新たな在宅療養支援〜地域介護の再生のために〜

在宅介護、在宅医療を支えるために、さまざまな民間のボランティア的活動が行われています。

今月15日、24時間の在宅医療を行う医療機関「在宅療養支援診療所」の愛知県ネットワークと、訪問ボランティアナースの会「CANNUS(キャンナス)名古屋」が発足します。
その発足会の後に行われるのが、「新たな在宅療養支援〜地域介護の再生のために〜」と題したシンポジウム。
在宅医療についての講演や、パネルディスカッションが予定されています。

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新たな在宅療養支援〜地域介護の再生のために〜

開催日時/2009年11月15日(13:30〜18:00)
開催場所/愛知県(愛知県医師会館9階大講堂)
資料代/1500円
定員/180名

1. 主催者挨拶
  全国在宅療養支援診療所連絡会 東海ブロック・愛知県支部 発足挨拶
  訪問ボランティアナースの会CANNUS(キャンナス)紹介

2. 共催セミナー
 「経腸栄養剤に関する最近の話題」
  講義  (株)大塚製薬工場  イーエヌ大塚製薬株式会社

3. 「今、なぜ在宅医療か」  
  講師:「国立長寿医療センター総長」大島 伸一氏

4. パネルディスカッション
 国立長寿医療センター総長 大島 伸一氏
 CANNUS代表 菅原由美氏
 ネットワーク大府 理事長 矢澤 久子氏
 大府西包括支援センター 塚本 鋭裕氏
 全国在宅支援診療所連絡会 副代表  石垣 康則氏

主催/特定非営利活動法人 医療と保健と福祉の市民ネットワーク東海
共催/日本ALS協会愛知県支部
問い合わせ先/TEL・FAX 052-931-3315

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施設解体〜「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」

施設解体〜「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」
自らアルコール中毒患者に扮し、精神病院に潜入して『ルポ・精神病棟』を書いた大熊一夫さんの最新刊です。

『ルポ・精神病棟』を書いたのは、1970年のこと。
それから39年たって、「解決編」として書きあげたという本書は、「精神病院を解体して重い精神病の人々も病院を使わずに支える」という仕組みを作り上げたイタリアのトリエステを紹介。
精神病で苦しむ人を精神病院に閉じこめるのではなく、地域であたりまえの生活をすることを応援する支援体制をとることで支えていこうという試みを日本でも根付かせたいという熱い思いが伝わってきます。

実はこの本は、「イタリア精神保健改革の父」バザリアの名を冠した第1回バザリア学術賞を大熊さんが受賞したことがきっかけで生まれたもの。
バザリア学術賞はバザリアの業績についての調査研究を助成するのが目的で設けられたもので、大熊さんが応募し賞金2万ユーロ(約350万円)が送られたとのこと。
この賞金を取材費にあてて、完成・出版したのが、『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』(岩波書店/2400円)です。

バザリア学術賞を大熊さんが受賞した時の記事が、インターネットメディアJANJANにあったので、紹介しますね。

------------------------(ここから抜粋引用です)---------------------

イタリアの第1回バザリア学術賞が『ルポ・精神病棟』の著者、大熊一夫氏に
http://www.news.janjan.jp/culture/0806/0806250512/1.php

「イタリア精神保健改革の父」と称えられる精神科医、フランコ・バザリアの名を冠した「バザリア学術賞」の第1回受賞者に、『ルポ・精神病棟』で知られる日本人ジャーナリスト、大熊一夫氏が選ばれた。
バザリアは半世紀も前に「精神病院は治療に不適切」と主張、イタリアでの精神病治療に大きな足跡を残した。

フランコ・バザリア(1924年生まれ、1980年没)は、イタリアの精神保健改革の先駆者といわれる精神科医。
「精神病院は治療に極めて不適格」と今から半世紀も前に主張した。
彼の業績を記念したフランコ・バザリア財団(出資はバザリアの生まれ故郷ヴェネチア県)は、昨年「バザリア学術賞」を創設し、世界から受賞者を公募した。

この賞は、「申請者の国において申請者の国の言葉で出版する」ことを条件に、バザリアの業績についての調査研究を助成するのが目的。
大熊一夫氏は、これに応募し、米国のイェール大学、バークレイ大学、オーストラリアのウオロンゴング大学等の研究チームと競って、単独応募で第1回の受賞者に選ばれた。

財団のイタリア人審査委員会は、大熊氏の申請書から先進国の中で日本だけが極端な精神病院中心主義なのを知って、イタリアの精神保健改革に関する本を日本で出版する意義は大きい、と判断した。
同氏が38年前に書いた『ルポ・精神病棟』(朝日新聞社刊)が累積約30万部出版されたこと、過去20年間、幾度か改革の中心地トリエステなどを訪問して新聞や雑誌等に記事を書き、その記事がもとでトリエステを訪れた日本人が1,000人を超えたことなども勘案され、審査委員の全員一致で選ばれた。

大熊氏によると、イタリアは単科精神病院をなくした世界唯一の国とのこと。
精神病院廃止を決めた180号法は「バザリア法」と呼ばれ、1978年5月に施行された。
改革が始まって、今年でちょうど30年になる。

かつて約12万人を収容した「マニコミオ」と呼ばれる公立単科精神病院は、1998年末でイタリアからなくなった。イタリアの人口は約5,600万で、日本のほぼ半分だから、日本に置き換えれば日本の精神病棟の24万床が日本社会から消えたことになる。因みに、現在の日本の精神病棟は約34万床だ。

大熊氏によると、イタリアの特色は、精神病院を廃止した後、治療する場の軸足が精神保健センターに移った点。
診療・往診は当然のこと、人間関係の修復・住居の確保・就職斡旋・楽しみの開発など、「当事者の人生丸ごとを視野に入れた支援」だ。
重い精神病の人々も病院を使わずに支える、というポリシーが見どころ。改革の中心はバザリアが働いていたトリエステだが、今世紀にはいって、改革はイタリア全土に広がる勢いだ。

三井マリ子2008/06/26
---------------------------(引用ここまでです)------------------------

大熊一夫さんの『ルポ・精神病棟』を初めて読んだ時の衝撃が、わたしがルポライターになろうと思った原点になっています。
そんな大熊さんが、ずっと追ってきた精神病院問題の解決編として出した本。
注文していたのが、今日届いたのですが、風邪で1日家にじっとしていたこともあって、一気に読みました。

当事者の力を信じ、なにをしてほしいかを真摯に聞く。
日本の精神病院をめぐる問題を解決する鍵は、それに尽きるように思います。

大熊一夫さんのホームページは
http://okumakazuo.com/
こちらも、ぜひ覗いてみてください。

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浜名湖立体花博に行ってきました

浜名湖立体花博に行ってきました
浜名湖立体花博に行ってきました
週の途中の祝日って、なんだか臨時ボーナスみたいでうれしいですね。
朝から青空が広がっていたので、晴天に背中を押された気分になって、浜名湖立体花博に行ってきました。

会場は、浜名湖フラワーパーク。
車で来場する人が多いのを見越してか、駐車場はフラワーパークから車で10分ほど離れた指定駐車場(6000台駐車可能、料金/1000円)だけ。
ここに車をおいて、無料のシャトルバスで会場に行きます。

最寄りの浜松西ICから指定駐車場までの地図は以下をクリック
http://mih2009.com/uploads/fckeditor/access_nishiIC_1030.pdf

浜松西ICから、指定駐車場までは約10㎞。
駐車場はかなり広いし、シャトルバスはピストン運行で本数も多いので、車で行っても便利だと思います。
(シャトルバスは車椅子でも乗れる低床バスも用意されていて、立体花博会場には、無料の車椅子やベビーカーの貸し出しもあります)

で、立体花博とは? というと。
なかなか口では説明しにくいのですが、一言でいうと、立体的な植物の造形作品でしょうか。
作品は世界各国や日本の各地方からのものが展示されていて、迫力満点。
ブログトップにある写真は、わたしが気に入ったうちから2点入れましたが。
どうです?
なかなか、すごいでしょう。

特に、下の写真は、モントリオール市(カナダケベック州)の作品で、タイトルは「木を植えた男」。写真ではまわりまで写っていないのですが、まわりに羊たちや馬の造形も配置されていて、一目で心を奪われました。
この作品は「最高栄誉賞」を受賞し、来場者人気コンテストでも第1位を獲得しています。

立体花博の会場には、こうした作品が91点も展示されています。
場内はかなり広いので、全部見て歩くのに3時間ほどかかりました。
(写真をとったりしなければ、2時間ほどで見て回れるようです)

浜名湖立体花博は、11月23日(祝)の午後5時まで開催されています。
詳しくは、http://mih2009.com/index.php

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眠いsleepy

眠い<img class=" border="0" />
急に冷え込んできましたね。
お久しぶりの、へしにゃん です。

子ネコの頃は、遊んだり、いたずらしたりと、けっこう活発な方だったのですが
4年たった今は、寝ている姿ばかり見ている気がします。

今日も今日とて、
へしにゃんは
すやすや 夢の中。
カメラをかまえる気配で、とりあえず目を開けましたが
たたんだタオルを枕にして、またすぐに夢の中に戻ってしまいました。

原稿書きや、議会の準備などで、ばたばたしている飼い主としては
ぐっすり眠りこけるにゃんこの寝姿に、
うらやましい・・・
と思ってしまうのでした。

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市民と政治をつなぐP-WANオープン

市民と政治をつなぐインターネットサイト「P-WAN」がオープンしました。

わたしは議員になるまで、政治はどこか遠いものと考えていました。

ですが、議員として2年半活動してきて、一番実感しているのは
政治は生活そのものである
ということです。

わたしたちの暮らしに直結しているのは、各市町村の行政です。
子どもの医療費や学校教育をどうしていくのかも、
安心して住める住宅を確保したり、災害にそなえて助け合いの仕組みを作るのも、
介護の仕組みをどう社会につくり、老いても安心なまちをどう作っていくかも、
各市町村によって違います。
その政治を行政(役場)や議員におまかせにしていては、本当に自分が望む暮らしとはかけはなれたものが作られてしまうかもしれません。

P-WANは、「パーソナル イズ ポリティカル(個人的なことは政治的なこと)」を掲げています。
ひとりひとりの困りごとや、個人の思いを、政治につなげていく。
そのつなげる要(かなめ)にいる、「思いを政治につなぐ女性の政治家とそれを支える市民たち」をネットワークでつなげることを目的にしたサイトです。

全国の女性議員と市民・団体のリンク集は、一見の価値あり!
以下をクリックして、ぜひ一度、のぞいてみてください。

市民と政治をつなぐP-WAN
http://p-wan.jp/site/

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小規模多機能型居宅介護の勉強会を開きます

介護が必要になっても、住み慣れた自宅で暮らしたい。
そんな高齢者の願いをかなえる新しい介護サービスとして、注目されている「小規模多機能型居宅介護」。
いったいどんなサービスが受けられるのか、知りたいという方も多いのでは。

そこで、おいまち会の公開講座として、小規模多機能型居宅介護の勉強会を行います。
講師として話をしてくれるのは、有料老人ホームやグループホーム、小規模多機能などを運営している(株)ほほえみの杉浦義教さんです。

杉浦さんが運営している小規模多機能型居宅介護「ひらばり」については、前にブログで紹介していますので、くわしくは以下をクリックしてください。
喫茶店がある「小規模多機能型居宅介護ひらばり」

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老い支度勉強会
小規模多機能で在宅を支える
 〜小規模多機能施設「ひらばり」の報告〜

住み慣れたまちで暮らすことを支援するために、新しい介護保険のサービスとして始まった小規模多機能型居宅介護。
東郷町にはまだないサービスですが、できるだけ自宅で暮らしたいという高齢者の願いをかなえるために必要なサービスです。
小規模多機能とはどんな介護サービスなのかを、有料老人ホーム、グループホーム、小規模多機能などの介護施設を運営している「ほほえみ」の杉浦義教氏をお迎えして、お話いただきます。
ぜひお気軽にご参加ください。

  講師: 杉浦義教氏((株)ほほえみ 代表取締役)
  日時: 11月14日(土) 午後1時30分〜3時30分
  場所: いこまい館・2階 会議室B
  主催: 老いても安心まちづくりの会(おいまち会)
  定員: 先着30人
  参加費:200円(支払いは当日会場受付で。会員は無料です)

※参加ご希望の方は、氏名・住所・電話番号を明記の上、右上の「メール送付」からE-mailでお申し込み下さい。

「老いも安心まちづくりの会(おいまち会)」とは?
介護が必要になっても、住み慣れた自宅や、なじみの場所で、最後まで自分らしく尊重されながら暮らしたい。そんなあたりまえの願いを、だれもがかなえられる。そんなまちづくりをめざして活動する市民ボランティア団体です。

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認知症で苦しむご本人の思いを聞く

若年性認知症の方が働く、就労継続支援事業所に行ってきました。

そこで、認知症を患っているご本人から話を聞く機会に恵まれました。
グループホームや特養などで、認知症のお年寄りから話を聞くことは何回もあったのですが、今回は、きちんと病名告知され、その病気がなおらないこともご本人が受け止めた上での話でした。
非常に重いものを感じましたが、取材に応じて話していただけたことを生かすために、できるだけ多くの方に聞いていただくべきだと思い、ここでお伝えしたいと思います。

Aさんがアルツハイマーになったのは、まだまだ働き盛りの頃。
記憶がなくなり、仕事に支障がでてきたものの、まわりは気遣い、「何にもしなくていいですよ。元気に通ってもらえれば」とフォローしていたようです。
Aさんは、その頃のことを、
「すごくよくしてもらったけど、まったく面白くなかった」
と表現していました。
その後、Aさんは会社をやめるのですが、やめるきっかけになった日の出来事を、次のように語ってくれました。

「(仕事のお得意先を電車でまわり、会社に帰る時になって)駅で急に、電車の乗り換えがわからなくなってしまった。乗る電車がJRなのか、名鉄なのか、どこの駅でどの電車に乗ればいいのか、わからない。これでは、会社に戻れないと頭が真っ白になっていたら、突然、バッシャ〜ン!!! と、ガラスが割れたみたいなすごい音がして…。気がついたら、手に持っていた会社の大事な書類をバサッと落としていた。書類は紙なんだから、落としてもそんなに大きな音がするはずはないんだけど、その時は、すごい音が聞こえた。下に落としたんだから、すぐにかかんで拾えばいいと思ったんだけど、拾おうと下を見ても、書類がない。もう真っ青になって、おろおろしながら『何か忘れ物したみたいなんですが、ないですか?』と駅員さんに尋ねに行った。そうしたら、書類が届いていて、本当によかったけど・・・。会社の大事な書類を落とすなんて、わたし1人が責任をとってすむようなことじゃない。翌日、会社に『やめます』って、言いに行ったよ」

会社をやめてからは、Aさんは家にいたのですが、
「夕方、どこにおるのか、わからなくなる」
「とにかく東西南北が、わからなくなって、あれ? どこにおるんかなぁという感じ」
という状態に。家を出て、外を歩き回り、奥さんが探しにいくという日を繰り返していたようです。

その後、障がい者のための就労継続支援事業所で働くことになるのですが、今では
「ここがあって、元気に楽しく明るく生活できている。スタッフも親か家内のように親身になって様子をみていてくれるし、こんないい所はない」
と語るほど、Aさんは就労継続支援事業所での毎日を気に入り、軽作業にいそしんでいます。

Aさんはご自身がかかっているアルツハイマーについて
「おっそろしい病気だぞ。この病気は」
と語ります。
「悪いやつだわ、アルツハイマーは。記憶はちっとも戻らん。この病気はなおらんから」
「今日が何日か聞かれてもわからんし、曜日なんか、ぜんぜんわからん。でも、腕時計で、何月何日か出るのがあって、それを買って腕につけてると、(わからんでも見ればわかるから)ほっとする」
と、気持ちを話してくれました。

Aさんは一見、非常にほがらかで明るく、活発な方のような印象でした。
ですが、楽しそうに話す裏側に、アルツハイマーになったつらさを抱えていらっしゃる。
認知症の方に対しては、ご本人が(記憶の欠落のために)答えられないことや、答えに困るようなことを聞いてはいけない(ご本人の負担になり、不安になってしまうので)ので、はっきりしない部分もあったのですが、ご本人のつらさや、どう感じていらっしゃるかの一端はうかがえたと思います。

本人が望む支援をしていくために、認知症の方の話を聞くことは非常に大切だと感じた1日でした。

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若年性認知症専用のデイサービス〜ルミナス大府で研究事業

若年性認知症専用のデイサービス〜ルミナス大府で研究事業
通常のデイサービスでは、受け入れが難しい若年性認知症ですが。
国の研究事業として、大府市の介護老人保健施設「ルミナス大府」で、若年性認知症専用のデイケアが行われています。

若年性認知症のデイサービスについて、施設長の長屋政博氏が、ホームページで報告しているので、以下に引用しますね。
--------------------------(ここから引用です)----------------------

研究ベースで若年性認知症のデイサービスを開始しました。
男女あわせて8名ではありますが、有効なプログラムを求めて試行錯誤しています。
現時点でわかってきたのは、男性と女性でプログラムを変えた方がよいこと。
男性には、役割を担わせる、障子の貼り替え、車イス整備などの仕事の受け入れがよく、女性には、フラワーアレンジメント、陶芸などの作業が大変好まれています。
今後長期的な効果も追跡したいと考えています。

-------------------------(引用ここまでです)------------------------

実際のデイサービスの様子を、見てきました。
今日は水曜日だったので、男性のデイサービスの日。
女性は火曜日と、男女分けて実施しています。

この若年性認知症デイサービスは、研究レベルで試行的に2年間行うということで、今年の7月からスタートしました。
3ヶ月を1セットで行うということで、週に1回、午前9時半〜12時半まで、少人数でスタッフの数を手厚くして実施しています。
スタッフは、若年性認知症の方4人に対して、2〜3人。
ほぼ、個別対応に近い形で行われています。
これは、若年性認知症の方に満足感を感じてもらうためには、
①個別対応 
②好きなことができる 
③ちょっと職業的なことを行い、達成感を感じることができる
という3点が必要だからという話が、施設長からありました。

若年性認知症の方は、「自分はできるはずだと思っているのに、実際はできない」という体験を繰り返しているため、非常に焦燥感が強く、抑鬱傾向にあるそうです。
特に男性の場合は、自尊心が傷つけられやすく、達成感が得られないようなプログラムでは、「こんなことはしたくない」と拒絶されるのだとか。
まだまだこんなことができる、と感じることができるように、デイサービスでは必ず作品を仕上げて自宅に持って帰るようにしているそうで、出来た作品を家族に褒められるのが、本人の自信につながっているのだと説明されました。

実際に、デイサービスを実施している場も見学させてもらいましたが、そんなに特別なことをしているという印象は受けませんでした。
個別対応が必要なのは、高齢者の場合も同じことですし、自尊心が傷つけられやすく、おかしな対応を介護スタッフがすれば、怒りを感じるというのも同じです。
ただ、高齢者の認知症の場合は、女性が多く、誇りを傷つけられても、はっきり「NO」と言えない方が多いだけではないかなと感じました。
(働き盛りの男性は、「自尊心を傷つけられたら怒ってあたりまえ」という社会的な通年があるため、怒りの感情をあらわにできるように思います。)

ルミナス大府では、研究期間が終了しても、なんとか介護保険で若年性認知症のデイサービスを行っていけないか検討中とのこと。
問題は、1対1に近いような個別対応を、限られた介護スタッフで行えるかという点にありそうですが、認知症サポーターとして市民がボランティアで支援することで補うシステムにできないかと思います。

若年性認知症の方が、いきいきとすごせる居場所づくりは、まだ始まったばかり。
明日は、若年性認知症の方が働く場をつくる試みをしている現場に、見学に行ってきます。

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看取りまで行う特養ホームで経管栄養の入居を拒むのはなぜ?

25日(日)にあった「寝たきり老人アパート問題」を考えるシンポジウム。
ブログで、「遅れていったら、資料をもらえませんでした」と書いたのを見てくださったのか、すぐに主催者からメールで資料が届きました。
(すばやい対応、ありがとうございました)

資料がかなりのボリュームだったので、何回かに分けて、報告および考察を書く予定ですが、26日に取材で訪れた愛知県西尾市の特養ホームについて、まず書きたいと思います。

西尾市の特養ホーム「せんねん村」については、前に「ソフト食体験記」でも取り上げました。

せんねん村は、「死ぬまで口からおいしく食べる」支援のために、誤嚥性肺炎の危険が高いきざみ食を廃止し、独自のソフト食を開発し、厨房スタッフが各ユニットで仕上げて食事提供をしている施設です。
終の棲家として、本人・家族の希望があれば、施設での看取りも積極的に行っています。

取材の中で、経管栄養の人しか入居できない(口から食べる人はおことわりの)「寝たきり高齢者専用賃貸住宅」があるという話になったのですが。
そもそも「経管栄養になると特養ホームから入居をことわられる」ということに対して、「それはなぜ? うちの施設では経管栄養だからとことわることはしません」という答えが返ってきました。

25日のシンポジウムでは、「特養ホームに入居していた人が入院して経管栄養になったら、契約解除で退去してもらう」という話が出ていたのですが、施設によって本当に姿勢がさまざまのようです。

せんねん村では、入居者が入院して経管栄養になっても、ちゃんと戻れるようにしているそうです。
「経管栄養(鼻腔栄養、胃ろう)になった」という報告が病院からあると、せんねん村の看護師が病院に行って、本当に口から食べることはできないのか、言語聴覚士に確認します。
病院によっては、嚥下障害がなくても、意欲低下などで食事の摂取ができない場合にも、栄養補給の確保のために経管栄養にするケースもあるそうで、そういった場合には、退院してせんねん村に帰ってきたら、ゆっくり時間をかけて口から食べてもらう介護をすることで、管は抜けます。
また経管栄養での栄養補給が必要な人にも、様子を見ながら嚥下の訓練を行い、口からゼリーを食べてもらうなどして、口から食べる楽しみを失わないように介護していると聞きました。
また入居者だけでなく、新規の入居でも、経管栄養の人の受け入れを行っています。
「困っている人を助けるのが、特養の役割だから」と話す施設長の姿勢に、すべての特養ホームが同じ姿勢で運営してくれれば、寝たきり老人アパートに入らなくてもすむのにとため息が出ました。

経管栄養だから、介護難民になるのはしかたがないのでしょうか?
そもそも、経管栄養が本当に必要だったのでしょうか。
病院が介護(食事介助)の手間をはぶくために、安易に経管栄誉にしていることはないでしょうか。
そして
経管栄養になったとしても、
管を抜いて口から食べるためのリハビリをすることはできないのでしょうか。
(リハビリ病院でなくても、せんねん村のように、特養ホームで努力をしている実例もあります)

特養ホームは生活の場。
看護師は入居者100人に対して3人という最低基準しか、配置されていません。
痰の吸引や胃ろうの栄養補給は、医療行為ですから、看護師にしかできません。
だから、「経管栄養は医療行為だから、特養ホームでは行えません。退去してもらいます」という施設があるわけです。

一方、特養ホームは終の棲家として、看取りまですることが期待されています。
そのため、厚生労働省は国のモデルケースとして、介護職員が看護師の指導のもとで、痰の吸引や胃ろうの介助をすることを始めています。

モデルケースの施行は、来年はじめまで行われると聞いていますが、経管栄養の人の入居が特養ホームに拒まれることがないよう、改めるべきものは改めていかなければと思います。

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政治倫理審査会の報告は議会だよりに掲載されないことになりました

今日、議会だより93号が各自治区に配布されました。

それに先立ち、議会だより編集特別委員会の委員長から、委員を招集して話がありました。
「政治倫理審査会の報告が全員協議会でありましたが、そこで終わったというわけではなく、今の時点では議会だよりに記事として掲載するのは適切ではないということで、委員長判断により、掲載は見合わせました」
とのこと。
結論がでていない、途中経過の段階で議会だよりに掲載すると、住民に誤解をあたえかねないという判断だという説明でした。

いろいろ紆余曲折ありましたが、あるべき方向で決着がついたのは、よかったと思います。

で、わたしが議長に出して、議長預かりになっていた辞任届ですが。
委員会として掲載を決めたことに反対して、わたしは「掲載すべきでない」と辞任届を出したわけで、掲載しないとなれば、わたしが辞任する理由もなくなります。ということで、辞任は撤回。引き続き議会だよりの編集委員をすることになりました。

今月末から、来月初めには、議会だより93号がお手元に届くと思います。
ご意見・ご感想がありましたら、ぜひお気軽に議会事務局にお寄せ下さい。

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介護難民の現実

介護難民の現実
寝たきり老人専用アパートの問題を考えるシンポジウムに行ってきました。

タイトルは、「介護難民の現実〜寝たきり老人専用アパートの実態と難民を生み出す制度の問題点を考える」。
シンポジストは、東濃後見センターの山田隆司さん、弁護士の熊田均さんのほか、医療ソーシャルワーカーや社協、老健、特養の職員。
日本福祉大学中央福祉専門学校の渡辺哲雄さんが司会進行を担当し、シンポジストがそれぞれの現場から問題点および現状を報告しました。

具体的な報告を書きたいところなのですが、残念ながら、手元に資料がありません。
会場の土岐市へは、車で中央高速を使って出かけたのですが、不運なことに、途中で事故渋滞に思い切りはまってしまい、30分ほどまったく動かない状態に。
ラジオのニュースによると、「事故車から火が出て閉鎖された」とのこと。
ちょうど閉鎖された区間にいたために、車はぴくりとも動かず、時間だけが過ぎていき・・・。
15分遅れで会場についた時には、資料はすでになくなっていて、もらえませんでした。
(予定人数を大幅にこえる盛況だったということですね)
希望者には後で郵送してくれるということでしたので、資料が手元に届いたら、くわしい報告をしたいと思います。

シンポジウムでとりあげられていた、寝たきり老人専用アパートの問題については、司会をしていた渡辺哲雄さんが、自らのコラムでとりあげていますので、よければこちらをお読み下さい。
介護難民の現状と職能団体の役割
平成21年06月22日(月)
渡 辺 哲 雄
http://park2.wakwak.com/~rara/column/column/21column/c21-6.html

シンポジウムは途中休憩もなしで、3時間ぶっつづけで行われました。
全体として感じたのが、問題が経済効率(いかに儲けるか、利用者側はいかに安くすますか)から起こってきているのだなということでした。
国は医療費削減をめざし、そのしわ寄せが介護難民という形で噴出し、家族のニーズがあるからという理由で、寝たきり老人専用アパートが次々に造られる。
そこには利用者本人の幸せをどう支えるかという視点がまったくなく、利用者は利潤をあげるための材料になってしまっているという現実に、もの悲しい気分で会場を後にしました。

介護・医療に携わる人には、ぜひ立ち止まって、利用者の幸せ実現のために仕事をするという原点に立ち返って欲しいと思います。


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知らないと怖い相続の話

ぬくぬく老い支度講座「いまから考える“死後の後始末”」。
http://togo-gikai.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-ab1c.html

今日、ぶじに終わりました。

相続にまつわるトラブルや、遺言書を実行するための遺言執行者についてなどについて、司法書士の山田雄一氏からお話いただきました。
実際に実務で日常的に相続手続きなどにかかわっている人から聞く話は、非常に具体的で勉強になりました。
とりわけ、遺言書や遺言執行に関する手続きを司法書士など専門職に頼んだ場合に、基準となる料金表などがあるわけではなく、「相続財産の○%を報酬とする」などとしているケースもあること。
しかも、下書きの遺言書のみに高額な報酬契約について付記して依頼人の印鑑を押させ、依頼人が気づかないままに高額な契約が成立したとして苦情につながる場合もあるとの話には、まさにびっくり。
司法書士や弁護士など、素人は無条件で信頼してしまいがちですが、悪質な人も少数まじっていることもあるのだと自覚して、注意しないといけないのだと思いました。

ちなみに
遺言書をぜひ作っておいた方がいいのは、「子どもがいない夫婦」だそうです。
子どもがいない場合、相続人が両親(両親がいなければ兄弟)まで及ぶため、相続財産が住んでいた家しかない時など、残された妻が家を売ってほかの相続人への支払いを求められることもあるのだとか。
兄弟には遺留分はないため、遺言書で「財産は配偶者にすべて譲ると」しておけば、のちのちのトラブルは防げるそうです。

明日は、「寝たきり老人専用アパート問題を考えるシンポジウム」。
私も参加するために、土岐市まで行ってきます。

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