や野菜がたくさん育っていました。

東郷町では、福祉センターに知的障害者の授産施設がありますが、作業は部品の組み立てなどの低賃金仕事にとどまり、自然や地域の人とふれあうことのないまま、同じ作業を繰り返している姿を、先日の町内研修で見ました。
工賃も「くりのみ園」の半額以下にとどまっているのが現状で、障害者の自立生活に向けた支援にはまだまだ遠いという状況にあるようです。

東郷町には、農業を行う農家も、豊かな自然もあります。
今の障害者支援から一歩踏み出し、障害のある人本人がいきいきと笑顔で暮らせ、親の援助なしで自立生活ができるような方法を探る必要があると考えます。
すぐに「くりのみ園」の実践をまねることはできないとは思いますが、取り入れるべき理念はあるはず。
今回の研修が新たな障害者支援の糸口となるよう、さまざまに研究を重ね、提言していきたいと考えています。

くりのみ園 http://www4.ocn.ne.jp/~kurinomi/
長野県上高井郡小布施町大字都住1238-2
電話・FAX/026-247-6330

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