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地方議員の役割

今年、春の選挙で、東郷町議会議員となって半年がたちました。

12月議会にむけて、一般質問のための調査や資料集めをしているところなのですが、今回は「認知症の方や介護家族への支援」をテーマとして取り組んでいます。

そこで、当事者の声を聞いて、困っている実態を掴んだ上で政策提言をしたいと思ったのですが、そこではたと困ったのが、認知症の方を在宅介護で支えている家族と、直接、連絡がとれないこと。
役場の介護保険の担当部署は、当然、情報を持っていますが、個人情報保護のからみで個人名を教えてはくれません。それでは、仲立ちとなって、「連絡先を教えてもいい」という人の情報だけをくれるかといえば、それも無理。

しかたがないので、介護保険の担当者や、地域包括支援センターの主任ケアマネジャー、介護施設の職員などに、実態を聞きに行ったのですが、
行政からは「困っている人はいない」、「介護保険で対応できている」、「サービスが不足しているとは思っていない」、「相談にこないで困っている人がいるかもしれないが、そのニーズは掴みようがない」との答え。
介護施設では、在宅では対応できなくなって入所相談で来る人が多いせいか、どうしたら在宅介護を続けられるか、という相談はないとのことでした。

それでも、介護保険を使わずに、軽度の認知症(かもしれない)のお年寄りを家族が看ている家庭はたくさんあるし、介護困難でぎりぎりのところにいる家族もいます。
在宅介護を支えるためのまちからの支援が足りないために、東郷町では介護度3以上になると介護施設へという状況にあるのは事実です。

全国でもその機動力で有名な伊賀市社会福祉協議会の平井さんに、認知症を在宅介護している家族を支援する政策について相談したところ、
「在宅福祉のニーズは、とかく引きこもりがちで、見えにくいもの。
待っていても、決して表面に出てこないと思った方がいい」

との第一声に、なるほどと思いました。

在宅で困っている人たちは、困っていても、それをどこに相談にいったらいいのかわからない。
そもそも、自分たちが抱えている困りごとを、だれかが助けてくれると思っていない。
困りごとに対して、「こんなサービスがあるけどどうですか?」と、目に見えて使える形で提案して、初めて当事者も自らのニーズに気づくのだ。
と、平井さんはいいます。
だからこそ、
発見が重要なのだ
と。

社会福祉の仕事は、なにかで困っている人を見つけて、その困りごとを「ニーズ」として表面化することから始まります。
発見した「ニーズ」を解決できるよう、公的な仕組みを作るのが次の仕事。
いかに早く、地域の困りごとを発掘するかが大切だと聞きました。

話を聞いて感じたのは、
これこそが地方議員の仕事なのだ!
ということ。
地域の困りごとをすくい上げて、町の政策提言として、目に見えるニーズとその解決策を提示する。
これが、町会議員に求められていることなのだと思います。

私に課されている仕事をするために、
町の人たちにもっと話を聞いて歩こう。話が聞ける機会をたくさん作ろう。
まずはそこから始めたいと思っています。

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