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3月議会一般質問報告その①

今日、通告通り、3月議会の一般質問を終えました。
何回かに分けて、どんな質問をして、どんな答弁があったかを報告します。

まずは、4月から始まる「特定検診・特定保健指導」について。

--------------------(ここから、議会での質疑内容です)--------------

町民の健康を守る健診のあり方を提起するために、4月から新しく始まる特定健診・特定保健指導と、がん健診について、質問したいと思います。

【特定検診・特定保健指導について】
(山下)
まず、特定健診・特定保健指導について伺います。今までの基本健診が廃止され、今年の4月から新しく特定健診に変わるわけですが、実施する目的は何でしょうか? 従来の基本健診とは目的が変わったのでしょうか?

(健康部長)
これまでの健診は個別疾患の早期発見、早期治療が目的となっておりました。そのため、健診後の保健指導は「要精検」や「要治療」となった者に対して受診勧奨をしたり、疾患(高血圧症、高脂血症、糖尿病、肝臓病など)の治療に視点を置いた保健指導を行ってきました。
4月から始まる特定健診・保健指導は、高脂血症や糖尿病あるいは内臓肥満など、生活習慣病と言われる病気の予兆現象である内臓脂肪症候群、いわゆるメタボリックシンドロームに着目して、その要因となっている生活習慣を改善するための保健指導を行い、糖尿病など生活習慣病の有病者・予備軍を現象させ、医療費の伸びを抑制しようとするものであります。

(山下)
病気の「早期発見・早期治療」に重点をおいた健診から、病気の予兆、つまり病気になる可能性が高いと思われるメタボリックシンドロームの該当者を見つけ出し、生活習慣病を予防することに重点がおかれた健診へと変わるわけですね。

さて、「予防」に軸足を移すことで、病気の危険性が高い該当者を見つけ出し、特定保健指導で、生活習慣を改善してもらうことが主目的になるわけですが、従来の基本健診よりも検査項目が減り、本人が自覚していない病気の早期発見ができにくくなるのではと懸念しています。
たとえば、胸部X線撮影や心電図、貧血などの検査は基本的にはずされました。これでは、メタボ発見のみに特化し、ほかの病気を見落とす危険性があるのではないでしょうか?

(健康部長)
医師が必要と認める場合には、心電図や眼底検査など、3項目の検査を上乗せで行えることになっております。従って、現行の基本健診と同じ内容のものを行うわけでありますので、サービスの低下になるとは考えておりません。

(山下)
健診時に、問診や視診で、医師が必要だと認めれば、減った検査項目も追加でできるということですね。

メタボ検診だと体重が重い人へのチェックは入りますが、やせている人はノーチェックとなります。内臓脂肪のめやすとしての腹囲(男性85㎝以上、女性90㎝以上)や、体格指数BMIの数値が基準値以下であれば、血糖値や脂質、血圧の数値が悪くても、保健指導の対象にならないのは、問題だと考えています。
新聞記事では、
BMI18.5未満のやせている人が糖尿病になるリスクは、普通体重の人より、男性で32%、女性で31%高いという調査結果が報道されています。反対に太めのリスクは男性で18%ですから、「やせ」の危険率の方が、「太め」より高いとの調査結果です。
日本ではやせ型の糖尿病が多いのです。太めの人の危険性だけに特化して、数が多いやせ型の糖尿病や、高血圧の人を見落とせば、やせた人は生活習慣の改善の機会を失ってしまいます。
こうした「やせ」の危険性についてどう考えますか。

(健康部長)
医学会の中で、さまざまな意見があることは承知しています。ですが、国で決められた指針通りにやっていくことが大事かと考えています。

(山下)
特定検診・特定保健指導を4月からどう実施していく予定ですか

(健康部長)
健診の形態としては、集団検診と個別健診の両方で実施する考えであります。
実施時期については、集団検診を6月から7月にかけて、個別健診を8月から12月にかけて行う予定をしております。
受診者へのご案内は、集団検診については4月末までに全ての被保険者に事業のご案内をして、5月中旬までに受診の申し込みを受け付け、受診券の交付(送付)をする予定です。なお20年度の受診率は30%程度と見込んでおります。

(山下)
特定健診は、集団検診と、町内の診療所での個別健診とで行っていくわけですね。
問題なのは、特定保健指導、中でも専門職が3ヶ月以上も個別に指導しなければならない「積極的支援」への対応だと考えていますが、町の保健師が行うのは「動機づけ支援」のみであり、「積極的支援」は、外部に委託すると聞いております。この理解で間違いはありませんか?

(健康部長)
はい。その予定です。

(山下)
特定健診の対象者数と、その結果、必要になると見込まれる特定保健指導の対象者数を教えてください。

(健康部長)
特定健診の対象者は7092人。特定保健指導は、動機づけ支援が85人、積極的支援が45人と、見込んでいます。

(山下)
具体的な実施内容を聞く限り、「いこまい館の改修工事を行ったり、診療所横に新たな建物を増築しないと、特定健診・特定保健指導に対応できない」ということはないと思いますが。
町長、いかがお考えですか?

(町長)
いこまい館の見直しは、特定健診・特定保健指導のためにするわけではありません。
また、そのために、新しい施設を作るということは考えておりません。

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☆この続きは、明日掲載します。

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