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介護付有料老人ホーム「アビタシオン博多」見学記

有料老人ホームの激戦区といわれている福岡市。
その中心地である博多区の介護付有料老人ホーム「アビタシオン博多」に、行ってきました。

福岡市にある有料老人ホームは、介護付だけで57施設。
博多区には9施設の施設があります。(WAM NET ワムネットでの検索結果による)

福岡市の人口は、676,648人(平成20年3月1日現在推定)
つまり11871人に1施設の割合で、介護付有料老人ホームが存在しているということ。
どのくらい激戦区かという目安を示すために、名古屋市の状況と比較してみると、
名古屋市の人口は、2,239,142人(平成20年3月1日現在推定)で、介護付有料老人ホームは72施設。
31099人に1施設の割合。
単純計算で、福岡市は名古屋市の、3倍の介護付有料老人ホームがあることになります。

名古屋市は、特別養護老人ホームが少ない分を、介護付有料老人ホームを多く誘致することで、介護サービスを補完しようという方針で、有料老人ホームを増やしてきたので、かなり数が多いと思っていました。
その名古屋市の3倍。
たしかに、有料老人ホームの激戦区という言葉に納得です。

さて、そんな激戦区の介護付有料老人ホームの実態は?
ということで、福岡市で一番古い有料老人ホーム「アビタシオン博多」に見学に行きました。

介護付有料老人ホーム「アビタシオン博多」には、入居時自立・要支援が対象の1・2号館と、要介護の人が対象の3号館があります。
1番古い1号館は、20年以上も前にオープン。介護専用の3号館が数年前にオープンするまで、「入居者が介護が必要になっても、できるだけ自分の部屋で継続した生活を送ることができるよう、努力してきた」そうです。

案内された2号館の部屋は、一番小さい部屋との説明でしたが、それでも44㎡ほど。
ゆったりした広さの浴室とトイレがある2K。
キッチンには3つ口の電磁調理器が備え付けてあり、自炊したいという願いにも十分に答えられる設備でした。
(有料老人ホームは食事サービスがついているため、部屋にキッチンがあっても1つ口のミニ電磁調理器のみという施設が多いのです)
2部屋あり、どちらも洋室。
緊急通報ボタンの他に、浴室・トイレへの出入り部分の天井に「生活リズムセンター」がついていて、一定時間動きがない場合でもヘルパー室に連絡が入り、24時間スタッフが様子を見に来てくれるシステムになっています。

開設後、年月がたつと、認知症の方も増えてきます。
こうした認知症の方への対応が、介護付有料老人ホームでは一番の問題になるのですが、アビタシオン博多では、認知症になっても、生活環境を変えないよう、できるかぎり同じ居室で生活できるように支えています。
(1・2号館は介護職員体制は2対1、3号館は1.5対1と、職員も手厚い配置をしています)
認知症の方の部屋のドアには、センサーがついており、部屋のドアを開けるとスタッフがわかる仕組み。自由な外出を妨げず、しかも安全に見守るための工夫とか。
また認知症が悪化しないよう、入居者のみが集まるデイルームで、朝と昼に集まってお茶を飲んだり、レクリエーションをしたりしていると聞きました。

便利だなと感心したのは、施設の食堂での食事サービスを利用するのに、事前申し込みも、キャンセル連絡もいらないこと。
家族や友人が訪れた時も、事前に予約しておかなくても、一緒に食堂で食事をとることができるし、外出先で遅くなっても、「食事の予約を取り消さなくちゃ」と心配しなくてもいいとのこと。
食事料金は、月51,975円。(3食×30日で計算)
食べた分だけで、後日精算という方式で支払うそうです。

これは1・2号館で237戸というスケールメリットがあってこそのサービス。
利用する人数が多いため、急なキャンセルや、急な利用があっても困らないという話でした。
食堂入り口には売店もあり、食事時間以外は、食堂はティールームとして利用できます。

アビタシオン博多の中には、オーナーも入居者の1人として暮らしているのも、スタッフにとっていい刺激になるとのこと。
買い物や外出のためのバス便を運行したり、毎日なにかしらの行事を行ったり、充実した暮らしを支えるために工夫している様子が感じられました。

気になる料金ですが、
まず、入る時に必要な「入居一時金」が、1,390万円〜4,130万円。
このお金は、96ヶ月、8年で償却されます。

月々の費用は、
管理費が 73,500円/月 と 食費(食べた分だけ) と 水道光熱費(実費)
介護が必要になったら、介護保険の1割の自己負担も必要となります。

駆け足での見学でしたが、入居者の暮らしや介護の質を高めようという努力があちこちにみられ、レベルの違いを感じました。
激戦区といわれる地域では、選ばれる施設となろうと、質が高まるのでしょうか。
質の高さのヒミツを、探ってみたいと思いました。
 

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