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2007年12月

高齢者保健福祉計画策定委員が住民公募に!

第4期東郷町高齢者保健福祉計画策定委員会」への、住民公募の案内が、2008年1月号「広報とうごう」P17に掲載されていました。

保健福祉計画策定委員の住民公募は、今年度の6月議会で私が福祉部長に質疑・要望したもの。
今回は、40〜64歳で1人、65歳以上で1人の、計2人の公募ですが、それ以前は住民公募で委員は決めていなかったのですから、大いなる進歩だと思います。

こうして、議会の一般質問で質疑した内容で、町政が少しでも変わっていくのを実感できると、議員として働かせてもらって、本当によかったと感慨しきり!
これも、応援してくださっている皆さんのおかげと感謝しています。

広報によると、応募締め切りは2月15日(金)
役場の長寿介護課で配布する応募用紙に、必要事項と応募の動機、作文を書いて提出することとなっています。
公募の委員は、作文に記入された、町の介護保険・高齢者福祉に関する意見を、審査基準に基づき得点化し、選考するとのこと。
日頃、町政に提案したいことや、困っていることがある方は、ぜひ応募していただきたいと思います。

あなたの意見が福祉・介護を変える!
ぜひ、興味のある方は、役場の長寿介護課で応募用紙をもらってくださいね。

今年も、あと2時間20分。
紅白歌合戦を見ながら、年内最後のブログを書いています。
午前0時には、山神神社で行われる元旦祭・厄除祭に参加する予定。
地域の方々と、神社で新年を迎えるのは初めての経験になりそうで、ちょっと待ち遠しい気分です。

本年度は、多くの方々に支えていただき、心から感謝しています。
ありがとうございました!
皆様、よいお年をお迎えください。

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慌ただしい年の暮れに思うこと

毎年、年末年始はバタバタと慌ただしいものですが、今年はとりわけ忙しい・・・。
大掃除もまだ手つかずのまま、今日は年賀状書きで1日が終わりました。

それにしても、年明けに町会議員への立候補を決めて以来、激動の1年でした。
議員として、日々、新しい出会いと発見があり、まだとまどうことも多いのですが、応援してくださる皆さんのおかげで、なんとかやってこれたと思っています。

大晦日は、山神神社で新年を迎える予定です。
明日は学生時代の友人と、恒例の年末忘年会。

たくさんの出会いに感謝しながら、新しい年を迎えたいと思います。

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パソコンの前で

パソコンの前で
こんにちは! へしにゃんです。

もうすぐ今年も終わりだって、ままが言うんだけど。
それって大変なことなのかなぁ。

なんだか、毎日、忙しそうで・・・。へしにゃん、つまらない。
しゃくにさわったから、ままが使ってるパソコンの前を、占領しちゃった!
ふん。これで、へしにゃんを無視できないでしょ。

忙しいからって、へしにゃんのこと、忘れないでね。

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メタボ対策に話題の“あれ”買いました

日々、りっぱに育っているお腹を見るにつけ、気になっていたテレビのCM。
家族みんなで楽しみながら運動できる「Wii Fit」を
クリスマスプレゼントにかこつけて、思い切って買ってしまいました!

さっそく、やってみました!
最初に、身長と生年月日を入力して、身体測定。
私用に登録した人形が、今の体重に合わせてぷっくり太めになったのには、苦笑い・・・。
ジョギングや足踏み運動などの「有酸素運動」や、「ヨガ」「筋力トレーニング」など、
メタボ解消のための運動メニューがいろいろあって、20分やったら、汗だくでした。
これはキクかも。

毎日、がんばって続けたいと思います。

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アンケート原案が固まりました

いこまい館の見直し検討委員会、第5回の会議が、本日午後からありました。

会議の冒頭で驚いたのが、
見直しの第2案が委員会の了解なく大幅に変更され、診療所を1階にもってくる案に変わってしまっていたこと。

診療所をいこまい館に入れる案が、なんと、3案中、2案に!

これには、委員からも驚きととまどいの声が噴出。
「これでは、診療所の移設ありきの誘導的なアンケートとしか思えない。今まで4回も会議で検討してきたのは、何だったのか。残念に思う」
というのが、おおかたの意見でした。

こうした委員からの声で、行政側は

○診療所をいこまい館に移設する案は1案のみとする
 (ただし、当初の2階ではなく、1階に移設するという案とする)
○診療所を2階に移設する案は、診療所移転はとりやめ。そのかわり保健センターの機能を強化し、特定検診とメタボリック対策指導ができる体制とする。

ということへの変更で了承。
委員会の意見を尊重するという結果で、少し安堵しました。

さて、肝心の全町民に実施するアンケートですが、協議の結果、以下のような3つの見直し案に固まりました。
基本コンセプトは、3案とも、「いこまい館を健康づくりの機能を強化した施設に」という点で共通。
3つに共通の変更点はおもに、
○1階の健康づくりゾーンに、総合体育館からトレーニングジムを移設。既存の運動浴室と一体として、健康作りの場として活用します。
○1階の郷土資料館は、外の自然体験学習館に移設。
○ビオトープはとりやめ、足りない駐車場を増築。
です。

3案について、違いがわかるように、おおよその中身を以下に示します。

① 診療所をいこまい館(1階)にもってくる案
行政側から示された概算費用は、約1億3千万円。
○1階の中央部分に、特定検診や人間ドックができる診療所を移設。病気の人が出入りすることになるため、診療所ゾーン専用の出入り口を作ります。
○2階の社会福祉協議会は、今の診療所がある場所に移設。隣接する福祉センターと一体化させます。
○あいた社会福祉協議会の場所には、健康交流課事務室を移転させます。
○2階の保健センターにあるおもちゃルームは、子育て支援の場として活用。移動した健康交流課の事務室は、子育て支援やファミリーサポートの場に。

②保健センターの機能を強化し、特定検診や介護予防ができる健康施設に
話し合いで内容変更したため、現段階で概算費用は不明。
○町民ギャラリーと郷土資料館を保健センターに変更。昔体験館を健康交流課事務室に変更。
○2階の社会福祉協議会はそのまま。
○2階の保健センターにあったおもちゃルームは、2階の研修室・和室・活動オフィスに移動。子育て交流ゾーンとする。
○町民活動オフィスは、スペースが縮小される。

③子育て支援ゾーンを1階中央に設置する案
大幅な手直しが少ないので、概算費用は、約5千万円。
○1階中央部分を子育て支援ゾーンとし、おもちゃルームやファミリーサポートセンターを配置。芝生広場とも一体化し、子ども同士や親同士の交流ができる場として活用。
○2階の調理室横のオープンスペースに、町民活動用としてテーブルなどを配置し、交流ゾーンに。
○2階の囲碁・将棋サロンを町民ギャラリーに。

アンケートは1月に町内の全世帯に郵送し、回答を同封の封筒に入れて返送してもらい回収・集計という段取りで実施されます。

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町民体育大会は廃止の方向へ

今日、12月議会の最終となる本会議が開催され、12月議会が終了しました。

本会議では、委員会付託されていた議案がすべて可決され、提出されていた請願・意見書は、すべて賛成少数で採択に至りませんでした。

また、東郷町議会では初の事態とのことですが、民生委員会で意見書の質疑で出た議員の発言に対して、発言された議員から「私に対する侮辱であり、私生活に及ぶもの」との理由で懲罰動議が出され、懲罰特別委員会が設置されました。
詳しい内容は、懲罰特別委員会での検討が終了していない今の時点ではお伝えできませんが、結果がはっきりした段階で、またお伝えしたいと思います。

で、
やっとタイトルの「町民体育大会が廃止へ」の内容に移るのですが、
これは、議会終了後に全員協議会で行われた、行政からの「平成19年度 事務事業の見直し結果」報告で出てきた話。
事業の見直しは、今年の6月から各課でスタートしましたが、町民体育大会についてを含めた12事業について、第三者機関の意見聴取を行い、判断されました。

町民体育大会については、第三者機関での意見聴取の中で、
「選手集めが大変で、役員の負担が重い」
「練習中の怪我も心配であり、役員が子どもを預かるのも大変」
「人口が4万人を超える中では、当初の目的である新旧住民の融和策として馴染まなくなってきている」
などの意見が出され、それに基づいて

町民体育大会は平成20年から廃止
廃止にあわせ、地域のふれあいが促進されるような事業への補助制度も平成20年度から実施する

との方向性が行政から示されました。

この他に、見直しの対象事業として説明があった、残りの11事業についても以下に示します。

1. 町民カレンダー発行事業 → 平成21年度のカレンダーから廃止

2. 名誉町民功労金(名誉町民に毎年一人あたり25万円を支給) → 新規名誉町民については平成20年度から一時金のみとし、現名誉町民への支給は平成21年度から取りやめ

3. ふれあい年始会 → 出すのはお茶のみとし、経費を削減

4. 広報等配布委託事業(広報の全戸配布を1件目40円/部・2件目以降20円/部で各区・自治体に委託) → 平成20年度から委託料を1件目40円/部・2件目以降5円/部に削減

5. 交通災害共催事業 → 当面は継続。経費削減に努める

6. 東郷町たばこ小売組合推進事務補助金 → 平成20年度から廃止

7. 税の前納報奨金(2期以降税額の0.5%上限5万円を支給) → 平成22年度から廃止平成21年度は経過措置として、支給率を0.3%(上限3万円)とする

8. 高齢者社会見学事業(老人クラブ加入者及び一般65歳以上の高齢者を対象に年に1回実施) → 平成20年度から廃止

9. 高齢者敬老金支給事業(80歳、88歳、99歳の高齢者に祝金5000円と祝品を贈呈 → 平成20年度から祝金を廃止祝品のみとし、祝品の単価を800円から2000円に引き上げ

10. 住民窓口サービスセンター運営事業(町内4カ所の児童館内にサービスセンターを設置し、住民票などを発行) → 平成21年度から2カ所(東部・南部)を廃止。北部・西部も廃止の方向で検討

11. 中学生海外派遣事業(中学生18人をオーストラリアへ10日間派遣) → 平成20年度から廃止

以上です。

あくまで、これらは行政としての方向性であり、決定ではありません。
意見・要望などありましたら、ぜひお気軽にお寄せ下さい。

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有料老人ホームランキングは役に立つか?

高齢者が抱く介護や医療の不安が増しているのか、老後を自分でなんとかしたいと考える人が増えたのか、有料老人ホームの情報を求める声はいや増すばかり。

そんな市場の需要をつかんだのか、ダイヤモンド社が有料老人ホームのランキングを雑誌や本で掲載している。
具体的な書名は、
「週刊ダイヤモンド特大号 介護全比較 有料老人ホームランキング1001施設」
「介護施設にだまされるな!かかる費用と選び方がわかる」(窪田望著)

週刊ダイヤモンドでは、7つの評価項目(入居率、看護・介護体制の充実度、介護福祉士の比率、事業経験年数、介護職員の退職率、夜間看護体制の状況、個別機能訓練の有無)についての合計点数で、全国の有料老人ホームをランキング。上位から順に並べている。

「介護施設にだまされるな!」では、著者が主催する老人ホームの口コミ評価サイト「老人ホームマップ」に寄せられた一万人が選んだ有料老人ホームのランキングを巻末で発表している。

ランキングの中身があてになるかどうかは別として、人間の心理として、1位の施設はどんなに良い施設なのだろうと興味がわくもの。
愛知県では、名古屋市にある「ベティさんの家 楠」が、週刊ダイヤモンドで第2位、「介護施設にだまされるな!」で愛知県で第1位と、両方のランキングで上位に入っていた。

で、実際はどうなのか?
については、見学の後でまた報告する予定。
お楽しみに!

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いこまい館に東郷診療所が移転?

今週火曜日の夜、4回目のいこまい館見直し検討委員会が行われました。

前回の委員会で、検討委員会の役割についての疑問が討議されたことを受け、会の最初に行政からの「検討委員会の位置づけ」説明がありました。
要約すれば、
○白紙から見直しするには相当な時間がかかるが、町長の公約実現のために任期中に改善したいことから、行政が用意したいくつかの案に対して、それぞれの案の長所を見いだし、課題となる問題点を整理するのが役割であること。
検討委員会では、いくつかの案をよりベターな形で提示するのが仕事であり、どれがいいかということを決めることはできないということ。
の2点。

どの案がいいかについては、町民の全世帯に実施するアンケート結果を重視。並んだ時は町長の考えのものを選び、どの案になっても実施していくとの方針が説明されました。

以上の説明を受けて、3案に対しての検討に移りました。

討議の中で、一番問題となったのが、
町長の強い希望を入れた「A案」(東郷診療所をいこまい館に移転させるもの)について。
特に、診療所をいこまい館に移動させることについて、

①費用がかかりすぎるのではという懸念
見直し案を実施するために、新たに数億円という多額の費用が発生することが予想されます。

②健康な人と病気の人が混在することになる危険性の懸念
東郷診療所に通院している患者さんがいることから、いこまい館に移しても病気の診療という部分は残る方針だと、現段階では行政は説明しています。
そうすると、「健康な人が利用する健康作りの施設」であるいこまい館に、病気の人も行くことになります。当然、インフルエンザやはしかなど、感染症の患者も出入りするでしょう。
多くの人が集まる施設の中に、感染症の患者が通わなければならないなら、診療所専用の出入り口を用意したり、診療所専用のトイレ、洗面所も必要になるのではという意見が出ました。
(健康な人に感染してインフルエンザなどが拡大する危険性を考えれば、最低限、専用の出入り口が必要になると思います)

③地震の際の強度についての懸念
診療所はいこまい館2階に作る予定になっています。
診療所にはエックス線を扱う関係上、なまりで覆われた部屋が必要になりますが、柱の少ないいこまい館で、しかも2階に、重い部屋を新設することで、地震の際に倒壊の危険が増えはしまいかと心配です。

④そもそも町立の診療所が必要なのか、この機会に検討しなおすべきではないか
東郷診療所ができたのは、東郷村の時代に、村にひとつも病院がなかったことから、村で作ったのが始まりとの歴史が、ある委員さんから語られました。
今では、東郷町内に多くの病院ができ、診療所の患者は減少傾向にあります。
この状態で、町立の病院を維持することが必要なのかどうか、抜本的な検討をするべき時期にあるように思います。

以上のような意見が出たことから、診療所をいこまい館に移設する「町長案」に対して、
「町長案をなくすことはできませんか?」
と委員長から行政に発言がでる事態に。

「診療所を移設する町長案をなくすことはできない」
と行政側からの発言があったことから、
検討委員会では、
案のひとつとしては出すが、問題点がいろいろあることを付帯項目としてつけた上で、町民の判断を仰ぐ
ということで、一応の結論となりました。
今後は、診療所移設には、どんな問題があるかをもう少し討議して、町民にわかりやすく示すことになると思います。

東郷診療所のあり方については、考えるべき事がさまざまありそうです。

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複雑化する老いの住まい

老い支度を考える人の介護情報誌「ぬくぬく」主催で、明日、はじめての〜老い支度講座〜を開催。
「終(つい)のすみかの選び方」と題して、自分らしく最後まで安心して暮らせる場所について考える予定です。

で、準備のために資料を整理していたところ、高齢者の住まいが多様化・複雑化していることを、つくづく実感!
これで、(何の説明もなしに) 
自己責任で自分の老後の過ごし方を考えましょう
といわれても、わけがわからないだろうなと、考え込んでしまいました。

介護保険の改正で、情報の公表が義務づけられ、ひところに比べて、特養ホームや介護付有料老人ホームなどの情報は、格段に手に入れやすくなりました。
でも、一施設で何十ページもある情報を読み解き、予算や希望を考慮した上で、自分に適した施設を選ぶのは、方位磁石を持たずに大海原に乗り出すのと同じくらい大変そう。
今後は、情報を読み解き、施設選びを手助けする専門家が必要になってくるのではないかと思います。

有料老人ホームについては、口コミ情報を集めて人気ランキングをつけるサイトもできていますが、難しいのは介護の質の評価をする本人や家族が、介護施設についてくわしくないこと。
なんとなく不満はあっても、それが単に本人のわがままなのか、よその施設ではあたりまえに対応してもらえることなのか、わからないのが問題なのです。

介護の良し悪しを言うためには、平均を知らなければ、それより上か下かわからない。
老人ホームの本人評価が難しいのは、そういう面もあると思います。

複雑化する老いの住まいを選ぶのは、なかなか大変そうです。

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民生委員会の審議終わりました

今日は、民生委員会が開催され、委員会付託された議案についての審議を行いました。

行政からの議案は、補正予算がほとんど。
年度終わりが近づき、見込みより利用が多くて予算が足りないものは、予算を増やしたり。見込みより少なかったものは、減額したりという予算書を、ひとつひとつの項目について審議していきます。

その後、請願2件と、意見書8件を審議したのですが、それがなかなかたいへん。
特に意見書は、いつもの4倍ほどの数が出され、提案者の提案理由を聞いて、意見書に対して質疑をして、討論を行い議決ということを8回繰り返すこととなり、朝9時から始まったのが、夕方5時半までかかるという長丁場での審議となりました。

個人的にも、
今回は初めて請願の紹介議員を経験。
意見書でも提出議員として、委員から質疑を受ける立場となり、緊張しながらも、いい勉強をさせていただきました。

紹介議員として議会に出した請願は、
①深刻な医師不足打開のための法制度を求める請願
②看護職員確保の改正を求める請願

の二つ。

①については、
勤務医である夫が、過労死しかねない勤務状態にあることを身近で見ている体験や、世界の医療水準と比べて、日本は1000人に2人という少ない医師数にあることなどを訴えましたが、残念ながら委員会では賛同を得られませんでした。

②についても、
特別養護老人ホームに、医療措置が必要な入居者が増え、今の看護師数では看取りまで行うことが大変な現状を訴えましたが、こちらも賛同は得られず終了。
訴えている中身は良くても、なかなか賛同を得るのは難しいということが身にしみました。

もう一つ、意見書として私が提出したのが、
保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書

高齢者にとっての口腔ケアの大切さ(適切な口腔ケアが受けられなくて、誤嚥性肺炎で死に至ることもある)や、保険がきく歯科医療を増やすことで、早めに受診したり、定期検診で予防に力を入れ、医療費削減につながることなどを説明しました。
しかし、こちらも他の委員からは賛同がいただけぬまま。
訴えている中身はよくても、医療費が上がる可能性があるからよくないという意味での反対が多かったように思いました。

今回、たまたま請願や意見書で、ある政党の議員と意見を同じくすることとなりました。
基本的に、「どこの政党が出したから」とか、
「だれが出した請願だから」という観点では判断しない。
というのが、私の立場です。
純粋に、請願書や意見書の中身について賛成できるかどうかで、態度を決めました。

東郷町議会では、会派はないことになっていますが、保守系、公明党、民主党、共産党など、さまざまな立場の議員がいます。
私は、無所属・市民派の立場から、是々非々で判断したいと思っています。
特定の政党や、特定の議員に肩入れしているわけではありません。
住民にとってどうかという立場で、今後も考えていきたいと思っています。

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西白土で地域懇談会ぶじ終わりました

東郷町地域包括支援センターの主任ケアマネジャー、鴨井千恵子さんを囲んで、西白土集会所で地域懇談会(老後の困りごと相談)を行いました。

参加してくださったのは、女性が大多数。男性一人でしたが、人数が少なめだったこともあって、お茶を飲みながらの和やかな会となりました。

一人暮らしの方や高齢の夫婦二人暮らし世帯が増えてきたという実感を、だれもが感じていることから、

○いざという時には地域で助け合いたい
○地震などの災害時のためにも、手助けが必要な人の情報を地域で整備していかなくては
○足腰が弱って外出が難しくなったり、認知症になったりした時のために、日常のお金の出し入れなどを手助けしてくれる制度がほしい
○一人暮らしで一日中、だれとも話をしないこともある。話をじっくり聞く傾聴ボランティアの活動が、西白土でもできたらいい

などの提案や話し合いに、地域包括支援センターの鴨井さんから、他地域での成功例などのアドバイスなどもいただけ、とても有意義な時間となりました。

今後は、
「月に一度の定例で会を持ち、西白土での助け合いの輪を広げていこう」
ということに。
継続は力をモットーに、息の長い活動にしていきたいと思っています。


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地域座談会(老後の困りごと相談)は明日、西白土で

お年寄りのよろず相談所
東郷町の「地域包括支援センター」が、明日の午後1時から、西白土集会所に出張相談に来てくれます!

お年寄りの「困った!」に応え、何でも相談できる場所として、いこまい館2階に地域包括支援センターがありますが、そこまで行けないお年寄りのために、このたび、西白土に、出張相談に来てくれることになりました。

介護にまつわる相談はもちろん、日頃、ちょっと聞いてみたいなということを、気楽にお茶を飲みながら相談できる会にしたいと思っています。
東郷町の地域包括支援センターから、主任ケアマネジャーの鴨井さんが来てくださる予定です。
ぜひお気軽にご参加ください。

 ◆西白土集会所 1階和室
 日時 : 12/10(月)午前1時〜4時
 講師 : 「東郷町地域包括支援センター」
       主任ケアマネジャー  鴨井 千恵子さん

  

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一般質問報告②認知症サポーターを活用するために

昨日に引き続き、12月議会での「山下りつこ」の一般質問報告です。

②認知症サポーターを活用して、認知症の方と家族をいかに支えるか

福井県若狭町では、病院の医師や保健センターと連携しながら、認知症サポーター養成講座と認知症の早期発見を結びつけた活動を行い、成果を上げています。
サポーター養成の対象を高齢者以外にも広げ、町の中学1年生を対象にした講演や町民向けフォーラムを実施。
その効果として、孫が同居する祖父母の認知症の初期症状に気づいて病院に受診をすすめたり、地域でサポーターが増えるにつれ、「本人も認知症という病気で苦しんでおり、ちょっとした手助けでずいぶん暮らしやすくなる」という理解が拡がり、家族に認知症の人がいることを隠す人がだんだんと減ってきているといいます。

【山下】
愛知県高浜市でも、サポーター養成講座を小・中学校で実施することを決めた。東郷町でも、学校で実施する意向はありませんか?

【福祉部長】
現在のところ、講師役となるキャラバンメイトの養成が一番の課題だと考えています。サポーター講座をどう実施していくかもはっきり決まっておりませんので、今の段階では、学校での実施は考えておりません。

【山下】
認知症サポーターの養成に医師の協力を得て、早期発見と早期受診に結びつける体制づくりについては、どうお考えですか?

【福祉部長】
医師会側からのアプローチがないこともあり、これからの課題として息の長い取り組みになるかと思います。

認知症徘徊SOSネットワークについて

認知症の方は、時、場所、人の順に認知機能がおとろえ、外に出て道がわからなくなり、自宅に帰れないことがあります。
だからといって、鍵を掛けて閉じこめては、「監禁されている。外に出してもらえない」という思いを認知症の方に抱かせ、そのストレスから認知症を悪化させてしまいます。
自宅で家族が留守のうちに外に出てしまわないようにと、外から鍵をかけて外出したところ、家が火事になって認知症のお年寄りが亡くなったという事故も起こっています。
安心して認知症の方が自由に外出できるようにする支援策として、まちの中で認知症の方を見つけたら連絡したり、手助けしたりする「徘徊SOSネットワーク」の設置が必要です。

福岡県大牟田市では、数年前から「認知症の方の徘徊行方不明」という深刻な問題に対して、地域で行方不明になった方を警察、消防、市役所、介護サービス事業所、民生委員、タクシー運転手、学校など、市民が協力して探す「大牟田市ほっと・安心(徘徊)ネットワークをつくり、毎年1回「徘徊模擬訓練」を行うというユニークな取り組みを行っています。
地域のネットワークの力で、「認知症の人が安心して自由に歩けるまちづくり」を作り上げ、これからの支援のあり方を示しています。

【山下】
東郷町では、警察、消防、地域住人などによる徘徊SOSネットワークの設置については、どう考えていますか?

【福祉部長】
徘徊のみられる認知症高齢者を介護する家族の方は、たいへんなご苦労をなさってみえるかと思います。
町といたしましても、家族が安心して介護できる環境を整備するとともに、日常生活の不安を軽減し、円滑な家族救助・援助を行うことが必要と考え、「徘徊高齢者家族支援事業実施要項」を定めています。
事業内容は、高齢者が行方不明になった時、家族の依頼に応じ、高齢者が所持する専用端末機と、消防本部に設置する位置情報システムなどを利用して、高齢者の位置を確認し、早期に保護するというものです。
平成15年以降の利用者はございませんが、潜在的にニーズはあると思われますので、システム利用のPRを強化してまいりたいと思います。

【山下】
専用端末機の利用は、介護施設でも取り入れているところがあります。
お守りに入れて、「いつも身につけていてね」とお願いしたり、よく着ていく服に縫いつけたりと、いろいろ工夫はしているそうですが、認知症の方が外出時に身につけているとはかぎらないと、現場から実効性の難しさを聞いています。
人による見守りネットワークも必要かと思いますので、設置の方向で検討してみてはいかがでしょう。

【福祉部長】
今後の課題として、考えて参りたいと思います。

家族支援のための見守りボランティアについて

東郷町では、在宅で300人以上の認知症高齢者が暮らしています。
しかし、介護保険のヘルパーができる援助は家事か介護に限られ、認知症の見守りはサービスに入っていません。
また家事援助でヘルパーが入り、見守りを行う場合はコストが高く、1回1時間ほどと時間も限られています。
介護度が低くても、常時見守りな必要な認知症高齢者は多く、家族は目を離すことができず、過重な負担で在宅介護が続けられず施設への入所に至ったり、無理を続けて家族崩壊や虐待につながるという悲劇も起こっています。

北海道本別町では、住民ボランティアが認知症高齢者の見守りや話し相手をする「やすらぎ支援事業」を2002年度にスタートさせました。
支援員は町が開催する3日間の養成研修を修了して登録し、利用者負担1時間100円で、やすらぎ支援員に自宅に来てもらうことができます。

【山下】
家族の負担を少しでも減らすために、家族支援のための「見守りボランティア」を養成し、派遣する「認知症高齢者家族やすらぎ支援事業」を実施する意向はないですか?

【福祉部長】
東郷町でも家族介護支援事業は行っていますが、町が見守りにあたるボランティアを養成して派遣するという所までは至っていません。
本町としては、平成16年から「家族支援プログラム」として、介護者に対して認知症の知識習得・個別相談・仲間づくりを目的として講座を開催しています。
認知症サポーターの養成もこれからという段階ですので、今後の取り組みということで考えていく必要もあるのかなと思っています。

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認知症の方が、自由に安全に外出できるまちづくりを進めるための「徘徊SOSネットワーク」や、ボランティアが認知症の方の話し相手や見守りを行う「認知症高齢者家族やすらぎ支援事業」は、福祉先進地が行っている事業です。

新規事業を一度の一般質問で開始させることは、もとより無理な話。
それは承知の上で、認知症にまつわる町の課題と、それに対する先進地の取り組みを、行政に認識していただきたくて、あえて質疑に出しました。
今後の取り組み課題として、息長くやっていきたいと思います。


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一般質問報告①認知症サポーターの養成について

一般質問は、行政からの回答も合わせて1時間ほどかかりました。
一度に紹介するには長いので、4回ほどに分けて、実際の質疑にそって報告します。

認知症サポーターの養成について

認知症の方や家族を苦しめる根底の問題として、まだ社会全体に認知症に対する正確な理解が進んでおらず、「何もわからない、何もできない人」という誤解や偏見が根強いことがあります。認知症になっても、住み慣れた自宅で安心して暮らし続けるためには、地域で認知症を理解し、支援する人(=認知症サポーター)が増えることが必要です。
厚生労働省は、平成17年度から10年間を「認知症を知り地域をつくる10カ年」とし、平成21年度までに認知症サポーター100万人養成の目標をたて、国のキャンペーンとして認知症100万人キャラバンを実施中です。
愛知県は昨年から認知症サポーター養成事業に取り組み、市町村ごとの目標値も設定して養成を促しています。

【山下】
まず、認知症サポーター養成について、東郷町で目標としている人数についてお答えいただけますか。

【福祉部長】
国では2005年に、高齢化の進展に伴い、認知症高齢者の数はピーク時2040年には、全国で400万人に近い数になると予想されており、そのため、2014年までに「認知症を理解し支援する人が数多く存在し、すべての町が認知症になっても安心して暮らせる地域になっている」ことを到達目標に、認知症対策が総合的に進められるよう「認知症を知り地域をつくる10カ年」構想を打ち出しております。

これを受け、愛知県は2009年度までに、認知症の方やその家族の気持ちを理解し、状況に応じた声掛けや手助けができる認知症サポーターを、認知症高齢者2人に対して1人にあたる3万人を養成し、そのため、すべての市町村にサポーター養成講師(キャラバンメイト)が配置されるよう養成する計画を持っております。
各市町村は、県のこの計画の中で認知症サポーター養成の取り組みを行っています。
東郷町においては、認知症サポーター養成の目標は、平成21年までに140人となっています。

【山下】
東郷町では、12/1に初めての認知症サポーター養成講座が行われましたが、今後の計画および取り組みをお聞かせ下さい。

白土コミュニティーセンターにおいて、第1回の認知症サポーター養成講座を行いました。
今年度中に、もう1回ほどできそうであり、このままいけば、目標の140人達成は到達できそうです。

【山下】
県内でサポーター数2110人を達成した安城市では、サポーター養成の出前講座を実施。老人会や趣味のサークル、自治会などで、およそ10人以上集まれば、希望に応じて講師を派遣するというやり方で、多いときは週に一度、地域に講師を派遣しています。
出前講座なら、会場手配も人集めも行政がする必要がなく、住民は身近な場所で認知症について勉強できるという利点がありますが、東郷町でも、出前講座の窓口を早急に設けてはどうでしょうか?

【福祉部長】
町主催で、会場をこちらで準備してサポーター養成講座を開くのがいいか、出前講座という形で行うのがいいか、思案中です。
その理由として、講師を務めるキャラバンメイトが、町役場の長寿介護課の職員2人と、住民の方1人とで、現在3人であり、出前講座は土日に集中する可能性もあり、職員の勤務態勢を考えると十分な対応がとれるかということがあります。
出前講座については、条件が整えば取り組んでいきたいと思いますので、出前講座の窓口は長寿介護課で設置していきたいと考えています。

【山下】
休日の講師派遣のために、市民によるキャラバンメイトを増やしていく考えはいかがですか?

【福祉部長】
認知症サポーターを養成するサポーター養成講師=キャラバンメイトは、年に1、2回、県で養成研修が行われます。
住民の方でキャラバンメイト養成研修を受ける方が多くでれば、確かに良いことだと思います。
今の段階で、何人、いつまでに養成するかという計画は具体的にありませんが、キャラバンメイトを増やすという考え方はいいと思いますので、前向きに検討していきたいと思います。

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認知症サポーター養成講座は、一般質問でとりあげるということで、行政側と話し合いをしている中で、まずは一度やってみようと、12/1の白土コミセンでの講座開催に至りました。
議会でとりあげるという取り組みの中から、具体的に初の講座開催まで実現できたのは、私自身、とてもうれしい経験でした。

出前講座の窓口も、長寿介護課にできました。

認知症について勉強会を開いてみたいという方は、ぜひ、町の長寿介護課まで、「出前講座希望」と申し出てください!

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12月議会での一般質問終わりました

今日の午後、12月議会での一般質問を無事終えることができました。

認知症の方や家族が抱える問題や、行政として取り組むべき施策について、4つの項目で質疑を行ったのですが、
最後の発言として、町長と福祉部長に次のような質問をしました。

山下
「後期高齢者が増加していけば、将来は6軒に1軒の割合で、認知症の方がいる状況が生まれると言われています。東郷町でも認知症への対策に本腰を入れていく入れていく必要があると思いますが、今後の方針についてお聞かせ下さい」

町長
「認知症の問題について、たいへん細かく指摘いただき、勉強させていただきました。認知症への対策は、たいへん重要であると思っています。私も前向きに取り組んでいくつもりです」

福祉部長
「今後の方針については、基本的に町長と同じ考えです。今後、高齢者が増え、認知症も高齢者の増加に比例して増えていく。そうした状況に基づき、国の認知症100万人キャラバンや県の施策につながっていると認識しています。認知症への施策については、他市町の事例を参考にしながら進めていきたいと思います」

今回の質疑で目的としたのは、認知症の対策に早く本腰を入れて取り組む必要があることを、行政に認識していただくことでした。
そういう意味でいえば、目的は果たせたのかなと思っています。

今日は、精根尽きたので、もう休みますね。
細かい質疑内容については、明日から何回かに分けて報告させていただきます。

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明日の午後、一般質問します

12月議会の一般質問は、今日から3日間。
私は2日目の明日、午後の2番目に一般質問する予定です。

今回の質問は、認知症の方を支える町の施策について。
勉強会やセミナーで学んできた、成年後見制度や高齢者虐待防止についても取り上げます。

高齢者虐待については、今回は介護施設での虐待防止に絞って質疑します。

介護の現場で、今もみられる身体拘束は、高齢者虐待であると規定されています。
北海道のグループホームで、入居しているお年寄りを廊下に座らせる体罰を行い、虐待しているとして、介護保険の適用をはずされた例がありました。
このように、高齢者虐待をしている施設には罰則も科せられます。

認知症のお年寄りが暮らすグループホームは、市町村に監査権限がありますので、明日はこの点についても、行政の考えを質したいと思います。

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身体拘束と法的責任について

省令で禁じられている「身体拘束」を行った場合、裁判で訴えられ、施設側が負けている事例がある。
という話が本当かどうか確かめようと、調べてみました。

すると、高村浩弁護士による「身体拘束と法的責任について」という文章が見つかったので、紹介します。

高村弁護士によると、
「緊急やむをえない場合」でない身体拘束を行った場合、施設は民事上の損害賠償責任を問われるだけでなく、刑事責任が問われることもありうる
ということです。

介護施設の管理者には、
「身体拘束は利用者の安全のために実施している。もっと広範囲に認めるべき」
と発言する人もいますが、

これに対して高村弁護士は、

「身体拘束を行えば、心身にダメージを与えて、かえって転倒の危険性が高まるとも言われているが、そうだとすると、身体拘束は、身体拘束をしている「今日」の転倒防止(安全確保)は図れても、「明日」の転倒の危険性はかえって高めてしまい、利用者の安全性を低下させているのではないかと思われる。・・・・・介護(長期ケア)においては、基本的に、身体拘束は、利用者の安全を確保する方法としてもふさわしくないのではないかと思われる」

と述べています。(詳しくは、ご本人の記述を直接お読み下さい)

安易な身体拘束は、損害賠償(本人の精神的苦痛、拘縮を生じさせた、身体能力を低下させたなど)の対象になる。
ということのようです。

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介護施設での虐待防止

昨日、報告した看護・介護実践セミナー「高齢者の身体拘束廃止と虐待防止」の続きです。

今日は、介護施設での高齢者虐待防止について、講演内容を報告します。
引き続き、講師は田中とも江先生です。

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高齢者虐待とは、
65歳以上の高齢者に対する「養護者(家族など)」および「養介護施設従事者等」による次のような行為を言います。

○身体的虐待
平手打ちにする。
つねる。
なぐる、蹴る。
ベッドに縛る。
無理にスプーンを口につっこむなど、食事を詰める。

○養護を著しく怠ること(ネグレクト)
髪の毛が伸び放題。
脱水症状、栄養失調。
劣悪な住環境。
入浴できず異臭がする。

○心理的虐待
排泄の失敗を嘲笑。
恥をかかせる。
怒鳴る、ののしる。侮辱する。
無視する。

○性的虐待
性器への接触。
キス。
排泄の失敗に対して、裸にして放置する。

○経済的虐待
日常生活に必要な金銭を渡さない。
年金や預貯金を使用する。
本人の自宅等を無断で売却する。

日常の食事介助で、食がすすまない人・食べられない人に対して、口を開けさせて無理矢理、食事を詰め込むのは、身体的虐待にあたります。
スプーンでの食事介助で、食べてもらいたいあまり、口を少しでも開けたらスプーンで食事を入れている人はいませんか。
食べられない・食べないのには、必ず理由があります。
きざみ食やミキサー食がいやで、食べられないのかもしれません。
おいしく、飲み込みやすいソフト食に切り替えるなど、食事の工夫をせずに、無理矢理食べさせていないか、考えてみてください。

ネグレクトにあたる「脱水症状」は、施設ではけっこう多く見られます。
1日に水分を700〜800ccしかとっていない方は、脱水です。
脱水症状をおこしているお年寄りは、肌がカサカサで、白い粉をふいています。
こうした皮膚の状態では、かゆみがでて、手でばりかいてしまい、ミトンなどの身体拘束につながっていきます。
また脱水症状から、認知症に近い状態になることもあります。
高齢者に脱水は禁物ですから、1日に1500ccは摂取するように気をつけてください。

心理的虐待で多いのは、「無視」ですね。
忙しいから「後でね」といってそのまま忘れてしまったり、入所者に「早くして」とせかすようなことを言うのも、虐待にあたります。
カーテン越しに排泄をさせるのも、心理的虐待だと思います。

高齢者の権利擁護を守るためには、
身体拘束や虐待をしない。
自尊心を傷つけない。
自己決定を尊重する。

が大切です。

私たちはプロの介護・看護者です。
プロである以上、家庭での介護を超えてあたりまえ。
そのためには、
ケアの仕事を、単なる業務だと考えないでほしいのです。
私たちに、生命を、人生を、預けた人に、どう幸せになってもらうのか。
それを心に刻んで、毎日の仕事にあたってほしいと願って、話を終わります。

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高齢者虐待は、家庭で起こることが多いと思われていますが、介護施設でもおこっています。
私は施設の職員から、
「認知症のお年寄りの背中に、“わたしはバカです”と書いた紙を貼って、笑いものにした」
「職員がお年寄りの顔をなぐり、あざができた」
などの虐待事例を聞いたことがあります。

田中先生が指摘するように、「スプーンで食事を口に詰め込む」「入所者を無視する」「早くしてとせかす」なども虐待だと定義されるのであれば、ほとんどの施設で虐待が行われているということになるのではと思ってしまいます。

それでも、介護施設ですべてのお年寄りが幸せに暮らせるようになるためには、
ちょっとした虐待も、なくしていかなければならないでしょう。

全国でもいい施設として有名な特養ホームの職員さんが、こんなことを言っていました。
「ぼくたちは、おむつの交換屋じゃない。
お年寄りの幸せをつくる仕事なんだ」

と。
そう胸を張って言えるような、プロの介護職が増えることを、私も願っています。

そして、
私たち市民も、施設に要求するだけでなく、
ボランティアなどいろいろな立場から、施設で暮らすお年寄りの幸せづくりのお手伝いに、もっと手を貸していかなければ!
そうでなければ、自分が望む老後はやってこないと考えています。

地域(住民)と施設がともに手を取り合って、たとえ年を取って介護が必要になっても、安心して幸せに暮らせるように支えていく。
そんな取り組みをすすめていきたいと思っています。

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身体拘束廃止はどうしたら進むか

名古屋市健康福祉局が主催した、看護・介護実践セミナー「高齢者の身体拘束廃止と虐待防止」に参加してきました。

セミナーは、介護の現場で仕事をしているスタッフを対象にしているもので、一般に公開されているわけではないようでしたが、講師が長年、身体拘束廃止とおむつはずしに取り組んでいる、田中とも江先生だったので、ぜひ拝聴したいと思い、介護スタッフではないのに参加した次第。

講演では、「高齢者の自由を奪う身体拘束は許さない」という揺るぎない信念に基づいた、数々の実践が報告され、期待にたがわぬ素晴らしい内容でした。

田中とも江先生の話を、以下に少し抜粋します。

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身体拘束とは、
本人の意志に関係なく、体や行動の自由を制限すること です。

今、行われている身体拘束としては、
○自分で降りられないようにベッド柵で囲む
○車椅子から立ち上がらないように拘束する
○認知症棟の出入り口に鍵をかける
○手指の機能をミトン型手袋で制限する
○脱衣・おむつはずしを制限するための介護服

の五大拘束と

○行動を落ち着かせるために薬物投与
○点滴や栄養チューブを抜かないように縛る

で、以上七つの拘束がおもなものです。

平成12年度に「身体拘束禁止」の省令が出たことで、身体拘束はしてはいけないことになりました。
私自身は、昭和61年から縛らないケアに取り組み、福岡から「身体拘束廃止宣言」を行い、後に厚生労働省の「身体拘束ゼロマニュアル」策定にもかかわっています。

今、介護施設では、身体拘束廃止に取り組むことが義務づけられ、監査でも厳しく指導されるようになっています。
身体拘束廃止ができていない施設は、「福祉施設身体拘束廃止未実施減算」もあり、全ベッド数が−5単位減算されます。
身体拘束を行わざるおえないとされる、例外3原則(切迫性、非代替性、一時性)を満たしていても、

①毎月、拘束廃止委員会の開催
②拘束廃止のためのカンファレンス実施
③記録の保存

の要件が満たされていなければ、いけないとされているのです。

身体拘束を行っている施設では、きちんと個別カンファレンスを行って、身体拘束をなくせないかを検討しているでしょうか。
本当ならば、身体拘束を行う時は、縛ったままで放置は厳禁。必ず拘束している時間は職員が見守り、記録をつけ、ケアマネ、施設長、PT・OT、介護スタッフ、家族など、すべての関係者をまじえての検討委員会を開かなければいけません。
拘束をやめるより、よほど手間がかかるんですよ。

よく、「家族が縛ってくれ」というから、身体拘束がやめられませんと、施設はいいます。
家族の希望が、廃止しないための隠れ蓑になっています。

でも、本当に家族は、心から縛って欲しいと思っているのでしょうか?
ほかに行き場がないから、ころんで入院しても付き添えないから、心ならずも「縛って」と言わされているのではないですか。
そもそも、家族には「縛ってくれ」という法的な権限はないのです。

身体拘束は、だれかの意志で行われるものです。
だからこそ、「ぜったいに縛らない」という意志が施設内にあれば、なくすことはできるもの。
まずは、「身体拘束はしない」と決めて、そのためには、どうしたらできるのだろうかと、一人ひとりのケースを検討していくことが大切なのです。

施設長や理事長が、「もしも事故があって、家族になにか言われたら困るから、身体拘束をするように」と言う施設もありますね。
そんな時は、理事長に
「悪いですが、理事長もそこそこのお年のようですし、認知症になって、いつ縛られないとも限りませんよ。ご自身も縛られたいですか」
と、私はいいます。
入居者ご本人でなく、そんな責任逃れをする理事長を縛ってほしいぐらいだと思います。

「拘束死」 という言葉を知っていますか?
身体拘束を受けた人は、受けていない人に比べて、早死にするのです。
これは、データに裏付けされた事実です。

自分の意志でなく、縛られたり、閉じこめられたりすれば、人としての誇りを傷つけられて、死に至るのです。
身体拘束による弊害(縛って動けなくすることで、ADLが低下し、歩けなくなり、寝たきりに繋がる)をきちんと認識してほしいと思います。

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田中先生の話の中で、特に印象に残ったのは、次の言葉。

「認知症の人を一定の場所に集めて、鍵を掛けて自由に外に出られないようにするのは、身体拘束にあたり、禁じられています。
そもそも、自由に外に出られないように閉じこめるのは、精神病院か刑務所でしか許されない行為。
あまりにも安易に、自由を奪っているのは、高齢者虐待にあたります」

介護施設をまわると、多くの施設で、あたりまえのように、施錠して認知症の人を閉じこめています。
これをはっきり「身体拘束であり、許されない!」と言い切る言葉を聞いたのは、初めてでした。
私自身は、ずっと身体拘束にあたると思い続けてきましたが、介護の専門家から「してはいけない行為でしょう」と言っていただいて、今までのもやもやが解消された思いでした。

それにしても、認知症フロアで施錠している施設は、みな「福祉施設身体拘束廃止未実施減算」がされているのでしょうか?
一度、調べてみなくてはと思っています。


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「第9回音楽祭 in TOGO」で演奏しました

ついに、演奏会本番の日が来てしまいました。

車のドアに指をはさんで1ヶ月近く練習できなかったり、地域の行事や12月議会の準備で追われているうちに、もう本番!
練習不足でまだ十分弾きこなせていない部分があるというのに・・・
と、内心、頭を抱えながらの出演となりました。

午前中に、ステージでリハーサル。
午後3時には、舞台袖でスタンバイして、いよいよ出番!
1曲目が、「ドボルザーク交響曲第8番」1楽章
2曲目が、序曲「天国と地獄」

東郷町のオーケストラ(ムジカンテンバンデ)は、今年で3回目の演奏会でしたが
今までで一番よい出来上がりの演奏となっていました。

私、個人としては、練習不足が露呈して、失敗した箇所もいくつもありまして、
深く反省したのですが・・・
オケ全体としては、充実した演奏ができて、よかったと思いました。

ほとんど、初心者に近いようなレベルだけれど
でも、熱意だけはだれにも負けず、練習日のたびに欠かさず参加する。
そんな楽団員の3年間の成長が感じられて、本当によかった!
努力はきちんと結果になる。
そんな希望が感じられた演奏会でした。

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第1回認知症サポーター養成講座、終了しました

第1回認知症サポーター養成講座、終了しました
第1回認知症サポーター養成講座、終了しました
東郷町で初めての「認知症サポーター養成講座」。
今日、無事に終わりました。

参加者は、22人。
講師は、町役場介護保険課の本田さん(キャラバン・メイト)と、介護からの現場報告をしていただく、老人保健施設「和合の里」の川端さん。
予定時刻を30分以上オーバーしましたが、どの参加者も熱心に最後まで講師の言葉に聞き入り、「認知症の方が困っていたら地域で助けよう」との思いを共有しました。

講座の前半は、本田さんによる「認知症の基礎知識」の講義でした。(写真下)
おおまかな内容は、以下のとおりです。

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皆さんに知っておいていただきたいのは、
認知症は脳の「病気」だ
ということです。
認知症は年を取ったらだれでもなる可能性のある病気で、なったからといって、恥ずかしがったり、隠したりする必要はありません。

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために、さまざまな障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態を指します。
認知症を引き起こす病気は、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく、アルツハイマー病、レビー小体病などと、脳の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなる、脳梗塞や脳出血などがあります。

認知症になると、次のような症状が出てきます。
①記憶障害(新しいことが覚えられない、近い記憶から失っていくなど)
②見当識障害(時間や場所がわからない。重度になると周囲の人との関係がわからないなど)
③理解・判断力の障害(二つ以上のことが一度にできない。自動販売機や駅の自動改札、全自動洗濯機が使えないなど)
④実行機能障害(スーパーで何を買えばいいかわからなくなる。料理の手順がわからないなど)
⑤感情表現の変化(その場の状況が読めず、掛けられた言葉を誤解して突然怒り出すなど)

以上の五つが脳の機能障害によっておこる、認知症のおもな症状です。
よく知られている「もの盗られ妄想」や「排泄の失敗」は、上にあげた症状に対して、まわりがうまく対応できないなどから派生する周辺症状で、ケアの仕方によってはおさまることもあります。

認知症になったら「何もわからなくなる」というのは誤解です。
本人は認知症になった(もの忘れをしたり、道がわからなくなったりする)ことを自覚していて、「これからどうなるのだろう?」と心配で、心細くて、恐怖を抱いて苦しんでいます。
隣人や知人が認知症になったとしても、その人でなくなるわけではありません。
認知症という病気のせいで、困っていることに手を貸してあげれば、ふつうに笑顔で暮らせるのです。

もしも、近くにいる人が「認知症かもしれない」と思ったら、
一番大切なことは、
専門の病院に連れていって、早期診断・早期治療を行うことです。
なぜなら、認知症を引き起こしている原因の病気によっては、治るものもあるからです。
また、アルツハイマー病であれば、アリセプトという薬を飲めば、進行を遅らせ、自宅でふつうに暮らせる期間を延ばすことができます。
あと3年ほどで、アルツハイマー病を直すことができるワクチンが完成するかもしれない、という医療の進歩も期待されています。

認知症になったら、一刻も早く専門の病院に行くように、ぜひ、すすめてあげてください。
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後半は、「和合の里」と隣接したグループホーム「和合の家」で、認知症の方の介護をしている川端さんから、実際の事例をもとに、認知症の方への接し方についてアドバイスがありました。

ちょっと長くなりますが、紹介された事例を少しだけ、以下に紹介します。
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農業をずっとしてきたAさんの場合。
朝早く起きて、他人の畑から農作物を収穫して、自宅の庭に積み上げてしまうということが続き(本人は認知症のために他人の畑を自分の畑と誤解してのこと)、自宅から施設に入りました。
夜も寝ない、昼はすたすた歩いて自宅に帰ってしまうAさんでしたが、施設の庭にある畑を自由に世話してもらうことで、すっかり落ち着きました。
今では、りっぱな大根やキュウリを収穫し、上手に料理して皆に喜ばれています。

認知症でも、料理が得意だった方は、ちょっとした手助けや声かけで、おいしい料理を作れます。
キュウリの酢の物を作ろうと決まった日のこと、Bさんに料理をお願いしました。
キュウリを切ろうとして、Bさんは手を止めて聞きます。「どのくらいに切ったらいい?」
介護スタッフが、「このくらいの薄切りにして」と、目の前でやってみせると、「よし、わかった」と、すばらしい手さばきで切ってくれます。

でも、安心したスタッフが、次の指示をせずに、うっかりその場を離れてしまったら、
Bさんは薄切りにしたキュウリを前に「これからどうしよう?」と困り顔。
「もっと切るのかな」と、さらにキュウリを千切りにします。
(この時点で、キュウリの酢の物を作るということは忘れています)
それでもスタッフは戻ってきません。迷ったBさんは、千切りのキュウリをさらに切って、細かいみじん切りにしてしまいました。

そこに戻ってきたスタッフは、見事なみじん切りにされたキュウリを見て、自分の失敗に気づきます。
家族だったら、「こんなにしちゃって、どうするの?! 酢の物にするって言ったでしょう!」と、びっくりして思わず怒ってしまうかもしれません。
でもスタッフは介護のプロですから、怒ってはいけないし、Bさんが間違えたということを知って落ち込んでしまうのを避けなくてはいけないと知っています。
だから、その場で大笑い。
「よくこんなに細かく切れたねぇ!これなら、噛まなくたって食べられるし、すごいよ!」とBさんに声をかけます。
Bさんも内心は「失敗しちゃったかな、どうしよう」と思っていましたが、スタッフと一緒に笑い、みじん切りのキュウリはポテトサラダに入り、大成功の料理となりました。

認知症の方は、手順がわからなくなるので、一人では料理がうまく作れなくなります。
でも、次はどうしよう?と迷った時に、スタッフが上手に声かけすれば、家事経験の少ないスタッフより、よほど上手に料理できるのです。

認知症になっても、何もかもできなくなるわけではありません。
まわりの人が、できない部分や、困っている部分を手助けすれば、畑作業や料理など、長年の経験を生かして、若いスタッフがかなわないほど、上手にやってのけます。
ふつうの人と、何の変わりもないことを、ぜひ知って欲しいと思います。
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認知症になった時、安心して、住み慣れたまちに住み続けられるかどうかは、周りの人がどう支えるかで決まります。

今日、白土で誕生した22人の認知症サポーターは、
「認知症の方が町で困っていたら、手助けしたい」という思いで、講座を修了しました。

講座を修了したサポーターは、認知症の方を応援する印の「オレンジリング」を持っています。
オレンジリングを手につけた「認知症の応援団」が、町のあちこちで見かけられるようになったら、今よりも、もっともっと、認知症の方にやさしい町に変わるでしょう。

これからも機会をつかまえては、「認知症サポーター養成講座」を開催していきたいと、新たな目標ができた1日でした。

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