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3月議会一般質問報告その②

昨日に引き続き、3月議会での一般質問についての報告です。

「町民の健康を守るための健診のあり方について」の質問
特定健診に続き、がん検診について聞きました。

----------------------(ここから、一般質問の一問一答です)------------------

メタボ健診については、糖尿病などの専門医や学会から、その基準値への疑問や、有効性について懐疑的な指摘も数多く出されています。今回のメタボ健診が、本当に国が意図しているような医療費削減につながるかも、やってみなければわからない部分が多いのではと懸念しています。

それに対して、がん健診の有効性については、医療の進歩によってがんの早期発見・治療の方法が確立され、がん検診は確実に命を救えることが証明されています。

がん対策基本法が施行され、国はがんによる死亡を20%減らす目標を掲げ、がん健診の受診率を50%にする目標を明示しています。

【がん検診について】
(山下)
現在のがん検診の内容と、受診率は?

(健康部長)
がん検診については、集団検診と医療機関による個別検診を実施しています。
いこまい館で行う、集団がん検診では、
○胃がん検診 ○子宮頸がん検診 ○乳がん検診 ○肺がん検診 ○大腸がん検診
町内の指定医療機関で行う、個別検診では
○胃がん検診 ○子宮頸がん検診 ○乳がん検診 ○前立腺がん検診 ○大腸がん検診
を行っています。

受診率の平成18年度実績ですが、
○胃がん検診12.2% ○子宮頸がん検診7.9% ○乳がん検診11.0% ○肺がん検診22.8% ○大腸がん検診14.1% ○前立腺がん検診15.4%
となっております。

(山下)
がん検診で精検が必要とされた人のうち、精検受診率は何%ですか。

(健康部長)
精密検査受診率の平成18年度実績ですが、
○胃がん検診70.2% ○子宮頸がん検診42.9% ○乳がん検診85.2% ○肺がん検診80.0% ○大腸がん検診75.6% ○前立腺がん検診26.1%
でした。

(山下)
がん検診の受診率や、一次検診から精密検査につなげる精検受診率は、市町村によって格差があります。2/18の新聞では、がんの発見率も都道府県によって0.28%から0.08%まで、3.5倍の差があるという記事が載っていました。
町行政の役割として、これからは、がん検診の質を上げ、つまりがん検診の受診率を上げ、精検受診率を限りなく100%にして、検診で救えるはずの命を1つでも多く救えるように体制を作っていくことが求められています。

そのためには、実施しているがん検診の質の評価と反省が欠かせません。
東郷町では、がん検診事業の評価は行っていますか。その結果は?

(健康部長)
市町が実施する保健事業についての事業評価は、高度な専門的知見が必要とされることから、愛知県瀬戸保健所に尾張東部地域保健サービス評価委員会が設置されており、保健事業の評価がなされています。がん検診事業の評価もこの委員会で行っております。東郷町も評価委員会のメンバーにもなっておりますので、この委員会の評価結果を各市町村が持ち帰り、推進対策を進めております。

事業評価の結果ですが、名古屋市を除いた愛知県の平均が出ていますので、それとの比較を申し上げます。
○胃がん検診12.2%〈愛知県19.6%〉 ○子宮頸がん検診7.9%〈愛知県12.4%〉 ○乳がん検診11.0%〈愛知県12.4%〉 ○肺がん検診22.8%〈愛知県35.7%〉 ○大腸がん検診14.1%〈愛知県29.5%〉 ○前立腺がん検診15.4%〈愛知県は資料なしで比較できず〉

(山下)
愛知県の平均をいずれも下回っている今の状況から、国の目標である受診率50%を、どう達成していく計画でしょうか。

(健康部長)
国の目標である受診率50%までについては、厳しいものがあるかと思いますが、受診率向上のために、近隣市町・愛知県・医師会などの情報や協力を得ながら様々な方策を考え、実行していきたいと考えております。

(山下)
検診対象者に個別にお知らせを送る、検診の自己負担額を下げるなど、もっと町民ががん検診を受けやすくなる対策は何か考えていますか。

(健康部長)
現在、ホームページ・広報・保健年間スケジュールで事業の案内を行っていますが、受診率のより一層の向上を図るため、平成20年において、がん検査案内及び申込書を全戸配布し、周知していく予定をしています。
また今後、近隣の市町などの情報・動向の中で、受診率向上などで効果を上げている施策・方法などがあれば、取り入れていくことも考えております。

がん検診の自己負担額を引き下げるというご提案につきましては、近隣市町と比較して決して高くないと思われます。現在のところ、引き下げることは考えておりません。今後、近隣市町の動向や、東郷町の財政状況など十分に見極めながら、研究していきたいと思います。

(山下)
町民の健康を守るためには、有効性が確立されている「がん検診」の充実を進めていく必要があると考えています。

特定検診・特定保健指導に、ペナルティーとして後期高齢者医療制度支援金の負担増が科されることから、町長は、新たに始まる特定検診・特定保健指導を推進する意向を発言なさっていますが、有効性や運用内容に疑問がある今の段階で、本当に多額の費用を投入されることに、迷いはありませんか?
それよりも、国の受診率50%に少しでも近づけるため、現在のがん検診に、費用をかける方が、町民の命と健康を守ることにつながりませんか?
町長の考えをお聞かせください。

(町長)
町民の健康を守るために、どの検診も充実していかなければいけないと考えています。
特定検診についても、有効性が疑問だからと、手を抜くことは許されないと考えます。

(山下)
町民の健康を守る検診について、どんな形が望ましいか。これから更なる検討が必要だと思います。

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