おひとりさまの安心生活講座〜かしこく使おう!任意後見制度

老人保健施設の支援相談員として、働き始めて3ヶ月目となりました。

日曜日と祝日はお休みなので、今日はひさびさの休日。
認知症を明るく描いていると話題の映画、「毎日がアルツハイマー」を見てきました。
上映していたのは、名古屋駅の新幹線側から出て3分ほど歩いたシネマスコーレという小さな映画館。
50人ほどでいっぱいになってしまう上に、上映が朝1回のみなので、満員で見られなくなっては大変と、上映時間の30分前に到着。上映開始の時にはすっかり満員になっていました。感想は、また書きますね。
今日は、今週末にある学習会の案内を書こうと、ひさびさにつないでいます。
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おひさりさまの安心生活講座
 〜かしこく使おう!任意後見制度〜
ひとり暮らしだったり、近くに頼れる身内がいなくても、高齢者が安心して生活するためには何が必要なのでしょうか

成年後見制度は、病気などで判断力が衰えても、代理人があなたにかわって、自分らしい生活を続けるための支援をしてくれる制度です。成年後見制度の中でも、まだ元気で判断力のあるうちに契約できるのが、「任意後見制度」。

もしも、介護が必要になったら…、など漠然とした不安を抱いている方、将来の不安に備えて、任意後見制度について学んでみませんか。講師に、成年後見に早くから取り組んでいる司法書士会「リーガルサポート」の松尾健史さん、NPOをたちあげた石川徹さんをお迎えして、実際の支援状況などについて、お話を伺います。ぜひお気軽にご参加ください。

 講師: 松尾健史さん(司法書士・リーガルサポート愛知支部支部長)

     石川徹さんNPO法人「名古屋成年後見センター」理事長)

 日時: 20121013日(土)午後130分〜4時

 場所: 名古屋市女性会館・視聴覚室

     (地下鉄名城線「東別院」1番出口から徒歩3分)

 主催: 介護施設と地域を結ぶ市民の会

 定員: 先着100

 資料代:300円(当日会場受付でお支払いください)

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だれでも参加歓迎の気楽な勉強会です。どうぞお気軽にご参加ください。

参加希望の方は、右上の「メール送信」から、お名前と連絡先をお知らせください。

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温泉に浸かって休養中です

温泉に浸かって休養中です
ブログ更新もずいぶんしないままで、申し訳ありません!
社会福祉士の試験に無事、合格し、先月から老人保健施設で働き始めるなど、バタバタしていました。

現在、長野県の温泉に泊まっています。
いろいろあって、こんなにのんびり過ごすのは久しぶりです。

旅行から戻ったら、ぼちぼちブログ更新しますね。

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介護保険サービスも医療費控除ができる?!

確定申告は終わりましたか。
在宅でヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスを使っている方、使っているサービスによってはその費用を医療費控除に入れられることをご存じでしたか。

じつは、家で両親の介護をしている友人から、
「訪問看護や訪問リハビリなどの医療系サービスを使っていると、ほかの介護保険の費用も医療費控除できるって聞いたんだけど、知ってる?」
と、聞かれたことがきっかけで、調べてみました。

で、わかったこと!

訪問看護や訪問リハビリ、通所リハビリ(デイケア)、居宅療養管理指導を、1ヶ月に1回でも利用すれば、訪問介護やデイサービス、訪問入浴などの利用負担額が医療費控除の対象になり、確定申告の時に戻ってきます。

医療費控除は、かかった医療費から10万円(所得が200万円以下の場合、所得の5%)を差し引いた残りの1割が税金から還元されます。
この10万円以上という金額は、生計を一緒にしている家族全員の医療費を合わせたものです。

医療費控除というと、病院にかかった金額だけと思いこみやすいので、年間10万円を超えないから関係ないと思っている人も多いのではないでしょうか。
介護が必要な家族がいる場合、病院での費用のほかに、介護保険で負担した費用も、この10万円に入れて計算できるかもしれません。月々の介護保険の自己負担分を入れたら、年間10万円を超えて、税金が戻る形で金銭的な負担軽減がはかれるかも…。

くわしくは、下記の国税庁のホームーページで紹介しています。
医療費控除の対象となる介護保険制度下での居宅サービス等の対価

ちなみに、医療費控除ができない介護保険サービスだけ、以下に記しておきますね。

医療費控除の対象外となる介護保険の居宅サービス等
認知症対応型共同生活介護【認知症高齢者グループホーム】
介護予防認知症対応型共同生活介護
特定施設入居者生活介護【有料老人ホーム等】
地域密着型特定施設入居者生活介護
介護予防特定施設入居者生活介護
福祉用具貸与
介護予防福祉用具貸与

上記以外の介護保険サービスは、医療費控除ができるかもしれませんので、検討してみてくださいね。

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元気なうちに知りたい「任意後見制度」

ひさびさのブログ更新で、すいません。
今週末、東郷町で、任意後見制度の勉強会を予定していますので、そのご案内です。

◎元気なうちに知りたい「任意後見制度」
まだ元気で判断力があるうちに、自分の人生のラストステージを考えてみませんか。
判断能力が失われてからの法定後見制度と違い、任意後見制度は自らの意志を自分が選んだ人に託すことができます。
まだあまり知られていない任意後見制度について、尾張東部成年後見センターのスタッフにお話していただきます。どうぞお気軽にご参加ください。

日時/3月10日(土) 午後1時半〜3時半 
場所/いこまい館・会議室B
参加費/200円(会場費)
主催/老いも安心まちづくりの会

事前の申し込みは必要ありません。
友人を誘っての参加も歓迎です。
ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。

※尾張東部成年後見センターは、瀬戸・尾張旭、長久手、日進、東郷、豊明の5市1町が補助金を出し、NPO法人が運営しています。
くわしい案内は、http://owaritoubu-kouken.net/ をご覧下さい。

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認知症の本人支援を学んでみませんか

2003年に、『私は誰になっていくの?-アルツハイマー病者からみた世界』という本を執筆し、認知症になった自分の経験や思いを訴えた、オーストラリアのクリスティーンさん
その後、日本でも認知症を患う本人が自分の思いを語ることが増えてきました。

認知症になったら何もわからない、というのは誤解です。
認知症になった本人は、自分の異変に傷つき、不安を抱き、苦しんでいます。

そんな当事者の思いを受け止め、当事者同士で語り合う場を作る試みが、日本のあちこちで始まっています。
東郷町でも、そんな場を作っていきたいと考え、認知症の本人支援について勉強する機会を設けました。

興味のある方は、ぜひお気軽においでください。

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認知症の本人支援を学んでみませんか

認知症で苦しむ本人に寄り添い、ともに考える
〜認知症の人が中心となった「つどい」の場をつくろう!〜

オーストラリアのクリスティーン・ブライデンさんをはじめ、多くの認知症の人自身が、自らの気持ちを語るようになって、認知症ケアの常識も変わってきました。
認知症の人は何もわからないわけではなく、本人自身が深い孤独感や不安感に苦しみ、だれかの役に立ちたいと思っていることがわかっています。

認知症を地域で支える応援団「えがお」では、認知症で苦しむ本人に寄り添う支援を行うために、認知症の本人支援について勉強会を企画しました。
認知症ケアにかかわっている方はもちろん、認知症に関心のある方など、どうぞお気軽にご参加ください。

 日時 : 8月26日(金)夜7時〜9時
 場所 : ハートケア東郷デイサービスセンター
     (東郷町諸輪字北山158番地140 電話0561-32-1935)
 講師 : 「認知症の人とみんなのサポートセンター」沖田裕子先生 
 参加費 : 500円 
 主催 : 認知症を地域で支える応援団「えがお」

 申し込み : 氏名・連絡先を明記し山下まで、ブログ右上の「メール送信」から、お申し込み下さい。

認知症を地域で支える応援団「えがお」へのお誘い
認知症になっても、だれもが安心して人間らしく、住み慣れた地域で最後まで幸せに過ごせる社会をつくることを目標に活動している、ボランティア団体です。
認知症になっても地域で支え続ける、やさしいまちが実現するよう、一緒に活動してみませんか。興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

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看取りまで在宅を支援〜横浜市の小規模多機能「ふくふく」

ふくふく
写真は、横浜市にある小規模多機能型居宅介護「ふくふく寺前」の外観。
訪問看護を行っている「在宅ナースの会」が母体となって立ち上げた小規模多機能です。

住み慣れた家で安心して暮らし続けるために、平成18年から介護保険の地域密着型サービスとして始まった「小規模多機能型居宅介護」。
運営自体がなかなか難しいといわれる小規模多機能で、看取りまで行うところがあると聞いて、横浜市まで取材に行ってきました。

「ふくふく」の取り組みは、読売新聞でも紹介されていたので、以下に引用しますね。

------------------------(ここから引用です)----------------------

小規模ケア 看取りも含め在宅で
(2011年7月12日 読売新聞)

基本はかかりつけ医との連携
 高齢になると、介護も医療も必要になることが多い。小規模多機能型の介護施設が、「在宅生活を支える」という本来の役割を発揮するには、医療との連携が欠かせない。医療ニーズの高い人の受け入れ態勢を整え、看取みとりも含めて対応する事業所も出てきている。

多様なニーズ対応
 横浜市の住宅地にある小規模多機能型ハウス「ふくふく寺前」には、気管切開や、腹部の穴からチューブで栄養液を注入する「胃ろう」などで、医療的ケアを必要とする利用者が多い。介護保険の「小規模多機能型居宅介護」の指定事業所で、「通い」「訪問」「泊まり」を組み合わせて提供し、在宅生活を支えている。

 「点滴終わりましたよ。気分はどうですか」。泊まり用の個室で、男性利用者(80)にスタッフの看護師が声をかける。男性は重い認知症で、栄養剤の点滴と酸素吸入を受けている。平日の日中はデイサービスを利用し、うち4日はそのまま泊まる。家族の負担を考慮した結果だ。病院の受診を拒むため、近隣の医師に往診を頼んでいる。

 「ふくふく」を運営するのは、看護師の小菅清子さんが代表を務める「在宅ナースの会」。長く訪問看護などに携わってきた小菅さんは、お年寄りを終末期まで地域で支えるには、多様なニーズに臨機応変に対応できる小規模多機能型施設が必要と考え、開設した。

 医療ニーズに対応するため、介護保険の基準では1人の看護師を2人配置。介護職員にも、利用者の体調のチェックポイントや予想される状態変化、看護師に連絡するタイミングなどを細かく伝える。「緊急時の判断は看護師の役割ですが、利用者と接する機会の多い介護職員が常に医療的な視点を持ち、小さな変化に気づけることが大切。医療機関への連絡も的確になり、連携がスムーズになります」と小菅さんは説明する。

 協力病院もあるが、基本は利用者のかかりつけ医との連携。気付いたことや提案があれば、すぐに連絡・相談する。その積み重ねで、地域の様々な医療機関との信頼関係を築いている。

 運営母体の「在宅ナースの会」に訪問看護ステーションがあるのも強み。利用者の状態などの情報共有がしっかりでき、急な看護師の派遣にも応じてもらえる。小菅さんは「介護と看護が適切に提供できれば、終末期まで地域で支えることが可能です」と強調する。

医師の協力で実現
 千葉県松戸市の宅老所「ひぐらしのいえ」は、介護保険のデイサービスと、保険外の「泊まり」を行う小規模施設。看護師の安西順子さんが8年前に開設した。気管切開や胃ろう、がんの終末期の利用者も受け入れ、看取りの経験も多い。

 看取りも含めた医療対応が可能なのは、市内にある在宅医療専門の「あおぞら診療所」との緊密な連携があるからだ。医療的ケアが必要な利用者の大半がかかりつけ医としている。何かあれば、同診療所や併設の訪問看護ステーションが24時間対応してくれる。

 長期宿泊や終末期の利用者を受け入れる際には、緊急時の対応について家族と医師を交えて話し合い、救急車を呼ぶかどうかなどを決めておく。「在宅支援に理解のある医師が地域にいれば、介護職員も不安なく終末期までのケアができる。看取りの経験を重ねることで、職員も成長しました」と、安西さんは話す。

「複合型」介護保険に
 介護と医療の連携強化の一環として、厚生労働省は来年度から、小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせた「複合型サービス」を介護保険に導入する。介護と看護を一体的に提供し、医療ニーズの高い高齢者の在宅支援を充実させるのが目的だ。ただ、看護師の確保や役割分担の難しさを指摘する声もあり、実効ある仕組みへの工夫が求められる。

-----------------------(引用ここまでです)---------------------

「ふくふく」では、胃ろうや気管切開、がんの末期患者など、医療的措置が必要な人も受け入れていました。
認知症の症状のために個別の対応が必要な人は、2階にある個室でスタッフが1対1でつきそうなど、きめ細やかな対応をしているのが印象的でした。

とりわけ印象に残ったのは、どんな人でも見捨てないという覚悟です。
重い認知症で、家でも家族に対して手が出てしまう男性利用者が、「ふくふく寺前」を利用することになった時のこと。
対応するスタッフはあざだらけ。けがをして入院するスタッフまで出てしまうという事態になった時にも、「ここで、わたしたちが利用をことわったら、家族がつぶれてしまう。なんとか工夫してがんばりましょう」と、あきらめずに対応しつづけたといいます。
最初は、「トイレに行きませんか」と声をかけるだけで、怒って手がでる状態だったのが、1年たつうちに、笑顔をみせて一緒にトイレに行ってくれるまでになったのだとか。
「これで、もうどんな人が来ても、自信を持って対応できます」
と笑顔で話してくれるスタッフのみなさんが、輝いて見えました。

通常のデイサービスや、訪問ヘルパーでは、対応が難しい。
そんな場合に力を発揮するのが、「小規模多機能型居宅介護」です。

まだまだ普及していない介護サービスですが、もっと多くの人に(特に行政担当者に)知ってもらいたいと思います。

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豊明の無届け有料老人ホームで高齢者虐待か?!

今日の中日新聞の一面に驚きの記事!
愛知県豊明市の無届け有料老人ホームで、入所者の手首をベッド柵に縛り付けたり、介護放棄のネグレクトが行われていた容疑が固まり、愛知県警が捜索に入っているというのです。

中日新聞の記事は、以下のとおり。

--------------------------(以下、引用です)-----------------------

豊明の老人ホーム捜索 愛知県警、特養虚偽申請疑い

 愛知県豊明市で無届け有料老人ホームを運営する「中日看護センター」の女性経営者(70)が、特別養護老人ホーム建設をめぐって虚偽申請をしていた疑いが強まり、愛知県警は有印私文書偽造・同行使の疑いで、施設や経営者宅などを家宅捜索した。捜査関係者などへの取材で分かった。
 施設は以前から、入所する高齢者を放置する虐待(ネグレクト)などをめぐる告発などが相次いでいた。県警は本件容疑を固めるとともに、施設の運営実態を慎重に調べる。
 虐待の告発を受け、県や豊明市などが2007年から調査。名古屋法務局は09年3月、経営者の指示で従業員が入所者の手首をベッドの柵に縛り付けていたほか、部屋の外から鍵をかけて閉じ込める虐待があったと認定。必要な措置を取るよう豊明市に通告していた。
 豊明市によると、06~09年に少なくとも入所者18人が死亡している。捜査関係者によると、検視や司法解剖はされていない。
 県警への取材では、経営者は昨年夏ごろ、名古屋市緑区で来年7月に開設する特養ホームの建設を申請した際、入所者の口座残高を示す書類を自分の名義に書き換えて、市に提出した疑いが持たれている。書類は自己資金を示すために必要という。
 こうした事件は普通、知能犯罪を受け持つ捜査2課が扱うが、今回は殺人や傷害致死、虐待死などの事件を担当する捜査1課が主体となり、押収資料の分析などを進めている。捜索は13日に実施した。
 施設は豊明市前後町と間米町の2カ所にある。市によると、デイサービスなどの介護機能を備えており、老人福祉法の届け出はないが、実質的に有料老人ホームだった。捜索時に14人が入所していたが、市などが他施設への全員の転居を進めている。
 経営者の親族で、センター取締役は取材に対し「警察の調べを受けており、お話しできない。迷惑をかけたので施設は閉鎖したい」と話した。経営者は取材に応じていない。
 
【無届けの有料老人ホーム】 
国の制度改革で病院や介護施設にいられなくなった高齢者の受け皿として、全国で急増した介護や食事付きの高齢者向け入居施設。無届けのため行政の監視が行き届きにくく、ケアの質などをめぐるトラブルが目立つ。中日看護センターは株式会社で、豊明市間米町に鉄筋3階建て(2000年開設)と同市前後町に同7階建て(03年開設)の2施設を経営している。

(中日新聞 2011年7月24日 10時05分)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011072490100520.html

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もう少し詳しい記事が、別の面に掲載されていたので、そちらも以下に転載します。

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3年半で18人死亡 豊明の老人施設捜索

市「短期間で以上」 
介護放棄 預金管理も不透明

 愛知県警の家宅捜索を受けた同県豊明市の中日看護センターが運営いる無届け老人ホームでは、必要な介護を放棄する虐待や、不透明な財産管理に関する告発が相次いでいた。行政は高齢者への待遇を問題視し、施設内で死亡した入所者数の多さを指摘した。超高齢社会を迎え、施設不足で行き場を失い、たどり着いた「介護難民」たち。センターで一体、何が起きていたのか。

 「出される食事はおかゆばかり。体重が半分の40キロに減った」
 2008年、センターに入所していた男性=当時(66)=は、立ち入り調査に入った豊明市の担当者に空腹を訴えた。女性入所者は「汚れたおむつが部屋に放置されたまま」と証言した。
 4年前、認知症の母親を2ヶ月半、入所させた県内の女性は本紙の取材に対し「面倒を満足に見ないためか、最初の3週間で筋力が衰え、階段を満足に上り下りできなくなり、認知症も進んだ」と話す。3年前まで職員として勤務していた女性も「お年寄りの背中が床ずれで、血で真っ赤なのに、経営者に「水道水で洗って、おむつを当てれば良い」と指示された」と話した。
 豊明市などによると、2007年にネグレクト(放置)などを指摘する施設職員らの通報が始まり、市議会でも問題が取り上げられた。
 立ち入り調査は10回前後に上り、一部の部屋で外から鍵がかけられていた事実が発覚。名古屋法務局の虐待認定に加え、市も2009年、「夜間の施錠は災害時に重大な結果を招く」として、職員の増員などによる改善を経営者に求めた。
 施設が入所者の預金口座を管理していたことでも複数の通報があった。入手時に通帳や印鑑を施設に預けたままとなり、支出や残高への充分な説明がなく、市に不安を漏らす入所者もいたという。
 だが、市は施設が無届けであるため「実態把握は困難」と説明。虐待が「ないとは判断しがたい」との見解を示した。3年半で18人の死亡を確認した調査結果を受け、市の担当課長は「短期間に集中しすぎており、こうした施設としては以上だ」と指摘している。

無届け老人ホーム 介護難民の「受け皿」に
待遇 文句言えず

 中日看護センターは本来、老人福祉法上で「有料老人ホーム」に分類されるが、県への届け出をせず、職員体制の適切さなどをチェックされないまま運営されてきた。問題の背景に正規施設が慢性的に不足し、無届け施設が、行き先のない「介護難民」の受け皿となっている現状がある。
 センターは「介護対応型アパート」を自称し、建前はあくまでアパート。だが県は、高齢者が入所し、食事なども提供される実態を「有料老人ホームにあたる」と判断。基準を満たして届け出るよう再三、指導してきた。
 無届け施設が問題となったのは2009年、群馬県渋川市の施設「たまゆら」で10人が死亡した火災。行政の監視が及ばず、防災や当直体制が不十分だった。厚生労働省によると、今も全国に248、愛知県には6の無届け施設がある。
 たまゆら火災は、介護する家族がおらず、届け出施設などから厄介がられる重い認知症患者や生活保護受給者らが集まる「現代の姥捨て山」という側面でも注目された。中日看護センターにも同じ図式が当てはまる。
 国は2006年の医療制度改革で、長期入院用の病床の削減を打ち出した。診療報酬も長期より短期の方が稼げるため、患者は早期退院を求められた。
 だが受け皿となる特別養護老人ホームなどは足りないまま。この結果、介護難民が無届け施設に向かった。豊明市によると、同センターでも国立病院などの紹介で入所した人が少なくなかった。
 日本福祉大中央専門学校の渡辺哲雄専門教員は「追い出されれば、ほかに行き先がないので、無届け施設の待遇に文句が言えない。介護難民が生まれる仕組みを国がつくってきた。似た問題は各地にあるはずだ」と指摘している。

--------------------------(引用は、以上です)-----------------------

新聞記事の文中に、「介護難民が無届け施設に向かった」という表現がありますが、介護が必要な本人が望んで無届け施設に入ったのでしょうか?
そこに入ることを望んだのは、その人が入院していた病院のソーシャルワーカーだったり、家族だったりしたのではないのでしょうか。

市民ボランティア団体「介護施設と地域を結ぶ市民の会」で、愛知県内の住宅型有料老人ホームを調査した時に、古いアパートの一室に何人ものお年寄りを入れている、環境の劣悪な施設をいくつかみました。
そうした施設に「入所している人はどうしてこちらに?」と聞くと、どこも口を揃えて、「病院や行政の生活保護担当からの紹介がほとんどです」と、答えてくれました。
行き先が劣悪でもかまわず紹介して入れているのは、だれなのか。
その責任の所在を明らかにしてほしいと思います。

介護の質を保証する責任は、各市町村の行政職員にあります。
豊明市は立ち入り調査をして、2009年に「虐待がある」と気がついたにもかかわらず、それから2年間も放置していた責任があるはずです。
虐待のはてに亡くなった高齢者は、もう生き返ることはありません。

必要悪だからしかたがない、家族の助けになるのだからいいだろう、などといって逃げていてはいけないのだと、痛切に思います。

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在宅介護の切り札となるか?〜名古屋市の小規模多機能型居宅介護の現状とは

介護が必要になっても、安心して住み慣れた自宅で暮らし続けるために、新しく介護保険のサービスとして作られた「小規模多機能型居宅介護」。
まだまだ、あまり知られていない介護サービスですが、認知症になったり、重度の要介護状態になった場合でも、自宅で暮らし続けたい人には、とても力になれる可能性をもったサービスなのです。

市民ボランティアグループ「介護施設と地域を結ぶ市民の会」では、9月から愛知県内にある小規模多機能型居宅介護事業所に対して調査アンケート&訪問調査を実施する予定です。

この調査に先立ち、名古屋市の小規模多機能型居宅介護の現状を学ぶ学習会を企画しました。
どなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。

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在宅介護の切り札となるか?
〜名古屋市の小規模多機能型居宅介護の現状とは

住み慣れた自宅で暮らし続けるために新設された介護サービス「小規模多機能型居宅介護」。
名古屋市の現状について詳しく話を聞いてみませんか。
当日は、名古屋市役所で小規模多機能型居宅介護事業所の許認可や指導監査を担当している、名古屋市健康福祉局介護指導課の職員をおまねきして、現在の状況と今後の方針についてうかがいます。

日時:7月26日(火)午後2時〜4時
定員:15名
場所:名古屋市役所東庁舎 地下1階・和室
講師:名古屋市健康福祉局介護指導課 角幸一さん

※定員が少ないため、参加希望の方は、氏名・連絡先を明記の上、必ず事前に右上の「メール送信」から、お申し込み下さい。

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学習会の打ち合わせで、名古屋市の小規模多機能型居宅介護の許認可について、名古屋市役所に聞き取りに行ってきました。
小規模多機能型居宅介護事業所は4月1日現在で、名古屋市内に48箇所。そのうち、単独型が11箇所、グループホームと併設が24箇所とのこと。
利用者がいなくて休止となった事業所もあるそうです。

くわしい話が聞きたい方は、ぜひ学習会にお越し下さいね〜。

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今週末は東京に行ってきます

住み慣れた家で介護を受けながら、最後まで暮らしたい。
そう願う場合に、ぜひ地域で欲しい介護サービスが「小規模多機能型居宅介護」です。

小規模多機能型居宅介護は、市町村ごとに許認可される地域密着型サービスのひとつ。
自宅で暮らし続けることを支援するために、通い、泊まり、訪問の3つのサービスを、同じ介護スタッフが柔軟に提供する新しい介護サービスです。

残念ながら、わたしが住む東郷町にはまだないのですが、認知症になっても安心してまちで暮らし続けるためには欠かせない介護サービスだと思います。

愛知県には100カ所ちかくの小規模多機能型居宅介護事業所があります。
これを、わたしが所属している市民ボランティア団体「介護施設と地域を結ぶ市民の会」で、夏ごろからアンケート&訪問調査をする予定なのですが、ひとつ疑問がありました。

はたして、小規模多機能型居宅介護で、看取りまで支援できるのか。

この疑問を解消してくれそうなのが、東京にある小規模多機能型居宅介護事業所「ユアハウス弥生」です。
個別支援を徹底しながら、最後まで家で、を支援しているとか。
どのような支援をしているのか、実際に見てこようと思っています。

ユアハウス弥生の見学について、運営している飯塚裕久さんにお願いのメールを出したところ、週末に行われるイベントにパネリストで出るというお知らせが届きました。
以下にお知らせしますね。

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緊急企画!!
こんなときだからこそ、ケアマネジメントを語り尽くそう!

「介護保険ケアマネジメントの再生を目指すつどい」のご案内

さる4月5日、介護保険法の改正案が今国会に上程され、5月31日、衆院で可決された。
同時並行で、6年に1度の診療報酬・介護報酬同時改定に向けた関係審議会の議論も始まっている。2012年4月から先、介護保険のケアマネジメントはどうなるのか? どうすべきなのか?

ケアマネジメント不要論まで飛び出すような「こんなときだからこそ」、
東日本大震災の影響冷めやらぬ「こんなときだからこそ」、
あえて東京に集い、情報交換や意見交換会を行う。
介護保険ケアマネジメントの再生を目指す、勇気ある方々の参加を募っている。

■日時:6月18日(土) 9:30〜

■会場:女性就業支援センター(旧「女性の仕事の未来館」)第一セミナー室

■語り尽くし人:飯塚 裕久さん(NPOもんじゅ代表)、ご本人・ご家族(交渉中)、塚本 聡(ケアマネジメントをみんなで考える会共同代表理事)

■資格:介護保険のケアマネジメントを語り尽くしたい人はどなたでも

■定員:先着60名

■参加費:1,000円(資料実費のみ)

■主催:ケアマネジメントをみんなで考える会

■申し込み・お問い合わせ:
〒353-0007 埼玉県志木市柏町3-11-13 三喜ハウス201号
フクモト社会福祉士事務所気付
「ケアマネジメントをみんなで考える会」(担当:福本麻紀)宛
電話&ファックス 048-487-2319

申込用紙
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気持ちよく東京に出かけられるように、これから通信教育の課題にとりかかります。
締め切りまで、あと3日。
がんばります。。。

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ぬくぬく老い支度講座「介護に役立つアロマセラピー」の案内

長い間、ブログをお休みしてしまい、すいませんでした。
充電を終えたところで、そろそろ再開しますね。

まずは、明日、予定しているアロマセラピーの勉強会のお誘いを。

香りの刺激は認知症の方にも効果的ということで、アロマセラピーのハンドマッサージなどを取り入れるデイサービスも増えてきています。
癒し効果も高いので、介護をしている家族や介護職にもアロマはおすすめ。
ということで、3ヶ月に1度、行っている「ぬくぬく倶楽部〜老い支度講座〜」で、アロマハンドマッサージを体験する講座を企画しました。
会員優先なのですが、まだ定員まで残席がありますので、ご紹介しますね。

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ぬくぬく倶楽部〜老い支度講座〜
介護に役立つアロマセラピー
癒しのアロマハンドマッサージ

今回の講座は、趣向を変えてアロマセラピーの体験教室です。
心地よい香りやハンドマッサージで、介護の疲れを癒してみませんか。
ハーブティーを飲みながら、講師の指導で、ペアになってハンドマッサージを行います。
アロマを使ったマッサージは、介護の現場でも応用できますよ。

講師/加藤ノリコさん(アロマテラピーアドバイザー)
日時/平成23年6月12日 午後1時半〜3時半
場所/名古屋市女性会館 第4研修室(地下鉄「東別院」から徒歩5分)
参加費/500円(ぬくぬく倶楽部会員は無料)
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※参加希望の方は、右上の「メール送信」から、氏名・住所・電話番号を明記してお申し込みください。

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老い支度勉強会「老後のすまいを考える〜欲しいサービスを自分たちで創るには〜」

来週の土曜日(5/14)に行う「老い支度勉強会」のお知らせです。
だれでも参加できますので、老後のすまいや介護サービスなどについて興味のある方は、ぜひご参加ください。

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老い支度勉強会
老後のすまいを考える
  〜欲しいサービスを自分たちで創るには〜

住み慣れた地域で安心して老い、最期を迎える。
そのために、わたしたちにできることは何なのでしょうか。
岐阜県恵那市では、住民が自分たちで出資しあって、地域にグループホーム「くわのみ」をつくりました。
そんな実例を交えながら、「くわのみ」をつくった繁澤正彦さんに、老後のすまいについてお話いただきます。
お誘い合わせの上、ぜひお気軽にご参加ください。

  講師: 繁澤正彦氏
     (「耕グループ」代表取締役、社会福祉士、認知症ケア専門員)
  日時: 5月14日(土) 午後1時30分〜3時30分
  場所: いこまい館・2階 会議室B
  主催: 老いても安心まちづくりの会(おいまち会)
  定員: 先着30人
  参加費:200円(支払いは当日会場受付で。会員は無料です)

※参加ご希望の方は、氏名・住所・電話番号を明記の上、右上の「メール送信」からお申し込みください。
   
☆「老いても安心まちづくりの会(おいまち会)」とは?☆
介護が必要になっても、住み慣れた自宅や、なじみの場所で、最後まで自分らしく尊重されながら暮らしたい。そんなあたりまえの願いを、だれもがかなえられる。そんなまちづくりをめざして活動する市民ボランティア団体です。

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介護保険は市町村によって保険料が違います。
それは、それぞれの自治体が実情に合わせ、そこで暮らす住民が望む老後の暮らしを実現するために、介護保険サービスの内容や量を決め、保険料を決定する仕組みだからです。

自分たちが望む介護サービスがなければ、行政に意見を言ったり、自分たちで勉強して提案していかなければ、安心して老いることができるまちづくりはできないと思います。

お上任せでなく、自分たちで考え、できることに取り組むきっかけになるような、勉強会にできればと思っています。
まちづくりや老後の暮らしについて、ぜひ一緒に考えてみませんか。

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東郷町議員としての活動は今日までです

ご報告が遅れましたが、わたし、山下りつこは、今回の町議会議員選挙には立候補せず、一市民として高齢者支援のNPO活動を行う道を選びました。

昨日おこなわれた、東郷町議会議員の選挙。
選挙公報や新聞報道を見て、何人もの方が、「山下さん、選挙でないの? どうして?」
と聞いてくださいました。
わたしの答えは、ただひとつ。
「議員としての仕事より、高齢者支援の活動に力を入れたいから」

困っている方に寄り添い、実際に手助けする活動をしていきたい。
介護保険や既存の福祉サービスではできない、けれども実際は必要な支援をしていきたい。
こうした高齢者支援のNPO活動を、行政と協働して行っていくためには、議員としての立場が妨げになってしまいます。
(一議員の活動に行政が力を貸すことはできませんから)
だからこそ、議員としての活動は任期がおわる今日で終了し、これからは、同じ思いをもつ人たちと一緒に、「老いても安心な東郷町」をつくるために活動していきたいと思います。

昨日の選挙で、新たな東郷町町議会議員が選ばれました。
 東郷町議会議員一般選挙開票速報 

現職が13人、新人3人 の計16人。

どのような議会になるのか、今後は住民として見守りたいと思います。

議員としての山下りつこを応援してくれた皆さま、本当にいろいろありがとうございました。
皆さまの支えや声援があったからこそ、たくさんの困難にもめげることなく頑張れました。
今後は、一緒に「老いても安心なまち」を創る仲間として、進んでいければと思います。

これからも、見ていてくださいね!

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