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20年度の高齢者福祉・介護予算

20年度予算に計上される「東郷町の福祉・介護事業」について、行政に聞き取りをしてきました。

正式な予算書は、今月20日に行われる全員協議会で配布・説明される予定。
まだ予算書ができていない段階ですので、おおまかな“方針”についての報告ということで、ここで紹介させていただきますね。

長寿介護課の事業として、新しく行われるのは、次の3つの事業です。

①高齢者保健福祉計画策定業務
平成21年から3年間の、「第4期計画」を作る事業です。
大きく今回から変わるのが、
計画を話し合う委員会に、住民の公募委員が2名入ること。
当事者である高齢者の意見を入れるために、65歳以上の方を1名。
もっと若い支えて側の意見を入れるために、40〜64歳以下の方を1名。
計、2名の公募を現在行っている状況です。
  詳しくは、東郷町の公式ホームページを参照ください

締め切りは、今月15日(金)。

この「第4期計画」に基づいて、平成21年度からの東郷町の介護保険料や、どんなサービスをどれぐらい整備するかが決定される、重要な策定委員会です。
自分たちの老後の暮らしをどう考えるのか。
自宅で最後まで暮らすために、在宅中心の介護・在宅医療を構築してほしいのか?
安心して暮らせる介護施設を待たずに入れるだけ整備してほしいのか?
どんな介護体制を望むのか、ぜひ率直な意見をお寄せいただきたいと思います。

②思い出の語り場づくり
諸輪住宅の集会室を利用しての「モデル事業」です。
事業タイトルは、町長のマニフェストからとったものですね。

対象者や実施頻度について、くわしい内容を聞いたところ、今の方針としては
○対象/おもに高齢者を想定しているが、年齢制限など、対象の限定は行わない。
(障がいのある人が来ても良いし、子どもも参加できるということで、山下は理解しました)
○実施頻度/月1回
○内容/お茶会(お昼を一緒に食べるなど、食事の提供までは考えていない)

「なぜ、諸輪住宅をモデル地域に選んだのか」
と質問したのですが、答えは、
「運営に手を挙げている人がいるから」
とのこと。
もと民生委員さんだということですが、
モデル事業の候補を募る呼びかけ(公募)があったわけでもなく、
自主活動としてすでに「地域サロン活動」をしている和合ヶ丘や御岳にも声を掛けず、
知らないうちに内部で決まった様子。
これでは公平感に欠けると思い、その点は抗議しました。

よりよいモデル事業となるよう(どうしたら町内全域に広めていけるかとしての参考にするため)、他市町村の事例なども研究しながら、提言していきたいと思っています。

③介護予防特定高齢者把握事業
「特定高齢者の把握」とは、このままほかっておくと、介護が必要な状態になりかねない高齢者を見つけ、早めに行政が介入(引きこもりを予防し、転倒予防教室などへの参加を呼びかけるなど)することで、要介護者を少しでも減らそうという事業です。

第4時東郷町総合計画の次年度からの実施計画では、
事業の概要として、
65歳以上のすべての町民に対する生活機能評価の実施
と書いてあります。

具体的には、
○町が行う「特定健康診査」で高齢者の生活機能をチェックする。
○健診に参加しない高齢者には、郵送でチェックリストを送付し、記入して返送してもらう
という方法で該当者を見つけ出すとのこと。

もっと良い方法(先で出てきた「思い出の語り場」や老人会の定例会などに出張して生活機能評価のチェックをしてもらうなど)がないか、今後は研究・提言していきたいと思っています。

また、介護保険の任意事業として、新しく実施(拡大)されるものもあります。

①介護相談員養成事業
昨年6月議会の一般質問で、私が取り上げた事業です。

特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービスなど、介護サービスの現場に、第三者である「介護相談員」が訪れ、利用者から不満・要望・疑問などを聞き取り、行政に報告して改善指導していくもの。
特に介護施設に入居しているお年寄りは、不平・不満があっても、だれにも訴えることができなかったり、家族も施設から追い出されるのではと恐れて意見がいえなかったりする状況がありますので、第三者の介護相談員が定期的に施設に入る必要は大きいのです。

20年度の予算に、この介護相談員を2名養成する予算が計上されます。

新規事業に予算がつくというのは、新たな施策への道が開けたということ。
「財政立て直し元年」という町長の意向から、全体に予算を削る方向性にもかかわらず、新規事業に予算がついたというのは、行政の英断だと思います。
とりあえず、初年度は2名。これから5年計画で10名をめざすよう、提言を重ねたいと思います。

もうひとつ。良い報告です。

高齢者への配食サービスが、週3回 → 週6回 と 倍増しました。
(配食サービスの充実の必要性については、昨年の6月議会で山下が取り上げました)

私が一般質問でとりあげたから、次年度の予算がついたという単純な理由ではないと思いますが、たまたまであれ、自分が問題だと考えて議会で改善提案をしたことが、行政も同じ思いで改善へと動いてくれたことは、これまで頑張ってきたご褒美のような気がして、本当にうれしいのです。

これからも先進地の事例を学び、まちの現状をしっかり見つめながら、どんどん改善すべき点を議会で出していきたいと思います。


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