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高齢者向け分譲マンション「シニアハウス文教台」

名古屋市名東区に、名古屋市で初めての高齢者向け分譲マンションができたというので、さっそく見学に出かけた。

老後の住まいとして有料老人ホームを選ぶ人は少なくないが、入居一時金に何千万出しても、10〜15年の償却期間が過ぎれば、1円も戻ってこない。
賃貸契約で保証されている居住権もないため、「認知症で他人の迷惑になるから出てくれ」と言われても、あきらめて出るしかないのが実情だ。

その点、分譲マンションなら、他人に賃貸できるし、いらなくなったら売却も0K。財産として、相続もできると自由度が高い。
しかも自分の持ち家なのだから、認知症や介護の重度化を理由に退去をせまられることもない。
これはいいシステムだと、前から考えていた。

さて、見学当日。現地に到着すると、外観は、ちょっと瀟洒なマンションのよう。
1階のレストランが目にとまる。
希望すれば食事はここで3食とれるとのこと。月5万4百円はまあまあか、と思ったが、試食で食べた和食は今ひとつ。レストランは地域に開放すると聞いたが、メニューは今後増えるのだろうか。

肝心の居室はといえば、1人用は18㎡といかにも狭い。
2人用でやっと27㎡。
元気なお年寄りが夫婦で暮らすなら、せめて40㎡は欲しいのに。
やはり介護居室という考えから抜け切れていないのか。

なにより衝撃だったのが、認知症の人向けという介護フロア。
エレベーターも止まらず、完全な閉鎖空間。
高いお金を出した我が家だというのに、介護が必要になったら閉じこめられるのかと、暗澹たる気分になった。

これで分譲価格は、1人用が13,497,130円(税込み)
2人用が19,726,575円(税込み)
この上に、月々の管理費が1人47,250円。夫婦2人なら月に94,500円。
介護費は別だというのに、いかにも高い…。
例の認知症向き、閉鎖フロアに入る場合は、さらに月4万円よぶんに必要だという。

介護が必要になれば、1階に併設しているヘルパーステーションから、ヘルパーを派遣できるそうだが、ひとつのフロアには共有部分が少なく、今、介護施設で主流の「ユニットケア(個別ケア)」ができる設備もない。
それでは結局、要介護になれば、18㎡のワンルームで寝たきりになりがちに。

かといって、元気なうちに生活を楽しむというには、やはり共有部分の内容が乏しい。
介護にも、老後を自分のペースで楽しむにも、どちらにも足りない部分が多く、中途半端な印象。

分譲というアイデアはいいが内容が不十分。購入はよく考えてからにした方がよさそうだ。

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